釣果
芝川:ニジマス 24cm〜30cm 3匹
各地の渓流が禁漁となった10月10日、午後から時間が空いたので富士宮市を流れる芝川へ釣行した。
静岡県下は10月中盤、河川によっては最終日(30日)まで竿を出せる河川があり、自宅近くの芝川も10月15日まで楽しむことができる。しかし三連休最終日の午後と言う事で釣り人も多く入り魚はスレているのを覚悟して入渓した。実績高い柚野地区に狙いを絞り竿を出す。
土曜、日曜と続いた雨で増水気味の芝川は餌の川虫が捕れず、ミミズとイクラの餌でスタート。外気温は21度と肌寒さは感じず、水温も15.6度とまずまずの条件で竿を振る。
竿は芝川で使い勝手の良いがま渓流 本流SPECIAL 8.0-8.5m。ハリスは大物対応のナイロンの0.5号、オモリはG2号でスタート。
流れの変化点を狙い最初のポイントで引き出したのは8寸(24cm)のニジマス。何度か魚信がありオモリをこまめに調整して食わせる事に成功したが、スレているのか乗せるまでには時間を要した。
その後は釣り下りで魚の居着く場所を推測しながら数カ所のポイントを攻めたが魚信は無い。場所換えして柚野橋下の瀬に入り直すとすぐに押さ込まれるような魚信と同時に一気に駆け下る引きを味わう。下流に下る魚をいなし、水面下に押さえ込むと今度は水面を割って魚体が飛び出す。ジャンプからニジマスと判るのだが、水量の増えた瀬で掛った魚は易々と軍門に下らず竿を満月に曲げ逃げようとする。いやいやする魚をイナシ足元まで誘導して一気にかたを付ける。タモに納まったのは30cmと芝川ではアベレージサイズのニジマスだったがコンディションの良い丸々太った一尾だった。
その後、瀬の中で一尾追加した。サイズダウンの9寸(27cm)クラスも元気の良い引きで楽しませてくれる。
時間の無い中でもう一カ所探ってみるものの微かな魚信はあるが先行者が居た為か二度目の魚信が出る事は無かった。
残念ながら芝川の代名詞である体高のある尺アマゴは出なかったが、楽しい一時を過ごすことができたので二時間程楽しんだ後帰路に着いた。
この芝川は前記したように10月15日までの漁期が設定されている。近くを流れる潤井川も同じ漁期となっていてこちらも後一週間楽しむ事ができる。
潤井川には前週の10月1日にも釣行したが、この時はアマゴ二尾を含んでニジマス主体に「つ抜け」の釣果だった。どちらも尺アマゴの実績高い河川なので、最終釣行の場所としてお勧めできる。渓流釣りが禁漁となった釣り場が多い中で釣りが楽しめ、更にはシーズンを締めくくるトロフィーを狙えるフィールドに足を運んではいかがだろうか。
写真1 瀬でかかった魚は竿を満月にしぼり必死の抵抗を見せる。
写真2 コンディションの良い芝川のニジマス、尺サイズに見えない体高が引きの強さを物語る。
写真3 潤井川では数釣りが楽しめた、ニジマス中心だが瀬から飛び出す魚は元気があり楽しめる。
写真4 潤井川のアマゴ。銀毛し始めているが朱点がはっきりと浮き出ている。例年ならば尺サイズがでる時期なのだが今季は少し小ぶりだ。
タックルデータ
- ライン
-
芝川:ハリス ナイロン 0.5号、オモリ G2号〜2B、餌 ミミズ、イクラ
潤井川:ハリス ナイロン 0.2号〜0.3号
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