釣果
ヒラメ 45cm〜82cm 26匹(2名)
魚影が濃厚でアタリが頻繁。連日大判が舞い踊る最盛期に突入した宮城県亘理沖でヒラメを狙った。
今シーズンも6月より解禁となっている宮城県亘理沖のヒラメ釣り。数、型ともに絶好調で人気が集中だ。高速道路からのアクセスも良好で関東方面から足を運ぶ釣り人も大勢いる。
午前4時半、亘理港より出船したきくしん丸は航程1時間で水深38mの天然のツブ根が点在するポイントへ到着した。
菊地憲吾船長は「現在は真夏に上がりきった水温から若干下がって安定しています。最も活性が高いシーズンに入りました。今日もとっておきのポイントを攻めますよ」と、にこやかに舵を握る。
同行した小6の息子と一緒に、期待を込めた一投目の生きたマイワシを海底に送り届けた。
なんと、底取りと同時に私の持つがま船 シーファング ヒラメ MHと息子が持つがま船 シーファング ヒラメ Light MLに魚信が伝わる。ヒラメの活性が非常に高く、餌に食い付いてすぐに勢い良く引き込んだ。息子の竿も大きく曲がっている。私に72cm、息子には70cmが一投目からヒットした。
当日の仕掛けはヒラメ3本チラシ仕掛 6号。親鈎5号のハリス4号と親鈎6号のハリス5号、6号を餌のサイズで使い分けるのが基本だ。当日の13cm前後のマイワシには親鈎6号のハリス5号を選択した。
ハリスに「チヂレ」や「キズ」が生じたらハリスから先のみ交換もできる替え鈎もラインナップされ、とても使い勝手が良い。
二投目、三投目も良型がヒット。60cm級を中心に、朝一番から怒涛の食いが続いた。ヒラメが居着く根の上を船が流れると二人同時ヒットすることが何度もあり、8時45分に私の釣果は10匹となった。その後日が高くなると、前アタリから飲み込みまでの時間が長くなり、テクニカルな釣りへと変化。船上では釣り人対ヒラメの攻防戦が繰り広げられた。生きたマイワシが餌なので基本的には自然に泳がせるのが一番。しかし、食い気が下がった時には誘いが有効になる。竿一本分頭上まで上げてから、ゆっくりと落として弱った餌を演出してアピール。このパターンが上手く決まって、アタリは途切れずにやってきた。餌をくわえただけの前アタリから飲み込ませるまでのドキドキの緊張感。これがヒラメ釣りの一番の醍醐味。「ツンツン」と前アタリを感じたら、すぐさま誘いを入れるのが私の釣り方。待つだけのヒラメ釣りは一昔前のタックルの話しだ。がま船 シーファング ヒラメの高感度ながらしなやかな穂先は、鋭く魚信を釣り人に伝えて違和感なく飲み込ませることができる。
中盤以降も順調に数をのばして、私の釣果は竿頭となる16匹。息子は10匹だった。良型が揃いで、魚影の濃さを誇る亘理沖の最盛期にふさわしい釣行となった。この海域は12月いっぱい釣り期となっているが、高活性の今が一番狙い目だ。
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