釣果
アマゴ38cm~35cm 4匹
仕事がキャンセルになったので少し前に友人の塚ちゃんが良いアマゴが遡上すると教えてくれた川に行くことにした。
家を出たのは前日の夜、現地に着いたのは23時が過ぎていた。ポイントを2箇所教えてれ、一か所目の駐車スペースには車が数台止まっている。
これは駄目だと思い、もう一つのポイントへ。するとまた車止まっているではないか。
教えてもらったポイントが先行者がいて入れず、自分で探してみることにした。
始めてくる川だから何も分からないのでGoogleマップを見て良さそうなポイントへ。所がまた車が止まっていた。
人気河川とは聞いていたがこれほどとは思わなかった。仕方なしに最初のポイントの側で寝る事にした。
目が覚めると5時半が過ぎていた。おにぎりを食べながら釣りを見ていた。
少し前の雨で良い感じがする。こんな所で釣りを見てる場合じゃないとGoogleマップを見てポイントを探して入川する事に。
すでに8時が過ぎていた。入川した場所はポイント的には良くないが竿を振ることに。
するといきなりアタリが23センチ位のアマゴが釣れた。尾ビレも綺麗で天然ものだ。
餌を付け再び流すと直ぐにアタリが出た。今度はヒレピンではない養殖物だ結局ここでアマゴを11匹とニジマスを一匹だった。
大っきい魚で27センチだった。
今日の狙いは遡上魚、ポイントを変える事に。
すると友人の塚ちゃんから電話が夜勤明けで疲れているのに来てくれると言う。
私が始めての川だから心配して来てくれるらしい。本当に感謝しかない。
そんな友人のためにも何とか一匹釣らなくてはと思っていると友人が
「下のポイントがもしかしたら、そろそろ空いてるかもしれないから行ってみな」
と言ってくれたので、もう一度下流のポイントへ、しかしやはり車が2台止まっていた。
少し様子を見てると2台とも出てきたのでラッキーと思い直ぐに車を止めて準備をしていると、車が次から次へと入ってくるではないか。
声をかけられ下の方に入っても良いですかと聞かれたので私は始めての川なので分からないのでどうぞどうぞと言って自分のポイントへ入った。
仕掛を流して行くがなんの反応もない、時間は11時過ぎている。
きっと自分の前に5.6人は入っているだろし魚もスレスレだろうし時間的にも悪いし、とにかく暑い言い訳ばかりを考えてる自分が嫌になってくる。
こんな事では釣れる物も釣れないと思い集中しなおしてオモリと水中目印を調整しながら食い波を探していく。
すると魚信が、餌のミミズが半分にちぎられている。魚がいると分かれば気合いが入る。
魚信から3投目にアタリが即座にアワセを入れると強烈な引き。本流スペシャルP75が満月のように弧を描く。
本命だ、間違いない。バラすものかと魚をいなしタモへ入れる。そこには綺麗な鱗をまとったアマゴが、その美しさにしばし見惚れてしまう。
計測をすると37センチあった。
何故こんなに人気河川なのかアマゴを見たら答えは出た。
がま渓流 本流スペシャル2
しばらくすると友人が現着
アマゴを見て良いアマゴだね釣れて良かったねと写真を撮ってくれた。
動画と写メを撮って元気のある内にリリース。この時点で2時がまわっていた。
私達は最初のポイントに移動した。すると釣り人が上がって来たばかりでポイントが空いていた。
友人の塚ちゃんは右岸側に私は左岸側にほぼ同時に竿を出した。このポイントも朝から人が入れ替わり立ち替わりで自分達が7.8人目になる。
魚は出せるのか本来は8〜9メートルの竿を使うポイントだが、自分は正確に仕掛の打ち込みができ操作性が良い7.5を選択した。
糸の流れ方が気にいらない。オモリを変え水中目印を調整しながらようやく仕掛が気持ち良く流れ出してくれた。
するとアタリが。アワセを入れると掛かったのは24センチ位のアマゴ。この仕掛で合っている証拠だ。
同じ様に食い波に餌を乗せ少し誘いを入れると目印が消えた。アワセ入れると強烈な引き。
草の根元に逃げこむがこっちは操作性の良い7.5。そうはさせるかと竿を絞り、草の根元から引きずり出し魚は力尽きタモに収まった。
言うまでもなく立派の遡上アマゴだ。計測をすると38センチ。塚ちゃんにガッツポーズした。
その後も食い波を攻略した私は35センチと36センチを出す事が出来た。塚ちゃんも良かった良かったと自分の事の様に喜んでくれた。
最初はどうなるかと思ったが、気付けば4本と好釣果。これも友人の塚ちゃんが良いポイントを譲ってくれたお陰で最高のアマゴに出会えた事は言うまでもない。
塚ちゃん眠くて疲れているのに来てくれて有難うと御礼を言って納竿した。

一匹目の37cm

二匹目の38cm

三匹目の35cm

四匹目の36cm
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