釣果
タチウオ 78cm〜142cm 18匹
洲本沖の水深70m〜100m以上のポイントに入った。潮は二枚潮でオマツリが多く船長泣かせの潮だったが私は「ドラゴン」をゲットできるの確率の高い底狙いで一発良型勝負を試みた。その結果、ヒットした待望の「142cmスーパードラゴン」を船内に引きずり込んだ。底から6mまでを誘い細かいアタリを本アタリに持ち込んで良型を含め計18本の釣果だった。アタリの出るタナを狙い、オマツリなどのトラブルが無ければかなり数釣りができたと思う。タチウオスペシャル(先調子)で細かいアタリを誘い入れ本アタリに持ち込む釣方はで好結果が得られると話す友人もいた。
タチウオを船内に取り込む時には「竿で抜き上げる取り込み」と「リーダーを持って引き上げる取り込み」がある。「竿で抜き上げる取り込み」は弾力があるのでバレにくく思えるが、抜き上げ時にテンヤが外れ竿の弾力でテンヤが飛ぶ恐れがあり大変危険だ。屋根付きの船の場合は竿が屋根に当たって破損したり、「ドラゴン」サイズを竿を立てて取り込むと穂先を折ったりするトラブルが起こりますので注意したい。船宿によっては竿での抜き上げは禁止されている場合もある。竿で寄せリーダーを持ち、魚を船内に引き上げる一連の動作をスムーズに行えばバラす事も無く取り込めるだろう。今回もこの取り込み方で「スーパードラゴン」をタモ無しで船内に取り込めた。いずれにしろ、タチウオの鋭い歯とテンヤの鋭いフックにはくれぐれも注意し、怪我の無い楽しい釣りをしたいものだ。
テンヤの種類は色々あるがヤザワ渡船で販売のタチウオテンヤの場合、テンヤの上部のイワシ止めにイワシを刺し針金で巻いて固定する。頭部はしっかりと巻いて固定させ、腹から尻にかけての胴部ははずれない程度に針金を軽く巻き固定する。尾ひれ部は水中で揺れ動くよう見せるため固定しない。始めから装着されている針金は長めに付属しているため余分は本体のヘッドの付け根部等に巻き付けて調整する。針金が余り長いと餌の交換時に手間取たりトラブルの原因にもなる。太刀魚がイワシをくわえた時になるべく違和感を与えないように針金は使う。これで太刀魚の喰い込む頻度がかなり高くなる。
仕掛を取り込んでからイワシを巻き替えていると時間がかかる場合は、イワシを付けた予備のテンヤを2個〜3個用意し、ポイント移動時に付け外しを行うようにするのも良い。仕掛け投入時はラインの落下時のアタリやラインのフケを取る肝心なポイントなので、この時のイワシ付け替えは釣果をみすみす失うことにつながる。
違和感を与えない餌の付け方で本アタリが出やすくする。タチウオへのアピールは「スロ-巻きからシャクリ、シェイク」、「巻き上げからのステイ」や「大きく竿をリフトしてのフォールからのステイ」などのパターンでアタリ棚を探り前アタリが出たらスロ-で巻き上げやステイからの誘いで本アタリ(竿先を押さえ込む)に持込み強くアワセを入れ掛ける。その日のアタリパターンを早く見出す事が肝心だ。1日の中でも潮の状況でタチウオのアタリが変わるので状況に応じて攻略パターンを見つけ出そう。
竿はアワセ重視のがま船 タチウオ竜幻 あわせ、がま船 タチウオテンヤ スペシャル 極先調子 1.8mと、くわせ重視のがま船 タチウオ竜幻 くわせや感度重視のがま船 タチウオテンヤ スペシャル 先調子 1.9mなどの異なる調子の竿を用意するとベストだ。小さなアタリを取って掛けアワセる釣りとしっかりと喰い込みのアタリを出して掛けアワセる釣りのどちらがその時の状況にはまるかで使い分けたい。
手巻きリールでも対応可能だが、水深100m程の深場狙いも多いので小型電動リールが便利。PEラインは3号以下と決めている船宿もあり、ラインが細い方が糸フケが出にくくアタリも出やすいので小型電動リールにPE2号200mがおすすめだ。
※ヤザワ渡船では、がま船 タチウオ竜幻が試釣できます。ご希望の方は 船長にお申し出ください。
タックルデータ
- ライン
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ライン PE 2号 200m以上
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