釣果
マダイ 44〜82cm 12匹 ウマヅラハギ30〜38cm
この日は私と他3名での釣り。しかし魚の活性は悪く午前中はアタリすら有りませんでした。
後半に入り夕方に天秤ふかせの竿に乗ったのはこの日最大の82cm大型真鯛。夕まずめにもう一人の完全フカセのラインが音を立てました。62cmと73cm大鯛2枚!私も合間を見てふかせ釣りで74cmを頭に8枚の真鯛を引っ張りました。
この日は条件は悪くふかせ釣りはボウズを食らってもおかしく無い状況。まさに完全ふかせ釣りの洗礼を受けてしまいました。
完全ふかせ釣りは大物が来る確率は高いのですが、ボウズの確立も高いのです。この日は真鯛44〜82cmの真鯛を12匹の他、ウマヅラハギが天ズボ釣りで数匹釣れました。
フカセ釣りのポイントを少しご説明します。
リールは中型電動リールにフロロカーボン6〜7号のラインを300m以上。
仕掛はフロロカーボンハリス5〜6号・真鯛鈎11〜12号で2〜3本鈎。今日の仕掛、鈎は真鯛王(ケイムラパール)11号・トヨフロン船ハリス6号に先鈎〜エダスまでは3mエダス〜エダス3mエダス〜接続サルカンまで6m=全長12mでエダス70cm。(がまかつふかせ真鯛王3本仕掛12m・ハリス6号・幹糸6号・鈎11号)道糸とハリスの接続サルカンの幹糸側に目印(潮の早さによって、潮受・水中浮0〜Bでも良い)を装着。これはカラーゴムでも良い。
まず差し餌は沖アミの尾羽を取り、鈎先を尾から腹に抜き、二匹目の沖アミを腹から尾に先鈎を刺し沖アミの腹と腹が向き合うように真直ぐに2匹掛けにします。1匹掛けの場合も水中で回転しないように真直ぐなるように鈎に刺します。
釣り始めは、潮の流れをみるためにマキエを撒き、潮の速さ・向きを見る。この時大事なのは、風の影響で船が振る事があるので山立てとマキエで確認することです。仮に自分が大艫の右舷に後向きに釣り座を取り左舷大艫に乗船者いる場合、船が左右に振るようであれば、船の艫が潮下に向かって左に振りきるか、その寸前に先鈎から投入します。他の仕掛にかぶる事のないように投入して、オマツリを避ける事が釣果にもつながります。完全ふかせ釣りは胴突きや天秤釣りの釣りに比べて手返しは良い反面、投入回数は半分以下になります。仕掛を流す時間が長くなり、半日釣りであれば投入回数は15〜20回がいいところです。オマツリは乗船者の釣果を激減させますので、他の乗船者に配慮して仕掛の投入をしてください。
マキエを2〜5m間隔で3〜4杯打ち、仕掛とマキエが馴染んだのを見計らい(基本・水深約50m・潮の速さ普通)20m道糸を振り込む(振込棚 20m)追いマキエを2〜3回して、スプールをフリーにします。しばらくすると振り込んだ仕掛が張りスプールが回転をし始ます。
スプールが惰性で道糸を出し、無駄な糸フケが出ないようにスプール調整や指で微調整しながら底潮まで送り込みます。
この時底潮が良く動いていればスプールの回転が速くなります。ここから状況を見てスプールを絞ったり、誘いを入れたりして送り込みアタリ棚を探ります。ただし、底潮やマキエから外れてしまう絞りはよくありません。
弱いアタリは、波動を伴う規則的な物とは異なり、スルスルスルと今までのラインの出方ではない波動を伴わない不自然で若干スプールの回転が速まるような出方をします。
また活性が良い場合一気にスプールをフル回転させることもあります。この時はあわててのアワセは禁物。ふかせ釣りの場合はかなりラインを絞っていてのアタリでも糸フケがあるため、まずスプールを指で止めるかクラッチを入れハンドルを数回巻きながら竿を立て、聞きアワセをして魚の大きさを確認します。ここで再度アワセを入れます。真鯛の大きさに応じてドラッグを調整してテンションを保ったまま、巻き上げます。
真鯛は底を切ってしまえば容易に上がる事が多いのです、大型の場合、時として底をきってから時間を掛けてのやり取りで、残り15m付近からフィニシュにかけてかなりの抵抗する事があるので要注意です。目の前での大物ロストは辛いものです。ドラッグ機能と竿の弾力性であしらい慎重に取り込んでください。
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