釣果
マダイ 38cm〜55cm 8匹、イサキ 28cm〜39cm 22匹、ブリ 73cm 1匹、サワラ94cm 1匹
岬旅館で4時から受け付け、氷をクーラーボックスに入れて冨田船長の岬丸に乗船。この日は第八紀丸の北村船長がサポート役で乗り込んでくれた。
右舷艫に釣り座を取り5時前に比井港を出船。1時間程で日の岬沖のポイントに到着してアンカーを掛けスパンカー張る。海水温19.7度、早朝は北風がやや強く 海面は風潮で滑り下るものの基本は上り潮で舳先が北を向き潮と風が真逆。右舷艫の私の仕掛は船底に入り左舷舳先に流れて釣り辛い状況で、下手をすると船のプロペラにマツル。
6時過ぎに釣り開始の合図。ハリスがプロペラに掛からないように天秤から投入する。水深65mのポイント指示タナは40m〜50m(マキエカゴの位置ハリスは6m)仕掛けを降ろし指示タナ手前から除除にブレーキを掛けて糸フケを取り、指示タナより仕掛をハリス半分程下ろしマキエを撒きながらリールカウンターで45mに巻き上げてアタリを待つ。約2分でハリスが馴染むと小さなアタリが出る。ゆっくりと聞き、竿に乗ったところでアワセを入れて手巻きで慎重に巻き上げる。仕掛は案の定船底から上がって来る。船底をこすりながら上がって来たのは49cmのマダイだ。この日の1投目からマダイが顔を見せてくれた。
プロペラに仕掛が行かない釣り座に移動して3投目。指示タナ45mで2〜3分程待つがアタリが無いので竿で大きくマキエカゴを振りながら3m巻き上げゆっくり送り込むと一気に竿に乗るアタリだ。アワセを入れて竿に乗せ取り込んだ。この日最長寸は55cmのマダイとなった。
今回使用したデルフィーノはマダイのムーチングロッドでありながら不意の大物をも難無く浮かせるパワーを持ち合わせている。午前9時半を過ぎ潮はゆっくりと下り始め潮変わりとなりメジロや良型のサワラが強烈な引き味を楽しませてくれた。がま船デルフィーノはメジロやサワラもなんのその、余裕で海底から引き上げた。
マダイのタナを探るため、海底から15m〜20mで待ち、2〜3分程待ってアタリがない場合はマキエを振りハリス半分程巻き上げ待つ方法で海底から約30mの位置までタナを探る。アタリが出ない場合はこの釣法でタナを下ろして行く。指示タナまで誘いながら送り込みタナを探る。この送り込み釣法なら今回の場合は、エサが取られてなければマダイが喰わなくともタナを下げて行くことでイサキは喰って来るので空の回収は少なくとを8匹、イサキ28cm〜39cmを22匹、メジロ73cmを1匹、サワラ94cmを1本と釣果を伸ばし11時半に納竿した。
これからの日の岬沖のマダイは数、型共に期待が持てる。水温も下がり安定するとメジロのアタリも多くなりこれからが絶好期になる。是非マダイ、メジロ、イサキを狙い釣行してはいかがだろうか。
「基本のタナ取り」
船長の指示タナがある時は指示タナからハリスの約半分、ハリスが6mならば指示タナからコマセカゴを2〜3m落とし、一回目の撒き餌を竿で大きくあおって撒く。そのまま指示タナまでコマセカゴを巻き上げ二回目の撒き餌を撒きアタリを待つ。
本アタリが無く差し餌が取られるようであれば、タナを上げる。差し餌が残るようであればタナを下げ、差し餌の状況を見てその日のアタリタナを探る。
指示タナがない場合は正確に底ダチをして底からハリスの半分程の位置で1回目の撒き餌を撒き、残りのハリス分巻き上げ2回目の撒き餌をする。後は指示タナのある場合と同じ要領である。通常春に比べ秋から冬のアタリタナは底目である。
※岬丸では、CHANNEL MARK 50号、80号とがま船 真鯛ハイパースペックが試釣できますのでご希望の方は船長にお申し出ください。
※岬丸では仕掛は船に常時用意してあるので必要な方は船長に申し出てください。



タックルデータ
- 鈎
- ライン
-
ふかせ真鯛王2本仕掛 2〜3本仕掛(鈎10号・ハリス5号全長6〜8m)、50cmの片天秤にマキエステンカゴL、錘 120号、クッションゴム2.0mm×1m、中型電動リール、PEライン 3号
平井 憲の関連レポート
-
2020-01-07
【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)
今回は3年前から私、田尾安志さん(野球評論家)と釣り好きな船長の10名が関西圏の大阪湾・太平洋・日本海で色んな釣りをでの勝負する釣りバトルを行っています。この度田尾安志さんが沖縄琉球ブルーオーシャンズのGMに就任とのこと… -
2019-04-10
【船】平井 憲(京都府 宮津市)
宮津沖浦島礁中深海の根魚釣りです。ターゲットはノドグロ(ユメカサゴ)とシロソイ(タヌキメバル)です!150m以上の中水深で岩礁のある砂泥地の起伏のあるポイントでの底取りを繰り返すことが多く、手持ち釣りのため150号のオモ… -
2019-04-05
【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)
春の足音が聞こえ始めて、ようやく待ちに待った徳島沖ラングイで寒サバが釣れ出しました!和歌山県日高郡比井漁港の第12岬丸に乗船しました。第12岬丸では冨田船長と北村船長が親切にサポートしてくれます。女性や初心者の方も安心し… -
2019-04-05
【船】平井 憲(和歌山県 西牟婁郡)
寒さまだ去りやらず。年間を通してこの時季までは釣り物も少ないが、ここ和歌山白浜沖にもようやく春の声が聞こえ始めた。今回は和歌山県白浜町富田浦袋港が出船基地とする代々丸でこれから釣り時季を迎えるオニカサゴ(イズカサゴ)釣り…
船の関連レポート
-
2025-09-01
今季好調 千葉県木更津沖 盤洲のシロギス(千葉県木更津沖)
今季絶好調の「シロギス」連日束釣りの釣果が出ていて、大人気の釣り!当日も満船!この釣りの人気がうかがえます!ポイントは千葉県木更津沖の盤洲!水深は3〜7メートル先ずは天秤振分け仕掛けからスタート!一投目からバリバリ当たり… -
2025-08-12
「夏タチ」申し上げます!(兵庫県洲本沖)
「夏タチ」というワードだけで元気になれるトモチンです。泉佐野から出船の「上丸」へ行ってきました。シーズン初だったので楽しみすぎる♪当日は、長潮。出船のキャビンの中、常連さん曰く、「今日は小型が多いかも」との事。数を伸ばし… -
2025-06-18
神奈川県久比里エリアの夏カワハギ【久比里/山下丸】
神奈川県久比里山下丸さんより、夏カワハギ全開の海へ!!いよいよ始まった、デカハギ乱舞の夏カワハギ!海の中は産卵前、産卵中、産卵後と色々なカワハギが混在している感じ!当たり方も、それぞれ!テクニカルな当たりから大きい当たり… -
2025-06-02
明石タコ連日超絶好調!ウキウキクローで大爆釣!
明石タコがめちゃくちゃ釣れ始めていることを皆さんはご存知でしょうか?? 各船宿さんの釣果情報を毎日見ていたら気持ちを抑えられなくなり、がまかつ広報と鈎の企画チームで明石の魚英さんにお邪魔して明石タコを堪能してき…