釣果
ケンサキイカ 11杯、ヤリイカ 36杯
夜寒が身にしむころとなった。
ここ宮津沖の海水温はまだ20度余りあり餌取りもまだ多く見える。
宮津市大島の養老漁港に出船基地を置く大型遊漁船の新幸丸ではマダラ、オニカサゴ、沖メバル、シロソイなどの根魚以外にもシロイカの良型狙いが、またこれからはヤリイカが面白い。
シロイカ釣りは仕掛のトラブルを無くす事が大事で、初心者の方はスッテの数を5本までにして枝間は80cm〜150cm程でされると風が強い時など糸絡みのトラブルを抑えられる。スッテのエダスの長さはその日の潮の速さや烏賊の乗りを見て変える。潮が速くシロイカの乗りが悪い時などはエダスを長くするのもよい。またカカリ釣りで置き竿の低速巻き上げ釣法をする時なども長目のエダスが有利だ。竿は柔軟で喰い込みの良い物を。ただしエダスが15cmを超えるものはトラブルにつながるので注意。スッテは同じ物が並ばない様に付け、何本かは号数も変えてその日のアタリスッテを見出してそれに変えるのも釣果につながる。フック仕様にするとスッテ・エダス交換が変更が容易だ。
シロイカは終盤に入り数は出ないがメタボの良型が釣れている。10杯も釣れると肉厚なのでボリューム満点だ。
ヤリイカは秋から春のこれからが釣り期に入り、数・型共に期待が持てる。全国的に見ても、ヤリイカは食味の良さと独特の上下のシャクリ釣りの面白さが人気だ。今回のヤリイカの仕掛けは11cmサイズのプラズノを7本、下から4本目を浮きスッテに1つ付け替えたものを使用した。ヤリイカのシーズンは風が強く波も高いため長い仕掛けのトラブルが起こりやすい。筒の投入器(バズーカ)があるとスムーズな投入ができるので便利だ。
6時前に養老港を出船して約1時間で宮津沖水深160mのポイントを流した。船長が魚探を見ての移動釣りで、船長の合図で素早く仕掛け投入。着底したら底ダチを取り上下のシャクリを入れて聞く。アタリが無ければタルマセ釣りで仕掛けを寝かせてベタ底を上下の誘いで探る。ベタ底で乗りがなければ、底から10m程を上下のアクティブなシャクリでプラズノを踊らせてアピールして乗せる。乗りの確認は大きな上へのシャクリでズッシリ重量感が出るが、スルメ程は明解ではない。
ベタ底での乗りが多く出た。この釣りは誘ってなんぼの釣りである。
この日ヤリイカは19〜33cmが36杯とスルメイカ15〜30cmを6杯の釣果で納竿した。
※新幸丸では、マダラ・オニカサゴ・ヤリイカ釣りに出船しています。船長に連絡してから釣行下さい。
※この釣りは根掛かりが付きものなので錘と仕掛の予備は多めに用意する事が必要です。
※新幸丸では専用仕掛けを販売していますので必要な方は船長に申し出て下さい。
タックルデータ
- 鈎
-
ケンサキイカ 浮きスッテ3号(市販イカスッテ5本〜7本セット)、錘50号ヤリイカ プラヅノ(11cm)市販プラヅノ5本〜7本セット、錘100号
平井 憲の関連レポート
-
2020-01-07
【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)
今回は3年前から私、田尾安志さん(野球評論家)と釣り好きな船長の10名が関西圏の大阪湾・太平洋・日本海で色んな釣りをでの勝負する釣りバトルを行っています。この度田尾安志さんが沖縄琉球ブルーオーシャンズのGMに就任とのこと […] -
2019-04-10
【船】平井 憲(京都府 宮津市)
宮津沖浦島礁中深海の根魚釣りです。ターゲットはノドグロ(ユメカサゴ)とシロソイ(タヌキメバル)です!150m以上の中水深で岩礁のある砂泥地の起伏のあるポイントでの底取りを繰り返すことが多く、手持ち釣りのため150号のオモ […] -
2019-04-05
【船】平井 憲(和歌山県 日高郡)
春の足音が聞こえ始めて、ようやく待ちに待った徳島沖ラングイで寒サバが釣れ出しました!和歌山県日高郡比井漁港の第12岬丸に乗船しました。第12岬丸では冨田船長と北村船長が親切にサポートしてくれます。女性や初心者の方も安心し […] -
2019-04-05
【船】平井 憲(和歌山県 西牟婁郡)
寒さまだ去りやらず。年間を通してこの時季までは釣り物も少ないが、ここ和歌山白浜沖にもようやく春の声が聞こえ始めた。今回は和歌山県白浜町富田浦袋港が出船基地とする代々丸でこれから釣り時季を迎えるオニカサゴ(イズカサゴ)釣り […]
船の関連レポート
-
2023-09-07
テンヤタチウオ〜海況が悪い時のロッド選択!(神奈川県横須賀市 教至丸)
がまかつフィールドスタッフの濱中怜雄です。初めての投稿をさせていただきます。よろしくお願いいたします。神奈川県横須賀市走水にある教至丸さん(康太船長)にお世話になり、テンヤタチウオに行ってきました。結果から申しますと、1 […] -
2023-03-15
出たぞ尺メバル!35㎝OVER!半夜メバル船釣果(大阪府小島沖)
泉佐野北中の漁幸丸さんから半夜で尺メバルが連日上がっていると聞き早速出かけた。午後4時半に出船し洲本沖ポイントまで約50分、まだ日も高いのでガシラ、メバルを狙うも当たりなく日も暮れ出した頃小島沖へ移動。水深約30m魚礁周 […] -
2022-06-14
和歌山県日ノ岬沖・トフのイサキ釣り
6月5日 GFG関西本部主催の船イサキ釣り親睦会が和歌山県日ノ岬沖トフにて開催され参加してきました。当日、僕がお世話になったのは阿尾港の共栄丸さんで午前5時に出船し約20分程でポイントに到着。船長さんが「水深49m!底5 […] -
2021-03-04
越冬ポイントで食い上昇中
1年を通して狙うことのできるコマセマダイ。水温が最も低下する12月から2月にかけては、冬場の越冬ポイントがメインステージとなる。水深はおよそ80~100メートル前後。関東エリアでは、神奈川県の久里浜沖がその越冬ポイントと […]