釣果
ニジマス 28~58cm 5尾
9月30日で渓流釣りは禁漁となり、自然河川での釣りは楽しめなくなった。 釣り師の中にはセカンドシーズンと呼び管理釣り場やキャッチ&リリース河川で釣りを楽しんでいる人も多い。しかし静岡県の一部は15日、31日まで楽しめる河川があり、関東近県からも足を運ぶファンも。もっとも渓流魚(アマゴ)は産卵を控えて口を使わなくなり貧果に終わることが多いのだが、わかっていても出掛けてしまうのは釣り人の性だろうか。
10月第二週は三連休、初日に静岡県富士宮市を流れる潤井川へ釣行した、近年はアマゴの釣果を聞くことが少なく代わりに大型のニジマス釣果が出ている潤井川だが果たしてアマゴは居るのだろうか。
竿出しは10時過ぎ、既に釣り上がってくる釣り人に聞くと放流魚が数尾釣れている様子。どこのポイントにも釣り人の姿が見えるので三番川で渇水ではあったが入渓することに、竿はがま渓流 本流スペシャルMHを使用し、ハリス0.25 号、餌はミミズで様子を伺う。ダメ元で好きなチャラ瀬に入るが反応は無く、クロカワ虫を採取して目先を替えるが小型の魚も反応しないため直ぐに転進した。
浅瀬が駄目なら深い淵を狙おうと、真逆のポイントを選択し水深のあるポイントへ移動、風が強く川底に餌を届けるのに苦労したが、投入点やオモリを調整して流していると目印を押さえ込むような魚信(アタリ)が出た。
餌はミミズの三尾掛け、他の人との差別化や魚に対してのアピール度を上げていたのも功を奏したのかガツガツと食っている、大場所でもあったため不意の大型に備えて竿は本流スペシャルⅡタイプHHの9.0㍍にハリスも1.25号に変更していたので余裕があったが、最初の1尾を確実に獲ろうと慎重にいなす。
竿はしなやかに曲がり、魚の引きにオートマチックに追従する。50cm位なら竿の角度に注意していれば確実に浮かす事もできるが、流れの中に逃げ込もうと言う魚はジャンプや力強い突っ込みて隙を見せればラインを切って行きそうな勢いだった。竿の性能を信じ無理なやり取りを避けていなす。徐々に体力を奪って寄せてきたが勝利の瞬間は予想以上の大きさにビックリ。タモに納まったのは58cmの幅広な魚体で風格ある精悍な顔つきの雄ニジマス、久し振りの良型で大満足の1尾となった。
その後同所で餌をローテーションして44cmを引き出したが、こちらもコンディションの良い魚体でサイズ以上の強い引きで楽しませてくれた。
竿とハリス等はそのままでオモリの号数を換えて瀬を探る、餌先行でミミズをフケさせるように流すと水温も上がり食い気が出たのかいきなり引ったくるような魚信で尺に足りない綺麗なヒレピンニジマスが竿を絞った。 その後も活性が上がったのか瀬から魚信が出る、サイズ的には尺弱と先程と同程度のサイズだったがヒレピンで抜群のコンディションで楽しませて貰った。
この日はミミズをメインに魚信を探し、房掛けすることでアピール度を上げ、また餌を交換する事で目先を替えて食わせる作戦がはまった。
思わぬ良型ニジマスも飛び出し幸先良い連休スタートとなったが、狙いのアマゴはまたもお預けだった。静岡県の潤井川や芝川は15日まで漁期があるのでシーズンを締めくくる納竿釣行など如何だろうか。
タックルデータ
- ライン
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本流スペシャルMH使用時はハリス0.25号
HH使用時はフロロカーボン通し仕掛け 1.25号
- エサ
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ミミズ、ブドウ虫、クロカワ虫
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