釣果
ヤマメ23~25cm3尾、イワナ34cm1尾、ニジマス18~27cm8尾
山梨県の渓流釣り最終日前日となる9月29日に桂川へ釣行した。
今年は桂川への釣行が少なかったのだがシーズン終盤で楽しみたくなり、最終日前日だが平日なら少しは入る場所もあるかと車を走らせた。
平日だが人気河川のため釣り人は多く入渓予定1箇所目は餌の川虫を捕っただけで竿を出さず、他の釣り人と話しをしたが釣果どころか魚信も無いとの事で少々焦りが入る、移動した2箇所目のポイントは車が3台あり釣り人も数人居たのでスルー、3箇所目のポイントでは先行者はいる様子も近くに確認出来なかったので先行者の入渓から時間が空いていると判断し入渓した。
竿は桂川では定番としている「がま渓流本流スペシャルMH80-85」に桂川名物キロ鱒にも対応出来るようフロロカーボン0.4号のハリス、鈎はがまかつ「ナノアマゴ6号」でスタート。
餌のミミズを付け一投目から呆気なく魚信が出たがハリ掛かりが悪かったのかバラシてしまう。
餌をブドウ虫に換え相当送り込んで掛けるとずいぶん色の黒いと感じる放流物のヤマメだった。
浅いポイントからの反応だったため別の浅い流れを攻めるとこちらも放流ヤマメ、掛けるまでに二度程バラシ食い込みが下手な事が判明、鈎を「ハイパー渓流7号」に変更し少しでも掛かりが良くなるよう対応。
少し水深のあるポイントではニジマスが出たがサイズは今ひとつ、しつこく粘ると仕掛けの流れる速度が遅くなるだけの感度ない魚信で食って来たのは魚体の綺麗な25cm程のニジマスだ。
この日は風が強く浅場では仕掛けが吹け上がり流し難いが下流からの風向きのためオモリをG2+G3やG3を2個と言ったように微調整し竿先の操作も含め吹け上がらず根掛かりせずの微妙なバランスを取ると先行者の後でも食ってくる魚が居た。
餌はミミズ、ブドウ虫、クロカワ虫をローテーションして目先を変えながら探るが先行者が使っていなかったのかミミズの反応が一番良かった。
放流物のヤマメやニジマスが主体だったが、本流スペシャルMHの持つ魚の引きをしなやかに竿全体で受け止める特性のおかげで楽しむことが出来た。
反応も薄くなり退渓場所が迫り竿を畳もうと考えていたが釣り師の悪い癖であと一箇所、あと一投と粘りながら実績ある深場に到着。
ミミズを餌に注意深く探るが反応もなく払い出し、巻き返し、流れ込みと仕掛けを差し込むも目印に動きは出ない、諦めかけた時に違和感を感じて合わせると強烈な引きで竿が曲がる。
両岸にコンクリート構造物が入り川幅は3メートル程と狭く頭上には樹も張り出しているため気にしながら竿を操作し白泡の中を泳がせて体力を奪うがトルクのある力強い引きで抵抗をみせる魚体は確実に尺を超えている。
なかなか弱らず寄って来なかったが実はスレで掛かっていたためで空気を吸わせる事も難しく、寄せては走りを繰り返したが竿の弾力を生かして徐々に体力を奪うと強引に寄せてタモに引き込んだ。
丸々と肥ったイワナは34cmの良型でトルクのある引きが納得出来る魚体。
口で食わせる事が出来なかったが先行者も居る状況では警戒して餌に近づいていたのだろうと推測、最後に大捕物となったがヤマメ、イワナ、ニジマスの三種をコンプリート出来て竿を畳んだ。
ここ桂川は放流量も多く、湧水河川なので冬場も餌を食べるため解禁当日からコンディションの良い魚が顔を出す、今回釣れた魚達も冬を越し解禁事には更にパワーアップして楽しませてくれるだろう、是非挑戦して頂きたいと思う。
ナノアマゴ
A1 ハイパー渓流
キジスペシャル
放流魚ニジマスが多いがヤマメも混じった。
瀬や深みなど色々なポイントが点在する。
綺麗な魚体のニジマスは小型だが引きは強い。
強烈な引きの正体はスレ掛かりの尺イワナ。
タックルデータ
- ロッド
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がま渓流 本流スペシャル MH80ー85
- 鈎
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がまかつ ナノアマゴ6~7号、ハイパー渓流7号、キジスペシャル7~8号
- ライン
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ハリス フロロカーボン0.4号、オモリG3~2B
- エサ
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ミミズ、ブドウ虫、クロカワ虫
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