FRESH WATER

【渓流】望月竜也(山梨県 南巨摩郡)

2017-07-11

渓流

望月竜也

釣行日2017/07/09 場所山梨県 南巨摩郡 南部町 福士川

釣果

アマゴ 15cm〜27cm 30匹

九州での豪雨で被災された方々には一日も早く以前の生活が戻る事をお祈りしております。

山梨でも台風通過後の河川増水があったものの無事に治まり、現在は渇水状態に戻ってしまい釣りには厳しい状況となっている。7月9日、久しぶりの渓流釣りに地元福士川へ出かけた。谷の水は少なく、魚達の警戒心も高くなっていた。不用意なアプローチでは魚を散らすばかりで釣果が出ないためこの時期なりの釣り方を試してきた。

竿はがま渓流 幻我硬調 5mを使用。ハリスは8寸クラスでも抜く事が出来るフロロカーボン0.3号を使用し、硬い口先にもしっかりと刺さるナノアマゴ6号に餌のブドウ虫をセット。

偏光グラスを通して魚を探すサイトフィッシングで良型のアマゴを狙う。魚の見えない位置や段差のあるポイントなどでは一段下から落ち込みギリギリや落ち込み脇、瀬の脇にできた浅瀬に身を潜めるアマゴにさとられないよう仕掛けを振り込み釣果を伸ばす。

ブドウ虫の白い色が水中で消えたり、目印が一瞬停まるのが合わせのタイミングだ。きめ細かい綺麗な肌のアマゴが口を使ってくる。水深のある淵ではブドウ虫で流れに乗せ底に入る波で食わせる。二匹目からはミミズで狙い、型が小さくなったら次のポイントへ移動する。

淵に浮いている魚や浅瀬に待機している魚に有効なのがオモリを付けずに表層を流す釣り方だ。頭上の木から餌が落ちるような演出に水面を割って出てくる魚は毛バリで狙うような感覚でドキドキする。

谷の浅瀬にいる魚は背中が出るような場所を流しても追ってくるほど餌に貪欲だった。オモリを付けると仕掛けが不自然に沈み、きれいに流れなくなるので魚に警戒心を与える。こんな時は天上糸、道糸、ハリスと分けた仕掛けで徐々に細くしていけばテーパー状になり振り込みもしやすくなる。

またこの時期は蜘蛛の巣が多く、仕掛けに着くとベタベタして竿に張り付いたり、絡んだりすることが多いため予備の仕掛けは十分用意して行くことをおすすめする。

渇水状況でも条件に合わせた釣り方を工夫することで楽しめ、綺麗な魚を出会えたことに感謝して竿をしまった。

写真1 渇水で何時もの半分位の水量になってしまっている。

写真2 魚止めの滝では20cm程のアマゴが顔を出した。

写真3 この日一番のサイズは27cmのオスアマゴ。

写真4 攻め方を考えると良型のアマゴが揃った。(釣果の一部)

タックルデータ

ロッド

がま渓流 幻我 硬調 5m

ナノアマゴ 6号

ライン

ライン フロロカーボン0.3号、オモリ 無し・水深があればG4〜G3
餌 ブドウ虫、ミミズ

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