釣果
サツキマス 37cm 1匹
10連休はいかがでしたか?
元号が令和に代わって2日目、長良川本流で竿を出しました。
途中の道中では、薄明かりの中早くも流れに立ち込む釣り師もチラホラ。対岸ではブッコミ仕掛けでサツキマスを狙う人も何人か見えました。
最初に竿を出したのは関地区でしたが、数匹の大ウグイと遊んだところで風が強くなり、ポイント替えを余儀なくされてしまいました。
美濃地区へ移ってみると、気になる風も小康状態。先行者にひとこと断って同じ流れの上流側に立ち込みました。1投ごとに半歩ずつ下流へ下がり、流れのヨレを丹念に探ります。川底をしっかり感じるまで錘を増やし、岩を噛んだ仕掛けを外した直後にコツンッとアタリ。竿は曲がって水面が炸裂。元気な手応えを見せながら流れを走り回るのは放流戻りのニジマスでした。尺は優に超えていましたがすぐに元の流れにお帰り願いました。
流れは下るほど深くなり、ウェーダーから水を汲みそうなほどに立ち込んで仕掛けを送ります。もうこれ以上は無理だなぁ‥、と思った瞬間でした。一番下竿にして、ほぼ水面と平行だった穂先がギュンっとばかりに引き込まれました。煽った竿はへの字を書いたままなんともなりません。困りました。下へはこれ以上行けないし、とりあえず片手で伸ばしてテンションを緩め、岸側にスタンスを移しました。
ラッキーなことに魚は上流側へ潜航してくれ、ようやく万全の体制です。がま渓流 本流スペシャル H 9.5(9.0)mが大きく弧を描き、暴れる魚の抵抗をいなします。じっくりゆっくり勝負をし、水面に寝たところをタモで一撃。37cmのサツキマスでした。白銀の太い体躯はいつ見ても惚れぼれしちゃいます。
このあとこちらも風が強くなり、屁タレな私はギブアップ。でもこの魚は一匹で満足できるんです(笑)!
肌寒い朝と汗ばむ昼を繰り返すこの時期、長良川のサツキマス釣りはシーズンを迎えます。長竿を振る人が本流のあちらこちらで見られるのはこの時期の長良川の風物詩、皆さんも仲間入りされてみてはどうでしょうか。
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