釣果
アラ46cm〜57cm 2匹、シロソイ 28cm〜36cm 4匹、カガミダイ44cm、マフグ47cm、沖メバル30cm〜37cm 3匹
春たけなわの季節うららかな日和が海水温も上昇させて魚達の活性を煽り立て始めました。京都府宮津養老港の大型釣り船新幸丸は、オニカサゴ(イズカサゴ)を年間通して、これからの時季は沖メバル、シロソイ、ガシラ。生き餌(カタクチ鰯・ムギ烏賊・小アジ等)でのアコウ(キジハタ)、ヒラメが狙える。また、4月に入ると活き餌を使って幻の魚とも言われているアラを狙う。アラは沖メバルやシロソイ狙いでの出船時にまれに姿を見せてくれる事があるが、これを専門に釣らせてくれる船は少ない。
アラ(オキスズキ)スズキ目スズキ科ので、相撲界でアラとよばれるのチャンコ鍋のクエやハタ類の魚ではない。水深約100〜300mの岩礁のある砂泥地に生息する。料理は鍋や焼き物、フライ等、特に刺身は2日ほどおいて熟成させたもの薄造りが美味。(市場にはほとんど出回らない事もあり・・その味は絶品だ)
午前6時半、生き餌の小振りムギイカ、タバコサイズのカタクチイワシを新幸丸の生け簀に入れ込む。この日の餌はカタクチイワシが多い。右舷舳先に釣り座をとり養老漁港をGFG関西の片岡さん、峰松さん含む8名の釣り人で出船。時間30分程で経ヶ岬沖のアラのポイントに到着した。約水深160m〜130mの岩礁地帯が点在すポイントを狙うが、潮はほとんど動いていない。
この釣りは深場の流し釣りなので一流し一投が基本だ。仕掛けを入れるタイミングが遅れたり再投入したりすると潮・風の状況ではオマツリする事があるので注意が必要です。船長に再投入できるか確認して欲しい。(潮や風のない場合は再投入が可能)
8時20分船長の合図で一斉に仕掛けを投入する。着底20〜30m手前からブレーキをかけ糸フケを取る。錘が着底したら底ダチをしてもう一度素早く底を確実に取り0〜1m程底を切る。カケ上がり・カケ下がりに合わせて底を探る。今回仕掛けが4.6mなので海底から5m程を探る事になる。60分後、竿先をゆっくりリフトして底を50cm程切りゆっくりおろし誘う。竿を叩くアタリの後聞きアワセ!重みを感じる本アタリで一気に。チャンネルマーク80号2.7mが弧を描く!
大物ではないがアラのようだ!アラは鈎掛かり直後の引きは強烈だ!根に入る事のあまり無い魚なので、竿の弾力とリールのドラグを使い無理はしないことである。この日3匹目に釣り上がった魚は幻魚のアラ!良型とは言えないもののこの時期56cmのレギュラーサイズが顔を見せてくれた。これでどうにか御役御免!この日の生き餌はイカもイワシも小振りで、釣れるアラも餌に比例して小振りか?餌が大きければ大きいアラも喰って来るかも知れない。
※アラ・根魚ポイント
今回のアラ・根魚のエサは、10cm前後のイワシ・胴長6〜8cm程までのムギイカ(小型スルメ)を船で用意してもらった。生き餌の大きさに合わせて鈎(仕掛け)を選ぶと良い。船長に現状の餌の大きさを確認することだ。それ以外の餌も事前に用意していくのも良い。
シロソイ、ガシラ、カレイ等の餌はサンマ、サバ、スルメイカ等も短冊に切りチョン掛けする。ヒイカ、アジ、イワシ等小さいものは一匹掛けする。
(船に餌は付いているが切り身になっていないので、自分で切り身にする等、前持って用意していくのも手間がはぶけて釣果につながる)
※この釣りは根掛かりが付き物なので錘と仕掛の予備は多めに用意する事が必要。
※新幸丸では専用仕掛けを販売していますので必要な方は船長に申し出て欲しい。
※今回使用のがまかつCHANNEL MARK 80号 2.7mは新幸丸に置いているので、お試しをご希望の方は船長に申し出て欲しい。





平井 憲の関連レポート
-
2020-01-07
【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)
今回は3年前から私、田尾安志さん(野球評論家)と釣り好きな船長の10名が関西圏の大阪湾・太平洋・日本海で色んな釣りをでの勝負する釣りバトルを行っています。この度田尾安志さんが沖縄琉球ブルーオーシャンズのGMに就任とのこと… -
2019-04-10
【船】平井 憲(京都府 宮津市)
宮津沖浦島礁中深海の根魚釣りです。ターゲットはノドグロ(ユメカサゴ)とシロソイ(タヌキメバル)です!150m以上の中水深で岩礁のある砂泥地の起伏のあるポイントでの底取りを繰り返すことが多く、手持ち釣りのため150号のオモ… -
2019-04-05
【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)
春の足音が聞こえ始めて、ようやく待ちに待った徳島沖ラングイで寒サバが釣れ出しました!和歌山県日高郡比井漁港の第12岬丸に乗船しました。第12岬丸では冨田船長と北村船長が親切にサポートしてくれます。女性や初心者の方も安心し… -
2019-04-05
【船】平井 憲(和歌山県 西牟婁郡)
寒さまだ去りやらず。年間を通してこの時季までは釣り物も少ないが、ここ和歌山白浜沖にもようやく春の声が聞こえ始めた。今回は和歌山県白浜町富田浦袋港が出船基地とする代々丸でこれから釣り時季を迎えるオニカサゴ(イズカサゴ)釣り…
船の関連レポート
-
2025-09-01
今季好調 千葉県木更津沖 盤洲のシロギス(千葉県木更津沖)
今季絶好調の「シロギス」連日束釣りの釣果が出ていて、大人気の釣り!当日も満船!この釣りの人気がうかがえます!ポイントは千葉県木更津沖の盤洲!水深は3〜7メートル先ずは天秤振分け仕掛けからスタート!一投目からバリバリ当たり… -
2025-08-12
「夏タチ」申し上げます!(兵庫県洲本沖)
「夏タチ」というワードだけで元気になれるトモチンです。泉佐野から出船の「上丸」へ行ってきました。シーズン初だったので楽しみすぎる♪当日は、長潮。出船のキャビンの中、常連さん曰く、「今日は小型が多いかも」との事。数を伸ばし… -
2025-06-18
神奈川県久比里エリアの夏カワハギ【久比里/山下丸】
神奈川県久比里山下丸さんより、夏カワハギ全開の海へ!!いよいよ始まった、デカハギ乱舞の夏カワハギ!海の中は産卵前、産卵中、産卵後と色々なカワハギが混在している感じ!当たり方も、それぞれ!テクニカルな当たりから大きい当たり… -
2025-06-02
明石タコ連日超絶好調!ウキウキクローで大爆釣!
明石タコがめちゃくちゃ釣れ始めていることを皆さんはご存知でしょうか?? 各船宿さんの釣果情報を毎日見ていたら気持ちを抑えられなくなり、がまかつ広報と鈎の企画チームで明石の魚英さんにお邪魔して明石タコを堪能してき…