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ヤマトイワナを求めて渓を歩く(岐阜県)

NEW2025-09-09

渓流

社員釣行記

釣行日2025/9/6 場所岐阜県

釣果

イワナ

花崗岩の谷に”あるヤマトイワナ”を狙うために入渓した。

すぐに釣れるだろうと考えていたがルアーを打ち込んでも反応が悪い。

”しーん”という効果音が浮かんできた。「今日は渋いかも…」という空気に包まれた。

そのまま釣り上がっていくがパッとしない。


しかし、恐らく標高1500mを超えたであろうあたりのなんてことのない1m程の滝を超えると、川の気配がガラッと変わり、岩の陰に魚影が露骨に見えるようになった。

「あ、ここより上は人が入れてないな」と直感した。

たまに、こういう人の立ち入れる限界の境界線のようなものを感じる事があるがたまらなくワクワクする。

人の世界から物の怪の世界に足を踏み入れた気分になる。

 

ワクワクする気持ちを抑えて、適当にミノーを投げて、適当にトゥイッチ。

するとチェイス姿からして真っ赤な色に包まれたイワナが何匹もルアーにじゃれ合うように追ってくる。

そのうちの一匹がドン、と短く重いバイトでルアーに掛かった。

姿を見せたのは朱点がにじんでて朱色が脇腹に広がる美しいヤマトイワナ。

岩の色に溶けるオレンジがたまらなく美しい。

 

次の深みではさらに太くイイサイズが出た。

取り込むとネットの枠に収まらない尺を超えた個体だ。

取り込んだ手が震えるほどににテンションが上がった。

 

 

 

余談だが防水ポーチは必須。バッテリーやヘッドライトを放り込んでおけば、うっかりドボンでも問題無い。

防水ポーチ LE332

 

帰り道、霧が抜けて谷が明るくなる。魚が急に増えた“上流の手付かずゾーン”はやっぱり正解だった。

渓流は、地形のひと段、倒木の一本、人の足が途切れたラインで景色が一気に変わる。

そこを探し当てて、一投で答え合わせ。釣って、見て、撮って、また少し歩く。

 

次はあの境界線のさらに上。長野の“どこか”で、また世界変わる瞬間を見に行きたい。

 

LUXXE企画 黒神

タックルデータ

ロッド

パックスタイルA4 S49FL-solid

桜幻 スーパークイック3S

ライン

メインラインPE0.6号/リーダー6lb.

エサ

45mmミノー

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