釣果
アマゴ 16cm〜32cm 12匹(うち本流アマゴ 28cm〜32cm 2匹)、ニジマス 38cm 1匹
6月4日土曜日の早朝、本流アマゴを狙いに富士川の上流部となる釜無川へ釣行。知人の情報を頼りに開国橋と信玄橋の間に入渓した。
暫く続いた天気で水量は激減、水温も上昇している為か数kmに及ぶ区間に釣り人は誰一人いない。条件の悪さを考慮し、竿はがま渓流 春彩 硬中硬 6.3mにハリスは食込み重視でナイロンの0.3号、オモリはG2号でスタート。
流れの変化点を重点的に探り、魚の居着く場所を推測しながら3カ所のポイントを1時間程攻めたが魚信は無い。目印の見難さから太陽を背にしていたので警戒したのかと、今度は右岸から釣上ると瀬から深瀬になるポイントで違和感を感じた。
オモリを微調整し流芯直下に入るよう流すと誘い込まれるように目印が止まり水面下に沈んだ。刹那、軽く合わせた竿先に躍動感が生まれ水面下で身をよじりハリを外そうとする相手の存在に本命を確信。本流サイズの引きを楽しんだ。
タモに納まったのはアマゴの特徴である朱点を僅かに残す魚体で32cmのナイスサイズ。更にサイズアップを目論み同じ流れを攻めたが、首尾よく手にした二本目は28cmとサイズダウン。しかし銀鱗輝く魚体は本流らしい惚れ惚れする魚だった。
狙い通りに引き出した魚に大満足もここで移動。所用を済ませた午前11時、今度は50km以上離れた福士川の渓流域で竿を出す。
こちらも渇水で厳しい条件となっていたため、遠くからアプローチできる7mの竿にハリスは0.2号を選択。オモリも軽めの3号でスタート。ブドウ虫、ミミズと交互に使用しリリースサイズが多かったが300m程の区間で10尾程だった。竿を満月に絞り込む7寸クラスも数尾混じり楽しい時間を過ごす事ができた。
ここも一時間程で竿を仕舞い、再びの用事を済ませた後の勝負は潤井川で大型ニジマス狙いがま渓流 本流SPECIAL H 9.0(9.5)mにハリス0.8号で挑んだ。渇水&先行者有りの難しい条件だったが粘り勝ちで38cmのニジマスを掛けた。良型ニジマスの引き味を堪能する事ができた。
まさに駆け足で巡った三河川だが、状況に応じた竿、仕掛けを選択する事で釣果に繋げられる事を証明でき心地よい疲れを感じながら帰路に着いた。
釜無川は南アルプス市がサツキマスを戻そうと一昨年からアマゴを選別し放流している。また、回帰や時期、成長具合等も追跡調査しており情報を広く集めている。是非皆さんも釜無川でのサツキマス調査に協力して気持ちの良い引きを楽しんで頂きたいと思う。
写真1 超の付く渇水だった釜無川
写真2 銀鱗輝く本流アマゴ達
写真3 渓流域の福士川も水不足の状態
写真4 遊んでくれたのはパーマークも鮮やかなアマゴ達
写真5 南アルプス市ではサツキマスを流れに戻そうというプロジェクトが進行している。





タックルデータ
- ライン
-
ライン:ナイロン0.2〜0.3号(ニジマスはフロロ0.8号)、オモリ:G3〜G1号(ニジマスは2B〜4B)、餌:ミミズ、ブドウ虫
望月竜也の関連レポート
-
2022-05-31
増水後の好条件に期待して。
5月15日、前日の雨で増水を期待し富士川水系の常葉川へ向かう。 現地に着くと殆ど水位に変化がなく期待薄の状況で転進を決める。 あちこち見て回ったが、最終的にホームグラウンドの福士川へ移動、こちらはそこそこ水量もあったので […] -
2022-05-31
数釣りにこだわった一日。
今シーズンは色々な方々と釣行する機会が多く、初めてアマゴを手にして満面の笑みで喜ぶ姿や、厳しい条件下でようやく掛けた魚を見る優しい笑顔を見ていて、改めて魚を釣ることの楽しさ、大事さに気付いた。私の原点である渓流域の釣りに […] -
2022-02-21
一粒で二度おいしい?
2月16日、長野県の渓流釣りが解禁となったので、松本市を流れる犀川漁協館内に釣行した。事前に遊魚券(年券)は購入してあったのでコロナリスクを下げるため、自宅近くのコンビニで必要な食材等を買い出してポイントへ直行。この日は […] -
2022-02-18
仕掛けのマッチで数を伸ばす。
2月12日にGFG会員の内藤君と富士五湖の一つ精進湖へ釣行した。 年明けから湖面に氷が張り、出船出来ない日が続いていたが数日前から氷が薄くなりボート屋さん(金風荘)がポイントまでの経路を作り、釣りが可能となった言う情報を […]
渓流の関連レポート
-
2022-05-31
数釣りにこだわった一日。
今シーズンは色々な方々と釣行する機会が多く、初めてアマゴを手にして満面の笑みで喜ぶ姿や、厳しい条件下でようやく掛けた魚を見る優しい笑顔を見ていて、改めて魚を釣ることの楽しさ、大事さに気付いた。私の原点である渓流域の釣りに […] -
2022-02-21
一粒で二度おいしい?
2月16日、長野県の渓流釣りが解禁となったので、松本市を流れる犀川漁協館内に釣行した。事前に遊魚券(年券)は購入してあったのでコロナリスクを下げるため、自宅近くのコンビニで必要な食材等を買い出してポイントへ直行。この日は […] -
2022-01-06
荒川鮭有効利用調査に参加。
12月5日に新潟県村上市の荒川で行われている鮭有効利用調査に参加した。前日もエントリーしていたが、金曜夜からの雨で増水し危険が伴うとの判断で中止となってしまった。翌 5日は早朝から受付に列び、ネットの河川情報で水位の減少 […] -
2021-09-21
釣友に誘われ朝練に。
渓流シーズンもあと僅か、釣友のK君から朝練に行きたいですと要望があり山梨県都留市の桂川へ釣行した。このところ取水状況により水位が高く危険な区間があると言う情報で心配したが入渓した西桂地区は平水より少し高い程度で条件的には […]