釣果
ニジマス 44cm ブラウントラウト 69cm
1月3日、平成29年度の初釣行に長野県長野市を流れる犀川殖産漁協管内へ釣行した。
正月休み中とあって実績ポイントには数多くの釣り人の姿が見える。同行者に犀川のレインボーを楽しんでもらうため、入渓者が居る事を承知の上魚影が濃いと思われるポイントへ向かう。
朝の冷え込みを避け入渓は9時過ぎ。既にポイントにはルアーマンと餌釣り師がいたが声を掛けてポイント上部に入らせて頂く。
愛用のがま渓流 ストリームマスタートラウト POWER P 9.5(9.0)にいつも通りフロロカーボン3号をセット。ハリも大型トラウトの強烈な引きにも安心してやり取りできるランカートラウト 12号をチョイスした。餌は筋子をメインにミミズ、マグロの切り身。先ずは手前の流れから探るが一向に魚信が出ない。
同行者が掛けている横で一人「蚊帳の外」となる。聞くとラインが1号との事。不安はあったがラインを1.5号、ハリをランカートラウトの10号に落とすと食って来た。
最初の一尾は50cm程のニジマスだったが数分のやり取りの後痛恨のハリ外れ。二本目は44cmのアベレージサイズのニジマスで放流後間もない魚体だった。
再びハリスを3号に戻すがやはり魚信が出ない状態に戻る。太糸で食わせられない技術の無さを痛感。もっと精進しなければと反省しながら竿を振る。
予定の終了時間まで30分となったのでハリスを1.5号へ戻して探っていると微かに反応があった。この日は筋子が当り餌で新しい餌に付け替えオモリを微調整しゆっくりと流していると魚信が出た。
数秒おいて合わせると竿は満月にしなり重量のある引きが緊張感を高めてくれる。50cmはあるだろうと思った魚体はことのほか重く、ラインが心配しながらも竿をしぼり弾力を生かそうとするが、沖の流芯へ入ってしまい万事休す。犀川クラスの大河川では10m竿が欲しいと感じながらズームを伸ばし腰上まで立ち込むが急深でそれ以上前に出られない。ギリギリの攻防でいなしていると竿のパワーの前に徐々に魚の力が抜けて来るのがわかった。少しずつ寄せる。反転し逃げようとする。魚に再び主導権を握られないように慎重に竿を操作し竿の弾力で魚を浮かせる。10分程やりあっただろうか、ようやくタモに納まった魚体は「三ツ口」となった精悍な顔つきのオスのブラウントラウトでサイズは69cm。
自己記録には届かなかったが、素晴らしい出会いが出来た釣行となった。時間を見ると約束の14時を過ぎていたため記念撮影後に流れに帰る姿を確認し竿を仕舞った。
写真1 雪の残る河原で夢を追う釣り人の姿。
写真2 思い思いの流れに竿を出す。
写真3 自己記録に迫るオスのブラウン。
写真4 丸々太った魚体はハラハラドキドキのやり取りを楽しませてくれた。
写真5 口元に刺さったランカートラウトは魚のパワーにも負けない強さを発揮してくれた。
タックルデータ
- ライン
-
フロロカーボン1.5〜3.0号 通し仕掛け、オモリ 6B〜1.5号餌 筋子、ミミズ、マグロ切り身
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