釣果
シロサケ 雄1匹、雌2匹
渓流も禁漁となり、シーズンの締めくくりとして毎年恒例となっている鮭釣りに仲間三人と行ってきました。ここ数年コロナ禍の影響から遠のいていたため実に4年ぶりとなる鮭釣りですが、今年は海水温の上昇が影響し鮭の遡上が遅れているためどこの河川も釣果は思わしくないらしい。庄川も例外でなく日に数匹程度といった具合に芳しくないようだ。それに伴い前日から冷たい雨が降り続き、車の屋根に打ち付ける雨音が一晩中鳴り続いていた。なんとも先行き怪しく厳しい釣りを強いられそうだが、この雨で好転し鮭が遡上してくることを願うばかりだった。
そんな不安もよそに、調査日は雨も止み天気こそ曇りだったが、若干の濁りと増水だけで予定通り調査を実施することができた。午前7時45分、組合員の説明を受け受付後、思い思いのポイントへ行き合図とともに竿を出す。エリアを見渡すと全体的に水深が浅くあまり変化に富んだポイントが見受けられなかったため、誰もいない最下流部で釣ることにした。
この日のタックルは「がま渓流ストリームマスターサーモン」にナイロン4号を通しで張り、ハリは「スーパー鮭鱒18号」にエサはサンマの切り身を付けた。
最下流部の深瀬を手前から探る。久しぶりなのでワクワクしながら竿を振っていると、開始して1時間位経った頃だろうか、微かな魚信(アタリ)に竿尻をスッと軽く押し下げると久しぶりの鮭の重量感。暴れさせないように竿を寝かせ後退しながらじっくり引いてやる。抵抗はするが難なく上がってきたのは今季初のコンディションの良い76cmの雄鮭だった。海水温が高く遡上困難な中、数年かけて生まれた川に戻って来た鮭に敬意を払い暫く見とれていると、今度は同行した仲間にヒット!楽しそうにやり取りする仲間を見て自分も更に気合いが入り、その後も運よく75cm、77cmの雌鮭が釣れて漁協の増殖調査にも協力でき(笑)、仲間共々楽しいシーズンの締めくくりができた調査でした。
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