FRESH WATER

【渓流】冨田真規(岐阜県 中津川市)

2020-08-19

渓流

冨田真規

釣行日2020/08/02 場所岐阜県 中津川市 木曽川支流 付知川

釣果

アマゴ 20cm〜29cm 5匹

ようやく梅雨が明けました。空も高く、雲も夏の形になりました。長かった梅雨の影響で川も高水を維持しています。アマゴの好反応を期待して恵那漁業管内の付知川へ行ってきました。

6時少し前に道の駅花街道より少し上手の瀬へ入川しました。予想通りの高めの水量に顔が緩みましたが、川原の砂地にはいくつもの足跡が。誰でも考えることは同じみたいです。

沈み石の周りを狙って何回か仕掛けを送ると目印の消し込まれる派手なアタリがありました。23cmくらいの綺麗なアマゴがタモに飛んできます。しめしめと思ったのもつかの間、後が続きません。いくつかのキーホルダーサイズに混じって20cmクラスを釣ったころ、ようやく待ち人がやってきました。この日の同行は盟友の吉村政治テスター。羨ましいことに彼の家は付知川のほとりにあるんですが、近場の釣りにはときめかないのでしょうか、遅い起床に合わせてのご出勤です。

少し上手の彼お勧めの深瀬へ移動します。勢いよく落ち込んだ流れが大小の沈み岩に挟まれて深いトロ場を構成している様は、確かに大きいヤツが棲んでいそうです。スタンスに余裕がないので、代わるがわる釣ることにして竿は一本。まずは私が先攻しました。

重めのガン玉を付けて流心の底を探っていきますが反応は皆無。対岸側の砂地から駆け下る流れに乗せ、岩の手前にエサを導いたところでコツっとアタリ。合わせた竿は空を切り、見ていた吉村政治テスターが死ぬほど笑っています。

今に見ておれとミミズを付け直し同じ流れをゆっくりトレース。まったく同じ場所で目印がフワリ。今度はしっかりと鈎掛かりし、穂先は水面に突き刺さります。流れの強さも相まってかかなりの強引に思わずドヤ顔。竿を寝かせてじっくりと勝負し、手元に寄った魚は28cmの良型アマゴでした。付知川特有の白く太い魚体は美しさの極み。これだからたまりません。

今度は吉村政治テスターが竿を握ります。同じ流れに乗せながら少しずつ下流へ攻める範囲を広げていきます。同じようにしくじって笑われた後、彼の竿も大きく曲がり、やっぱりドヤ顔。アマゴの抵抗をゆっくりと楽しんでタモに収めると、さっきのとほぼ同サイズの良型。居るもんですね‥。再び順番が回ってきた私にももう一匹泣き尺の配当があり、大アマゴ3匹の釣果に大満足をしました。

このあと訪れたポイントでも20cm程度の散発はあったのですが、なんともしがたい当才アマゴの猛襲に閉口させられました。エサも尽き、楽しかった流れをあとにしました。

夏は渓流釣りのシーズンオフとおっしゃる大兄もお見えになりますが、冷たい流れに腰まで浸かって涼を求めるのもまた格別。密などどこにもないフィールドは心身のリフレッシュにはもってこいです。近場でもいいところはいっぱいありますね。

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