釣果
イワナ 40cm 1匹、アマゴ 15cm〜32cm 20匹
木曽路を釣ってきました。
今年の梅雨も前半はさっぱりでしたが、6月の末頃になるとまあよく降りましたよね。
でかけた6月29日も前日まで各地が雨で、竿が出せるか心配だったのですが‥。
福島辺りの木曽川本流はうっすら白いものが混じっていましたが、やや高の水量で釣りには適!早速支度して川原へ降り立ちました。
長い瀞を同行の山ちゃんと並んで流します。広大なド本流ですから元々頻繁にアタリがあるわけではありません。この日も始めてから小1時間はミミズに水遊びさせてただけでした。
沈黙を最初に破ったのは山ちゃん。大きく曲がった竿の穂先が水面に向かって何度も大きく拝みます。相手が只者でないことはすぐにわかりました。水底を潜水艦のように這い回る様は大イワナ独特のもの。上手く矯めて何度も寄せてはくるのですが‥、タモが小さいじゃん、山ちゃん!最後は砂地にずり上げて無事フィニッシュ。おー、40cmの雄イワナです。このポイント何度目かのチャレンジでようやく思いが通じた喜びを隠しきれない山ちゃんがそこにいました。
相変わらずミミズの水泳大会だった私にも、木曽の女神が微笑んでくれました。少しずつスタンスを下流に移しながら川底を掃くようにゆっくりと流していると、スーッと目印が沈みました。
あおった竿は満月です。水底で数度首を振った後一気に上手へ突っ走ります。そうはさせじと下手に竿を矯めると、敵は再び底で首を振り、今度は向こう正面へ。がま渓流 本流スペシャル H が美しい弧を描き魚の強引をいなします。水面で白い飛沫を散らすこと数回。タモに収まったのは尺1寸弱の砲弾のような大アマゴでした。
この後ポイントを変えて再び流れに対峙した私に、木曽の豊穣はもう一匹尺アマゴをプレゼントしてくれましたし、帰りがけに寄った付知川でも少々小ぶりでしたがアマゴの数釣りを楽しむことが出来ました。良い日だったよね?山ちゃん!
山深い木曽路は夏こそ渓流釣りの本番です。皆さんも涼を求めがてら訪れてみてはいかがでしょうか。



タックルデータ
- ロッド
- ライン
-
ライン 1号、ハリス 0.8号
- エサ
-
ミミズ、イクラ、ブドウ虫
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