釣果
サツキマス 37cm、シラメ 31cm、本流アマゴ 数匹
肌寒い朝と汗ばむ日中を交互に繰り返すこの時期、私にとって最大の楽しみが幕を開けます。長良川がサツキマスの訪れを迎えるときなのです。
日曜日の早朝、倶楽部の釣友O君が待つ河原へクルマを滑り込ませました。少し上空には筋状の雲が浮かび、無風であることを教えてくれます。長竿に風は大敵ですが、今朝はどうやら天気も味方のようです。途中、いたるところで長竿を振る釣り人の姿が。まさに初夏の長良川の風物詩です。私とO君が選んだポイントはありがたいことに空いてます。 他には数人のルアーマンが見えるだけ。早速流れに立ち込んで長良川と一体になります。
ずっと高水を続けていた長良川ですが、ようやくユキシロも収まり、今日は平水です。胸まで立ち込んでロッドを構えると、時々ひじが水面についてしまいます。まだ少々水が冷たく感じましたが、それも朝陽が差すまでの間。何度も目印を送りますが状況は何も変わらず、ゆったりと朝マズメは過ぎていきます。
最初のアタリは大ウグイでした。このところ、コイ科の魚が私の主たるお客様だったので落胆はしませんが、一番良い時間にこいつでは少々テンションも下がります。気を取り直して流れに向かいますが、しばらくするとまたウグイ‥。
コイ科の魚を数匹リリースした後、明らかに鋭いアタリがサオに伝わりました。鋭角的な引きを見せて水面に現れたのは良く太ったシラメ。尺を超える良い魚体です。
本命登場に眠気も飛び、一段と耳を澄ませて竿に集中します。一投ごとに半歩ずつスタンスを移し、底の地形を確認しながら流します。砂地の底を舐める仕掛けが何かに触ったと思った瞬間でした。勢いよく穂先が水中に引き込まれます。
下竿で掛かったため、竿に矯めがありません。あわてて数歩スタンスを下流へ移します。ありがたいことに獲物は上流に差し上がってくれました。体制十分、竿も美しい弧を描きます。数度の締め込みを見せた後、マスは水面に横たわりました。差し出したタモに吸い込まれたのは一年振りに見る白銀の魚体。パールカラーのボディが朝日に反射して眩しく目を射ます。海からの使者に相応しく、砲弾のような太い体躯と分厚い尾ビレが象徴的です。大きさこそ平均的な37cm程度でしたが、大満足の一本でした。
長良川のサツキマスはシーズンに入ったばかり。6月いっぱいは楽しるでしょう。アユの季節を迎える前に、みなさんもでかけてみてはいかがですか。
冨田真規の関連レポート
-
2025-10-17
釣師の楽園へ!(北海道屈斜路湖)
10月6日から10日までの5日間、秋真っ盛りの北海道へ行ってまいりました。 野球もですが、渓流釣りもポストシーズン開幕です。今回は親友の吉村政治テスターを含む三重渓流倶楽部の釣友と総勢5名での珍道中となりました… -
2025-10-17
2025年最後の長良川(岐阜県郡上市長良川)
徳俵に脚の掛かった9月29日、ホームグラウンドの長良川で今シーズンを終えようと郡上・白鳥方面へ走りました。 前日の夕方から待望の雨が降り若干の増水はしたであろうと読み込んでの釣行です。今期の長良川はあくまでも私… -
2025-08-25
双六川釣行記(岐阜県飛騨市)
岐阜県の高原川に行ってきました。お盆休みの年中行事なのですが今年の暑さはそれをためらわせるほどのモノでした。インフルエンザ罹患中かと思わせる連日の38℃越えの気温はさすがに釣りバカの足を鈍らせます。しかしながら、バカ中の… -
2024-07-03
高原川・吉田川釣行記(岐阜県飛騨市・郡上市)
数日前の降雨で流量も回復したであろうことを期待して、飛騨市を流れる高原川へ行ってきました。6時少し前に神岡町へ到着。橋の上から見ると朝もやの中に一人、二人‥。かなりの数の釣り人が見えます。ん?なんで?調査不足でした。鮎の…
渓流の関連レポート
-
2026-07-22
水温変化に翻弄された犀川で(長野県松本市犀川)
7月11日長野県松本市を流れる犀川へ釣行。実績あるポイントが空いていたため素早く身支度を整え数百メートルの川原歩き、早朝とは言え数分で汗が噴き出しサングラスも曇る、この日は待望のズーム機能と大型ニジマスにも耐えるパワーを… -
2026-07-14
北海道本流を駆ける─冨田さんと挑んだ鈎テスト釣行記
今回の釣行は先輩の冨田さんと2人での遠征で、目的はハリのテスト。 北海道で大型のニジマスとアメマスを狙う旅だ。女満別空港に着いたのは15時頃で、この日も竿を出すなら近くの網走川が良いと判断した。秋に来ると必ず竿… -
2026-07-13
長良川でアユルアーリベンジ釣行(岐阜市長良川)
6月某日、解禁された長良川へアユルアーに出かけた。実はその1週間前に開催されたアユルアーイベントにも参加したのだが、慣れないランディングで痛恨のミス。せっかく掛けたアユを取り込めず、まさかの釣果ゼロという悔しい結果に終わ… -
2026-06-30
本流ヤマメ(秋田県秋田市)
7月に入ると鮎釣り師とバッティングしてしまうので、本流にて尺ヤマメ狙い。 限りなく出ない方が色濃い釣りなのだが、まさかの始めて3投目で反応あり、フッキング後の強烈なローリングとトルクのある引きは尺神様確定と思っ…