釣果
イワナ 16〜31cm 25尾、アマゴ 18〜23cm 5尾
ゴールデンウィークを前に釣友と富士川水系常葉川支流へ入渓した。今年の近年にない渇水は渓に行くのをためらうほどで、降雨後の好機を狙っていた。気温も上昇し魚の活性が上がったと判断しての釣行だ。
川に着いて水況を確認すると魚がかわいそうになるくらい水は少ない。一抹の不安がよぎる。まずは魚影を確認してからと同行の釣友と話し合い歩を進める。
暫く様子を窺いながら歩くと魚影を確認できた。所々に水深のあるポイントも見つけた。早速竿を出す。がま渓流 マルチフレックス 粋我 硬中硬 5.8mはポイントにあわせて長さを変えることができるので小渓での使い勝手に優れるお気に入りの一竿だ。
渇水ということもあり、ハリスは0.25号でスタートする。オモリはG3号のガン玉を打った。餌にブドウ虫を使用したためハリはA1ハイパー渓流 5号を選んだ。落ち込みの巻き返しに仕掛けを投入するとすぐに小気味良い魚信が出た。確実にハリ掛かりしているのを確認し一気に抜き上げる。タモに納まったのは20cmほどのイワナだった。幸先の良い一尾に思わず笑顔がこぼれる。
ポイントからできる限り離れて仕掛けを投入したいため状況に応じ竿の長さを変える。マルチフレックスは渇水の渓では大きな武器だ。イワナの魚信を次々と拾うことができた。数は少ないもののアマゴも顔を出した。
10時を過ぎ水温も上がってくるとブドウ虫への反応が鈍くなった。そこで餌をオニチョロに変えた。ハリも軸が細く刺さりの鋭いナノアマゴ 7号を選択した。このタイミングでハリスも0.4号に上げた。
日中は食いが落ちたが、ポイントを外さなければ魚信はあった。水深のあるポイントではオモリの調整で底を狙い、ヒラキに着いた魚は軽めのオモリで食気を誘う。
白泡を立てる落ち込みが目に入った。下手には岩盤のエグレもあり良型が付いていると判断し、新しい餌を変えオモリも微調整して投入した。沈んでいる枝を避けながら流すと小気味よい魚信だ。ゆっくりと食込むのを待ち、頃合いを見計らって合わせると今までにない重みを感じる。頭上の樹にも気を配りながら岩盤へ潜られないようやり取りする。がま渓流 マルチフレックス 粋我 硬中硬 5.8mが大きな弧を描き良型のパワフルな引きをいなしてくれた。数分後、無事タモに納まったのは尺を少し超える良型イワナだった。
会心の引きを味わい久しぶりの渓を堪能することができて大満足で納竿した。今後も釣り人を楽しませてくれることを願い上流へ運んだイワナをリリースして帰路に就いた。
タックルデータ
- ライン
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ハリス フロロカーボン 0.25号〜0.4号、オモリ G3〜2B
- エサ
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ブドウ虫、ミミズ、川虫
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