SALT WATER

【船】平井 憲(和歌山県 西牟婁郡)

2017-10-22

平井 憲

釣行日2017/10/13 場所和歌山県 西牟婁郡 白浜沖

釣果

キンメダイ 32cm〜44cm 41匹

エサは鯖の切り身をチョン掛けする。船長の「ハイ平井さん!」の合図で400号の錘から投入。投入を失敗するとその流しは休憩となるので慎重にセットしよう。

リールカウンターが350m程で着底し、ラインの出が止まる。若干2枚潮気味のようだ。リールのクラッチを入れ底ダチを正確にする。水深が徐々に深くなるのに合わせ、オモリが海底を叩く位置をキープする。数分経過するがアタリが出ないので10m〜15m程巻き上げて底を切直し再度底ダチを行なった。直後に竿先を軽く叩くアタリが出る。その位置をキープするようにラインを置き、追い食いを待つ。初アタリから6分程の間に数回のアタリが出たところでスローで10mほど巻き上げてさらに追い喰いを待つ。重量感のある小気味よいシグナルをがま船 ダイナソー Hの弾性パワーが程良く吸収したところで巻き上げ開始。約10分後、10本のエダの先には9つの真紅の花が海面に浮かび上がった。この時釣り人は何とも言えない感覚を覚える。

今回は深海釣りでキンメダイを狙った。白浜の沖釣りと言えば和歌山県富田浦、袋港の代々丸(濱本浩二船長)だ。今年は白浜沖の深海で6月頃から金目鯛が良く釣れ続いている。

午前5時30分に袋港に集合して6時頃に私を含む常連さん3名で出船しました。30分程で白浜沖水深320m〜360mのポイントに到着。この日は今年発売されたライト中深場五目仕掛 5本がま船 ダイナソー Hを白浜沖に持ち込んでのアタックを試みた。一投目から8連釣りで始まった上に前回より一回り大きいキンメが心地良く竿先を叩いてくれる。納竿の正午までに私は32cm〜44cmを41匹釣り上げた数、型共に予想以上の釣果をがま船 ダイナソー Hライト中深場五目仕掛 5本のライトタックルで上げることができ、納得の任務完了で帰港とした。

代々丸の濱本浩二船長ではここ数年前から深海魚釣りのクロムツ、キンメ、アコウや、それ以外のゲストで釣り上げられるクロシビカマスやカゴカマスなども美味しく食べて頂けるようにと、釣りの後に釣り上げた魚を実食するコースも用意している。この日に食べたクロシビカマスとカゴカマスの刺身や煮付けはクロムツ、アカムツに劣らない旨さだった。せっかく釣り上げた魚たち。美味しく頂きたい。事前に連絡をすれば、代々丸では初心者でも優しい濱本船長がしっかりと段取りしてくる。安心して乗船できて釣った魚もベストの状況での持ち帰りられるようアシストしてくれる。

深海釣りは水深300m〜350m以上のポイントに仕掛を入れるため、船を移動させながら船長の合図で一人ずつ順番に仕掛を投入する。投入時のトラブルは一回休みとなるので十分に注意をしてオモリからか沈める必要がある。水深などの状況にもよるが、この釣りの1日の投入回数は7回〜9回程と少ない。船長のアナウンスに従いトラブルの無いようにしたい。

オモリが400号と重いが、水深が約350m前後と水圧の影響で低層になるに従って仕掛の落下スピードが鈍るので注意してオモリが着底するのを確認する。オモリが着底したらラインをストップする。糸フケが出るので速やかに余分なラインを巻き取り正確に底ダチをする。

底取りがしづらい時は一度10m程ラインを巻き上げ、もう一度落とし込むと良い。オモリが海底を叩く位置をキープする事ができれば待ち受け完了だ。アタリが出ても船長の巻き上げの指示が無い場合は極端にラインを送り込んだりせず、その状態を保つ程度ラインを出し入れして追い喰いを待つ。船長の巻き上げの指示が出るのを確認し、ドラッグを調整して中速で巻き上げる。仕掛が浮上したら慎重にたぐり寄せ船内に魚を入れ込む。この時はタモでアシストして貰うのが賢明だ。

※深海釣りは乗船者一連の釣りです。船長の指示にスムーズに対応できるかが釣果につながります。美味しい魚を狙う深海釣りは美食の釣りと言えるでしょう。

※代々丸は四季折々で真鯛や青物から根魚まであらゆる魚を餌釣り、ルアーと色々の釣り方で出船しています。お気軽にご連絡ください。

※代々丸にはタックルセットのレンタルが用意されています。

タックルデータ

ロッド

がま船 ダイナソー H

ライト中深場五目仕掛 5本

ライン

電動リール、ライン PE 8号 700m以上、オモリ 400号

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