釣果
アマゴ 15~30cm 30尾、イワナ 20~27cm 5尾
8月21日、湧水河川である山梨県南都留郡の桂川へ釣行した。
渓流釣りでは「夏ヤマメ一里一尾」と言う言葉があり、夏の水温上昇時は冷水を好む渓魚は活性が下がり釣果が乏しくなる。
最高気温が40度近くなる昨今は、釣りが更に難しくなっていると感じるが、安定した水温を保つ河川は魚との出合いも多く楽しませてくれる。
桂川はこの時期でも魚の活性が高く、チャラ瀬、トロ場、急瀬、淵等ポイントもバリエーション豊富、更に魚種もヤマメ、アマゴ、イワナ、ニジマスと多彩な河川、唯一の難点はいたるところに釣り人がいて、僅か数㍍の距離に入られることも多い点だろうか。
この日は、GFG会員のK君の希望で桂川公園付近に入渓、餌のクロカワを確保しようと水の中に手を入れると冷たすぎて魚の活性が心配になるほど、増水したのか餌も少なく持参のミミズをメインにクロカワの二本立てで行くことに。
竿は本流スペシャルMH80-85、ハリス0.5号、針はキジスペシャルの7号でスタート。 早瀬に入ったK君が小型のヤマメを掛けたのを確認して上手のポイントに入る。
するといきなり小型ヤマメ、続いて小型のイワナが掛かる、魚は小さいが餌が豊富な桂川らしい丸々と肥った魚体は今後が楽しみだ。
水温が低いのか良型は出て来ないのでポイント移動しトロ場で粘ったものの、23cm程のヤマメが元気よく竿を曲げた程度で名物キロ鱒や良型ヤマメの顔は拝めず。
再びK君と合流して落ち込みを狙うと8寸、9寸のイワナが連発もそれ以上のサイズアップは出来なかったため大きく場所移動した。
水温が低いのか、クロカワよりはミミズの食いが良く、ミミズ中心で釣りを組み立てる、数が狙えそうなポイントはローテーションで飽きさせないように、小型のアマゴ、ヤマメはポイントから素早く外し、下流で取り込む。
陽は高くなりジリジリとした暑さの中で丁寧に釣り進むと、使い慣れた竿にこの日一番の重みを感じる、圧しの強い急流で上へ下への抵抗を見せたのは良型のヤマメ、俊敏な魚の動きを柔らかい穂先で追従し、強烈な魚の引き込みは胴で受け止める、尺程度では魚に主導権を握らせず取り込める調子は使い込むほどに馴染み、程なくしてタモに入ったヤマメはジャスト30cm、うっすらと婚姻色のでた綺麗な魚体だった。
餌をクロカワ虫に変更、目先を換えると直ぐに魚信が、こちらもパワフルな走りで楽しませてくれたが、難なくタモ入れに成功、28cmと先程よりは小ぶりだが幅広の立派な魚体だ。
ここで暑さに力尽き納竿、 楽しませてくれた魚をリリースし帰路に着いた。
盛夏でも元気な魚が狙える河川であり、今後は産卵を控えた大型も期待出来る桂川、皆さんも釣行しては如何だろうか。
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