釣果
イワナ 56cm
御嶽山の噴火の影響を心配しながらも木曽川へ出かけた。
朝一仕事が入っていたため、ポイントに着いたのは10時頃と遅めのスタート。木曽川の上流にある味噌ダムの放流もなく、水量も水温も安定している。本流釣りの対敵ともいえる風もまだ穏やかで絶好の釣り日和。
今日の目的は大淵に潜む大イワナ。仕掛はライン1.2号のハリス1号と太仕掛でなかなかうまく底を流れてくれない。オモリと目印を調整しながら何度も餌を流していく。30分位経ったところで小さな初アタリ。アワセを入れると根掛かりのように動かない。刹那、いきなり首振りその瞬間、痛恨のばらし。
仕掛を確認するとA1 スーパートラウト8号が伸ばされている。気を取り直してA1 スーパートラウト9号を付け替えて同じ所を流していく、1時間位経っただろうか何もアタリがない後にも先にも、あの痛恨の1回だけ、あの大イワナここにいると信じて流れに餌を送りこんでいく。すると、今まで根掛りのなかったところで目印が止まった。怪しい、しかも竿に微かに重みを感じる。
私の師匠は「餌を食っているが色々な条件によりアタリが目印とか手に伝わってこない事がある。そんな時は竿に重みを感じろ」と言っていた。間違いない確信してアワセを入れると、猛烈な首振り、糸がヒューヒュー鳴きながら大淵を縦横無尽に走り回る、させるかとがま渓流 本流SPECIAL XH 9mがま渓流 本流SPECIAL XH 9mを絞り込む。ハリスは1号、無理せずに時間をかけて力を奪っていく。川の中での取り込みは無理とみて、砂地へ引きずりあげる。無事に成功。そこには、大イワナと呼ぶに相応しい素晴しい幅広の魚体が横たわっていた。その美しい魚体に時を忘れ見入ってしまった。
木曽川は御嶽山の噴火の影響もあまりなく、今年も大イワナに出逢えた事に感謝しつつこの日の納竿とした。
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