釣果
サケ オス 92cm 9.2kg
12月3日、4日で新潟県村上市の荒川サケ有効利用調査に参加した。
2日目の12月4日、この日は15cm程減水でスタート。魚の少ない今シーズンは夜の間にポイントに入って来た魚を朝一で釣ると15時頃までは沈黙してしまう事が多い。同行者に釣らせたいと言う思いから魚の付き場が判りやすい2番ポイントへ向かったが強風で仕掛けが思う様に流せない。しかし粘っていると一時間ほど経過してから待望の魚信があった。竿に重みが伝わった事を確認し二度、三度と追い合わせをする。底付近で泳がせながら徐々に岸際へ誘導、上流側に寝かせていた竿を下流方向へ反転させ魚の頭を岸へ向けると一気に勝負に出て岸へ寄せる。既に手中にしたと確信した次の瞬間に仕掛けが宙を舞う。掛った場所が薄かったのだろうか口が切れてしまいバラしてしまった。鮭釣りは岸際で同様の外れ方をする事が多いが自分の詰めの甘さを反省。
その後は同行者のサポートや休憩の合間に時々竿を振るが魚信は遠く魚が掛からない。遅めの昼食を取っていると上流側の浅いポイントに入っていた釣り人が帰って行った。ここは朝一から立ち込んでしまい浅瀬にいたであろう魚を散らしたため沈黙していた場所で、少し休ませれば魚が差し込んで来ると予測しその時に備える。仕掛けを換え数少ないチャンスを生かそうと準備。すると予測通りメス鮭が入って来たのが見えた。さらに数分後今度はメスを追ってオスが入り込んできた様で周囲を泳いでいる気配が感じ取れた。ここでメスを掛けない様注意しながらメスの周りを注意深く流す。時間は15時を過ぎゴールデンタイムに突入し期待が高まる。
しつこい位に流していると仕掛けが不自然に動き合わせを入れる。一瞬根掛かりかと言う感覚を覚えたが鈍く目印が移動した。しっかりと追い合わせでハリ掛かりさせると魚体が反転、その幅からオスと判った。一度は魚を落ち着かせ止めていたが沖へ出たがる魚に竿を極限まで曲げて耐える。泳ぎ方から推測しスレ掛かりと判ったが折角のチャンスを楽しもうと魚の動きに合わせ竿を操作。口掛かりではないため上流へ引き上げられず沖に出ない様に注意しながら下流へ誘導し、20m程下らせたが今度は一転上流へと走る。
バランスを崩しながらも必死に流れを上り返し竿を溜め沈み石を避ける。根に絡んでの高切れを回避し再び下流へ下げる。腰上まで立ち込み竿の角度を保ち徐々に寄せるがスレ掛りした魚は顔が水面を割らないため一向に弱る気配が無い。長期戦を覚悟し魚が気を抜く瞬間を待ち少しずつ岸際へ寄せるがサポートに回ってくれた釣り人の影に気付くと再び沖へ出よう反転する。そんなことを繰り返して10分程経っただろうか、竿尻を太腿にあて極限まで絞り込み取り込み完了。やり取りの最中に竿を上げ待っていてくださった周囲の方々にお礼を言う。
測定すると92cm、9.2kgと目標の8kgを軽くクリアするビックな一尾で記憶に残るやり取りが出来で満足。欲を言えばスレ掛りでなく口掛けで捕りたかったがそれは次の機会に期待。9kgを超えるサケとのやり取りに耐え抜いた愛竿に感謝して納竿した。
写真 記憶に残る一尾との記念撮影。
タックルデータ
- ライン
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ハリス フロロカーボン5号、オモリ 0.8〜2.5号、餌 サンマの切り身、イカタン(赤)
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