SALT WATER

【船】菅野順也(沖縄県 島尻郡)

2016-09-12

菅野順也

釣行日2016/08/20 場所沖縄県 島尻郡 久米島沖

釣果

キハダマグロ 38cm〜46kg 4匹

「マグロの聖地」で1対1の力勝負!

南国沖縄・久米島沖の水中パヤオで三度目のチャレンジだ。

沖縄県の西に100km離れた久米島。

「マグロの聖地」と言われるほどに魚影が濃く、キハダマグロをメインとするマグロ釣りのメッカだ。

一昨年に40kgアップを2本釣り上げ、初めてその魅力にハマった私。昨年は10kgクラス1本に終わったが、非日常的とも言える強烈なあの感触を再び味わいたいと、三度目の釣行となった。

午前7時、兼城港より漁師歴30年の上江洲功船長が舵を握るあかね丸は出船。透き通ったブルーに輝く海を1時間半走って水中パヤオが設置されたポイントへ到着。

60号20mのハリスが結ばれた餌付の針とコマセが仕込まれたパラシュート掛けを投入。上江洲船長から指示が出た100mの棚で竿を大きくあおりパラシュートを開いて仕掛けを放出。使用した竿はがま船 ダイナソー H 1.8m。極限まで曲がる粘りのパワーで大型キハダもグイグイ寄せてしまう頼もしい1本だ。

上江洲船長によれば

「誘いなどは必要なく潮の流れに任せるのが一番。当たりは早ければ5分程で出るけど、10分待っても動きがなければ仕切り直しで再投入だね」

とのこと。

一投目は10分待っていたが食いの気配はなく回収となった。二投目は80mの指示棚。待つこと5分で竿先が二度揺れ動いた後に一気に胴まで曲がり、リールの道糸が引き出された。ファーストランは140mで停止。相手は一気に走った直後で息切れ状態。この時が巻き上げのチャンスとなる。何度となく出入りを繰り返して20分。ようやく浮上してギャフが打たれた。

釣れるかどうか?の一発勝負と踏んでいたが開始直後からキハダマグロ42kgが姿を見せるとは、さすが久米島だ。

開始直後から両腕がパンパンになる歓迎を受けたが「マグロの聖地」の実力はここからだった。

その後もヒットが続いて2匹目は一回り大きい46kgがヒット。120mの棚で食って200mまで潜り、ファーストランが止まった。40分の格闘を征することができた。

さらに終了前には38kgをもう1匹追加して初日はキハダマグロ3匹の釣果で帰港となった。

2日目は前日とは違って潮の流れが緩く魚の活性が上がらない様子。5kgクラスのキメジを釣り上げた後は膠着状態。「今日は魚があまり浮いてこないから深目を攻めてみよう。棚は150mね」と、上江洲船長の声。その後、100〜180mの棚を何度も変えて粘りの38kgがヒットした。

2日間で大型キハダマグロ4匹を釣り上げ、手のひらから足の爪先まで全身疲労の余韻が残る釣行となった。 今年も私に最高の釣りをさせてくれた久米島の海に感謝!

タックルデータ

ロッド

がま船 ダイナソー H 1.8m

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