SALT WATER

【磯(底物)】稲垣喜久二(島根県 知夫村)

2014-07-08

磯(底・大物)

稲垣喜久二

釣行日2014/06/28 場所島根県 隠岐諸島 知夫村 知夫里島

釣果

石鯛55~60cm 3匹

今年から隠岐諸島知夫里島(チブリ)へのチャーター便が始まった事から、20年ぶりに知夫里に石鯛狙いで行ってきた。七類港からは1時間で知夫里に着くので定期船と比べると釣行時間が長く楽しめる事が非常に良いと思った。

知夫里港でサザエを持ち、船頭のお勧めもあり港から南へ約5分走った周囲1km程の島の南側の根が点在した場所に釣り座を決めた。船から降りる際に直径10mほどの根が横に3つ並んでいたのを確認できた。直径4cmのサザエの赤身を半分ハサミで切り、赤身から白身へと手持石鯛の18号で4個刺し、がま石 グランドバーサス 遠投 5.4mで迷わず根の真ん中の深くなった所に投げた。約90mで糸ふけを取り、約80mに仕掛けを落ち着かせた。10分後に上げるが白身も取られず、餌取りはまったくいない状況。だが、サザエ取りの漁師さんが「石鯛はいっぱいいる」と船頭に言っていたと聞いていたので、「必ず来る!」と迷いはなかった。

1時間後、竿を10cm押さえるアタリが出るがその後は竿先に変化はないため、上げてみるとカサゴがついていた。朝から潮は、沖方向から足元をかすめて右に流れているので申し分ない。10時になると、潮はさらに速くなり、足元で右に左にと方向を変える。と、グランドバーサスの竿先が、1m押さえ戻る。「来た!石鯛だ!」。また押さえ戻る。3回目は押さえて戻らない。「そのまま竿先が突き刺され!」と祈るが、世の中あまくない。

時折、ゴンゴンと竿先を揺らすアタリに変わる。隠岐ではよくある居食い?と思うが、さらに10分後、竿を持ち引いてみる。重量感はあるが魚が走ることがなかったので、リールに糸を巻き取ってから大きくあわせる。根ガカリのように重くゴンゴンと頭を振る。間合いを詰めるべく、リールでゴリ巻きすると30mで強烈に左側にしめこむ。竿でためると軽く浮いてきた。まずまずの縞目も鮮やかなメスの石鯛。無理はせずに竿をたてて、道糸をつかみひきずりあげる。60cmに満足。時合いを逃がしたくないため、水の入ったバッカンに放り込み、再投入する。

すぐに、ゴンゴンと竿先をたたき、ギューっと2番竿まで曲がり、戻る。次に竿もとまで曲がり、緩めのドラグからシュルシュルと糸が出た。竿と道糸を握り大きく合わせると、ゴンゴンと頭をふり抵抗するが、前回と同様にゴリ巻き。やはり30m強烈にしめこむ。竿でためて難なくきれいな銀わさをゲットする。58cmあった。さすがにオスの石鯛はアタリも強烈でひきも楽しめた。

後に55cmの銀わさをゲットして納竿の時間となった。

今回の釣行は、竿の出来の確認でもあった。遠投性については、細身であるため速いスイングができるため、エサ(4個のさざえ)は90mまで軽く投げることができた。小さなアタリも確認することができ、糸を送り込むことなく石鯛に違和感を与えなかったので居食いをさせることができた。パワーについても60cmの石鯛のしめこみを軽くかわすことができた。デザインもメッシュ構造がきれいで美しい。がま石 グランドバーサスはこれからもメインの竿として活躍していくだろう。

タックルデータ

ロッド

がま石 グランドバーサス 遠投 5.4m

手持石鯛 18号

ライン

道糸20号、テンビン 自作遠投テンビン、オモリ 6角50号、クレーンサルカン自作、ハリス ワイヤー37番19本撚り60cm首振り

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