FRESH WATER

長野県犀川への解禁釣行

2021-03-04

渓流

望月竜也

釣行日2021年2月16日 場所長野県松本市犀川、奈良井川

釣果

ニジマス27~46cm

2月16日、長野県の渓流釣り解禁日に松本市を流れる犀川へ釣行した。
犀川は上高地から流れ出る梓川と木曽山脈茶臼山から流れ出た奈良井川が合流し犀川と名を変える、最初に入ったのは奈良井川、ここは流れが左岸にぶつかり深みを形成していて実績ある場所。 しかし先着者がいたため一段下がった右岸中洲周りに立った。
この日は初めて本流釣りをするT君が同行していて本流竿の振り方等をレクチャーしていたが、ベテランでも竿が降れない程の強風で、時折身体か飛ばされそうになる爆風も吹いている。
流し方など一通りレクチャーした後に私も竿を出したが水深が浅い上に仕掛けが上手く振り込めない程の風に魚信を感じる事も出来なかった。
結局ここでは本命は顔を出さず風の合間に微かな反応で捉えた70cm近い鯉が掛かったのみ、この日使っていた「がま渓流ストリームマスタートラウトタイプP90-95」のパワーに屈した重量級のゲストを確実に取り込んだものの外道の出現に場所移動を決めた。
次に入った場所も水深は浅いが初期からニジマスの実績高いポイントだ、昼食を取りながらポイントが空くのを待っていたが、何人もの釣り人が攻めた後では魚信を感じる事が出来なかった。
最終的に三川合流と呼ばれる犀川のポイントへ移動、ここでは本流と支流が交わるY点に狙いを絞り仕掛けをいれる、底の形状を把握しながら探ると間もなく答えが出たが呆気なくタモに納まる9寸クラスのニジマス。  
まだ魚信が出そうだったので同行のT君に釣ってもらおうと流し方を教えてポイントを譲る、周囲を見回し少しでも可能性のありそうな上流の平瀬に立った。
流れが左岸にぶつかり若干深くなっているポイントを流すが反応はない、下流へ下ろうとしてペタッとした流れの中に気になる流速を見つけたので餌のサーモンを流すと仕掛けが止まった。
瞬時に合わせを入れると竿に重みが伝わる、竿を上流側へ寝かせ走らせないようにいなすと徐々に足元に寄って来た、下流にいたT君を呼んでいなし方と取り込みをレクチャーしながらタモに誘導。
46cmの丸々太ったニジマスが横たわった、 風の切れ目のタイミングで出てくれた魚に感謝してリリースする。
その後はT君が流していたポイントに戻り底形状にあった流し方を教えたが、丁寧に仕掛けを入れているからだろうか、このタイミングで魚信があり良型のニジマスが掛かった。
折角なのでT君に竿を渡して引きを味わってもらったが残念ながらハリス切れ、逃げた魚はデカいと言うが「今まで体験したことのない強烈な引きでした」と驚くT君の笑顔を見ながら竿を仕舞った。
今シーズンの犀川は居着きの魚影が少ない様に感じる、しかし放流ポイントを探れば魚は残っているので楽しめるはずだ、良型のニジマスに是非挑戦して頂きたい。

タックルデータ

ロッド

がま渓流ストリームマスタートラウトタイプP90-95m

がまかつ ランカートラウト 8~10号

ライン

フロロカーボン 1.75号 オモリ 4B~1.4号相当(2Bや3Bを連掛け)

エサ

イクラ、ミミズ、ブドウ虫、マグロ・サーモン切り身

望月竜也の関連レポート

渓流の関連レポート