FRESH WATER

強風の桂川で名物キロ鱒に挑戦

2021-05-17

渓流

望月竜也

釣行日2021年5月5日 場所山梨県都留市桂川

釣果

ニジマス25~54cm 3尾、ヤマメ17~28cm 10尾、イワナ24cm 1尾

5月5日、自身のゴールデンウィーク最終日に桂川へ釣行。
この日は同行者もなく一人釣行で現地着は7時過ぎ、入渓出来る場所があるか心配したが目当ての桂川公園付近には釣り人の姿はなく身支度を整え入渓、餌の川虫を採取し本流スペシャルⅡS80にハリス0.3号、風が強くオモリを重くすると発生する根掛かりに対応し鈎は摩耗に強いV2ヤマメ5号でスタートした。
 落ち込みから水深のあるトロ場となるポイントに狙いを付けヒラキ付近を探っていると視界に入る人影が、思わず二度見してしまったが竿がぶつかりそうな距離に釣り人が立っていた、 せめて声を掛けてくれればと思ったが気分悪く釣りをするのは嫌なのでトラブルを避け少し下手のポイントへ移動。
ここは左岸の樹の下が日陰になる絶好のポイント、水深30cm程の瀬をナチュラルに流すと目印が踊り穂先がしぼり込まれる。 初ヒットの手応えを楽しみながら竿の性能を確認しようと一気にタモに飛ばす、納まったのは26cmのヤマメだが稚魚放流で河川に馴染んだと思われる綺麗な魚体だった、しかしこのサイズが細糸で難なく抜けてしまう竿のポテンシャルに恐れ入った、細糸が使える柔らかい竿だと空中輸送で失速しバラすか最悪の場合竿が折れることがあるが、本流スペシャルⅡS80は安心して抜くことが出来た。
その後も28cmヤマメを追加したがこちらは今シーズン放流されたと思われる個体だった。
瀬からかけ下がりイワナの着きそうな緩い流れの深みを探るが反応は無いので一度竿を畳み大きく移動する。
暫く車を走らせ空いている区間を探していたが、前回の釣行時にN君が大型ニジマスを釣り上げたポイントが空いていたので車を停め入渓。
数本の小型ヤマメと尺に足りないイワナを掛けた後にドスンと音のしそうな魚信が出て狙いの大型ニジマスが掛かる、ハリスは0.3号と細めなので穂先付近の柔らかさを生かし丁寧なやり取りでイナシ徐々に魚の体力を奪う、強風で竿が煽られるなか細心の注意を払い微妙なテンション調整で浮かすところまで来たが風が強すぎて竿を後方に伸ばす事が出来ない、風向きと逆の下流へ込み回り何とかタモに誘導、桂川名物キロ鱒が横たわった。
その後も爆風と言える風の中で竿を振ったがS80は胴の張りもしっかりしているのでオモリ選択を間違えなければ仕掛けを流す事が可能で二度、三度とキロ鱒を掛ける事が出来た。
お昼を挟み休憩を兼ねて移動して竿を出したが相変わらずの爆風で苦戦、26cm程の放流ヤマメを追加したところでギブアップ、あまりの悪条件に狙いの尺上ヤマメは諦めて早い時間であったが納竿した。
都留漁協管内の桂川は放流もしっかりと行われており魚影が濃いので初心者も楽しめる河川だ、百戦錬磨のベテラン釣り師も唸らせる綺麗な魚体のヤマメやニジマスも狙える、コンディションの良い魚を狙う攻略を考えながらの釣行も楽しいだろう、皆さんに是非挑戦してほしい河川だ。

タックルデータ

ロッド

がま渓流 本流スペシャルⅡ S80

がまかつ G-HARD V2ヤマメ 5~7号キジスペシャル7号

ライン

フロロカーボン 0.3~0.5号 オモリ ゴム張りオモリG~5B

エサ

ミミズ、ブドウ虫、クロカワ、オニチョロ

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