釣果
サケ オス 76cm 1匹
越後荒川で行われている鮭有効利用調査に参加しました。調査開始時間を大幅に過ぎてから受付に到着したため、既に入るポイントはなく空いていた1番ポイント上流部の浅い瀬で竿を出すことになりました。
がま渓流 本流 スペシャルII SALMONにフロロカーボン5号の通し仕掛けです。餌はサンマの短冊を使用しました。ハリは鮭の固い顎も瞬時に捉えるナノスムースコートのくわせアキアジ 18号を選択。ハリ先がねむっているので川底での摩擦によるハリ先の磨耗も少なく厳しい状況にピッタリです。
システムは完璧だったはず。ところが変化に乏しい流れには鮭が留まる場所はなく、産卵床も形成されていないので魚っ気がない状況に天を仰ぎます。
早々に見切りをつけて移動します。数カ所のポイントを見て周り実績の高い3番ポイントに入るも、人の少ないポイントは魚も少ないようで反応は皆無です。
再び移動するも入る場所がありません。そこで1番ポイントに戻ってみると期待の持てそうな中間部が空いていました。
水深は1mほどですが、川床が微妙に変化していて押しも強いように見えます。オモリは0.5号1個と0.8号2個を数珠掛けにして底波に乗せつつ餌先行で流す釣りで攻めるとまもなく答えが出ました。
型は70cmほどですが、フレッシュな魚体は出始めた「ブナ」が赤みを帯びていて美しく、更には疾走、ジャンプと色々なバリエーションの抵抗で楽しませてくれます。背にする岸は切り立っていてずり上げられないため、十分に空気を吸わせてから糸を手繰りっての取り込みを試みました。しかし、魚体を掴む瞬間に反転し勢いでハリが外れて流れに帰ってしまいました。
その後二度目の魚信を捉えましたが底に張り付いていて浮く様子は見えず、魚を止め体力を奪おうと竿をしぼっているとあっけなく竿先が天を差しハリ外れのバラシ。口の皮の薄い場所に掛かっていたようでツキの無いときは悪い方へ転ぶ典型的なパターン。
暫く沈黙が続いたので悪い流れを変えようとハリをくわせアキアジ 20号に変更します。オモリも0.5号を2個、0.8号を2個に増やして更にゆっくりと流します。
すると終了時間が差し迫った15時過ぎにもう一度チャンスが訪れました。不意に止まった仕掛けに反射的に合わせを入れるとズシリとした重量感が伝わり竿が一気に曲がります。さらに追い合わせを入れます。臨戦態勢に入るとしなやかに曲がるがま渓流 本流 スペシャルII SALMONは下竿から魚を引き上げるパワーがあり、魚に主導権を握らせません。
数分のやり取りの後、綺麗な魚体が横たわりました。サイズこそ76cmと荒川では大型とは言えませんが、満足の1尾を手にすることができました。
タックルデータ
- ライン
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ハリス フロロカーボン 5号 通し仕掛け(タコベイトは付けない)、オモリ 0.8号~2.6号相当
- エサ
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サンマの切り身、イカの短冊(食紅で染めたもの)
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