SALT WATER

【船】平井 憲 (福井県 鷹巣沖)

2015-08-23

平井 憲

釣行日2015/07/07 場所福井県 鷹巣沖 玄達瀬

釣果

マダイ 84cm〜50cm 4匹、グレ 38cm〜48cm 8匹、ウマズラハギ 35cm〜38cm 3匹、イサキ 40cm 1匹

福井県 鷹巣沖から35km沖合に位置する隠れ根の大きな瀬が釣り好きならば誰もが知る一級漁場の玄達瀬である。玄達瀬は北東に向かって縦(長さ)約18km・幅(横)約7kmに細長く伸び、水深は陸方向250m、沖方向300mから内に向かって水深約10m〜30mに急にせり上る起伏の激しい瀬であるため、複雑な潮流を生み魚が集まりやすい漁場となっている。

玄達瀬は資源保護のため一年間の内6月16日〜8月15日までの2ヶ月間 許可証を持った船しか入ることができない海域のため、他の漁場より大物に巡り逢う確率はかなり高く釣り師にとってはたまらない漁場だ。7月†8月の夏になると対馬海流が入り浅根に当たり複雑な潮流をつくる。真鯛・ブリ・ヒラマサ・石鯛・グレ・ウマズラ等、多くの魚種が期待できる。

今回の1つの課題は今春に がまかつ から発売された、がま船 真鯛ハイパースペックを使って大型真鯛を釣り上げる事だ。竿の信頼度を確信する事になるとして玄達瀬に挑んだ。

納竿30分前、最後の一流し!?水深67mの駆け上がり、そこ潮は速い。ラインを20m振込み、フリーで120mラインを出し底潮に入れる、そこから指でテンションをラインに与え誘いながら送り込む。ラインが150m出たところで、スプールが音を立てた。数秒走らせアワセ竿に乗せる。がま船 真鯛ハイパースペック3.6mが弧を描いた!「ヒラマサ?」

良く引く。底を切る残り60m程でガンガンと首を振る。真鯛の引きだ!がま船 真鯛ハイパースペックは、PCS(パワー・クロス・システム)で、抵抗を繰り返す84cm・7.8kgの大鯛を難無く海面に浮かせた。

課題の大鯛は仕留めたが、残念な事にヒラマサのアタリは、1度も来なかった。船長の話しによると、今年のヒラマサは数当たらないが、アタルと大型が多いとのこと、是非、大型の真鯛・ヒラマサを狙いに行ってみては如何でしょうか。

この日GFG関西の蘇畑幸一さんと、午前5時 アラタニ釣具店、 荒谷剛之船長の 海鷹にて鷹巣港を出船、快速なクルージングで50分程、玄達瀬のポイントに到着!荒谷船長は30分程かけて丹念にポイントを探り水深約30〜40mの起伏の激しいポイントに船を掛ける。潮風が逆で、釣り辛い状況だ!

まず一投目、ライン10m振込みマキエを同調させフリーで送り込む。ラインが30m出たところで、スプールを絞り糸フケを取る・・・40m手前でラインが走る。この日の初顔は、45cmの口太グレ!玄達のグレはこの時季に真子・白子でお腹パンパンだ。玄達のグレは、

食べ味、引き味最高です。釣り辛い状況は変わらないが、この後も、グレ、ウマズラ、イサキ、真鯛と顔を見せてくれた。

玄達瀬は潮の動きで釣果が左右する。潮が動けば魚影が濃いので必ず良い釣果がでるが、その反面、餌取りも多いので潮が止まると差し餌が持たない。一日の内一回は潮が変わるのでできれば半日釣りより一日釣りが良いだろう。潮が動いた時が大物にも巡り逢うチャンス。今年も良型の真鯛・ヒラマサや、グレ・石鯛・ワラサ等続々釣れている!特にヒラマサはメーター越えも顔を見せているので是非チャレンジして欲しい。

アラタニ釣具店さんの話では、これから鷹巣沖でも良型真鯛はもちろんアジ、ハマチ、メジロやしばらくするとシロイカ(剣先烏賊)が期待できそう。事前には電話連絡して釣行してほしい。

タックルデータ

ロッド

がま船 真鯛ハイパースペック3.6m

ライン

石鯛リール、ライン フロロカーボン8号(300m以上) 、ふかせ真鯛王2本仕掛、鈎 13号、ハリス8号 全長10m

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