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FRESH WATER

秋風吹く千曲川へ。(長野県佐久市千曲川)

NEW2025-10-15

渓流

望月竜也

釣行日2025年9月30日 場所長野県佐久市千曲川(佐久漁協管内)

釣果

ニジマス33~53cm 2尾

渓流釣りシーズン最終日となった9月30日、長野県千曲川へ釣行。


綺麗な良型アマゴも釣りたいがパワフルに竿を曲げる魚にも会いたいと考え禁漁を迎える千曲川水系のニジマスをターゲットにあわよくば良型のヤマメもと欲張った。
気温は15℃程、秋を感じる風が涼しい早朝に実績ある佐久漁協管内のポイントで瀬の中の変化点を狙い実釣スタート。


竿は良型ニジマスのパワーにも負けず、滑り易い川床で魚のスピードに着いて行けない時も長さでカバー出来るよう本流スペシャルⅡ HH9.5を手にラインはナイロン1.5号通し仕掛け(全長10㍍)に鈎は「ギガリフト10号」をセット、餌はミミズとブドウ虫で探る。
オモリB号でスタートしたが流れ方から魚の食う流速ではないと判断し更に重くしBを2個付けに、一度流した瀬落ち付近を再度流し下竿で止めると餌が吹け上がったタイミングで抑え込む様な魚信が出た。
すかさず合わせを入れると重い魚の重量が竿を伝わり次に来る疾走を予感させた。流れを味方に付け底に張り付く魚を浮かせると一気に下流へ走ろうとする、胴までしっかり曲げ竿のパワーを生かして下流への疾走を止める。
体をくねらせハリを外そうとした魚は一転上流へ、巨大な尾鰭から発するパワーで瀬の中をガンガン遡上するが本流スペシャルが綺麗な弧を描き魚の疾走を停めると行き場を失った魚は下流へ反転、沈み石に巻かれないよう動きに注意しながらタモに引き込んだのは目標の二尺には届かないものの素晴らしい魚体の信州サーモン。 上顎にしっかりと刺さった鈎は何度も良型ニジマス相手に実績を上げており「刺さり良し」、「強度良し」、「キープ力良し」と三拍子揃った「ギガリフト」だ。
基本は釣った魚をリリースしているため魚へのダメージを軽減出来て飲まれても外しやすいと言う利点とメインに使用している「ランカートラウト」のカエシを潰し忘れる事も多いため、最近では本流釣りでの使用頻度が上がっている。
その後100メートル程下流にある本命ポイントまで細かく探るが魚はお留守のようで魚信なく場所を移動、車で大きく移動し下流部の瀞場へ入った。
流れ込みや流芯脇と慎重に探っていくと極遅い流れのなかで目印には出ない違和感を拾うと重量感が伝わったが竿を効かせた瞬間にハリス切れしてしまった。
時間を置けば来るかと仕掛けの張り替えや水分補給でポイントを落ち着かせるとブドウ虫のエキスだけを吸っているかの様な魚信の小型ニジマスが掛かり元気な動きで楽しませてくれた。
風が強くなってくる中で数カ所のポイントを巡ったが魚信を拾うことなく時間だけが過ぎた、最後まで胃がキリキリするような釣りになったが高感度な竿のお陰でお目当ての魚と出会う事が出来シーズンを締めくくった。

尾びれのデカさがパワーの凄さを物語る。

三拍子揃ったギガリフトは実績も高い。

流れが緩くなる場所で食ってきた。

綺麗な魚体のニジマスは小型ながら元気な引きで楽しませてくれた。

タックルデータ

ロッド

がま渓流 本流スペシャルⅡ HH 9.5m

ギガリフト 10号

ライン

ハリス ナイロン 1.5号  オモリ 2B〜6B相当

エサ

信州ミミズ(太虫)、ブドウ虫

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