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新生 がま磯アテンダーⅢ もはや敵なし、レベル違いの完成度 格段にアップした操作性をまとい曲げて取るグレ竿がさらなる進化 in 長崎県五島列島

継ぎ目のないワンピースロッドのようなスムーズな曲がりを実現し、強靱な粘りとパワーで一世を風靡した「アテンダーⅡ」から12年。最新のマテリアルとテクノロジーを身にまとい、より美しく、より粘り強く曲がってパワーを発揮するとともに、圧倒的な操作性を実現したのが2023年秋に登場の「アテンダーⅢ」。
口太狙いに最適な1.25号を手に西森康博と北村憲一が初夏の五島列島で、最終テストを敢行した。

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1.25号5mと5.3mをセレクト
口太メインに中型尾長に照準

前日まで吹き荒れた南西の風も収まり、波は残るものの奈留島の東に浮かぶ末津島のハナレへ、午前11時に渡礁した西森康博と北村憲一。手にするのは2023年秋にリリースとなるアテンダーⅢの1.25号。西森は5.3m、北村は5mを使って、口太グレをメインに中型の尾長グレまでを楽しむのが狙いだ。

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「仕掛けの投入や操作は先調子のようにやりやすいよね。1.25号は軽くて狙ったところに正確に打ち込める」と西森

午後2時の干潮に向けて右から左へ下げ潮が流れる中、海に向かって左に西森、右に北村が釣り座を構える。波気もあって、グレの活性は高いだろうとの予想通り、釣り開始早々から竿は曲がるものの、上がってくるのはコッパサイズの口太グレ。これをいかにかわしてサイズアップを図るかが腕の見せどころだ。

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北村が仕留めたのは40cmに迫る尾長グレ

先に良型を食わせたのは北村。ウルトラアクティブサスデザインが実現するワンピースロッドのような曲がりを見せるNEWロッド。引きを楽しみながら取り込んだのは40cmに迫る尾長グレだった。
「コッパを避けるのに、一投目からまき餌とサシ餌は合わせてないんですが、それでもコッパが食ってくる。そこで、少し前にまき餌を打ってから竿3本ほど沖へ仕掛けを投入して狙いました。ウキ下は竿1本ほどですね」
まき餌の外側の少し深いタナにいる良型グレに照準し仕留めた1尾に北村の頬が緩む。

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まき餌とサシ餌を竿3本分ほど離すことでコッパをかわし激震をとらえた北村。アテンダーⅢ1.25号5mがガッチリと引きを受け止めぐいぐい浮かせてくる

負けじと西森が竿を曲げた。竿尻を下腹に当てて竿をためると、魚の突っ込みに追随して胴までスムーズに曲がり込む。引きが止まるやいなや、ぐいぐいと浮かせてくるバットパワーであっという間に取り込んだのは同型の尾長グレ。まき餌を手前にかためて打ち、竿2本ほど潮下に仕掛けを離して投入したのが正解だった。

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潮の流れる角度や速さがころころと変わり、狙いどころが絞りにくいが、潮目ができればチャンス到来

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まき餌とサシ餌を離して狙った西森も良型をヒット!
「仕掛けの投入や操作は先調子の竿のようにやりたいよね。1.25号は軽くて狙ったところに正確に打ち込める」と西森

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正面に見えるのが末津島。
右端がステージとなったハナレ

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西森が仕留めた40㎝オーバーの口太グレ。
1.25号には最適だ。

先調子さながらの操作性を実現
スムーズな曲がりで魚を怒らせない

干潮が近づくにつれて気持ちよく潮が走ることを期待したが、潮の角度や速さがころころと変わり、狙いどころが絞りにくい。しかしそこは百戦錬磨の2人。良型の食わせパターンを見つけて納得サイズを追加していく。

「潮目の手前にまき餌を打って、潮目の沖に仕掛けを投入し、なじませてから潮目に引っ張り込む。上の方(浅いタナ)でエサを合わせるとコッパが食ってくるので、下の方(深めのタナ)で合わせないかん。ウキ下は竿1本くらいやね」と西森。

「1.25号は軽くて使い勝手が抜群にいいね。潮目の位置がころころ変わるけど、狙ったとことに正確に打ち込める。アテンダーⅢは仕掛けを振り込んだり操作をするときは先調子のような感じで扱いやすく、魚が掛かると胴調子の粘りとパワーでぐいぐい浮かせてくれる。
途中で硬くなったりせずによりワンピースに近いスムーズな曲がりをするので、魚が怒らず取り込みやすいわね。磯っていつどこでどんな大きい魚が食ってくるか分からないけど、この竿は安心。1.25号で50cmのグレでも余裕をもって取れるんやない」と付け加えた。

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ジョイント部分の段差を極限までなくし嵌合部に特殊な素材を採用することで、よりワンピースロッドに近い曲がりを見せるウルトラアクティブサスデザイン。魚の引きに追随して胴から曲がり込み、スムーズに起こしてくるので、魚が怒らずより取り込みやすくなった

一方の北村は、3-3の浮力のウキにジンタンオモリの微調整でふらつく潮を攻略した。
「あんまり潮の効いていないところを釣るとオセンとかコッパグレにやられますね。潮の中を釣った方が型のいいグレがくる。ただ、潮がふらつくので軽めの仕掛けを使ってゆっくり入れて、湧き上がりが出たときには少しオモリを追加して潮に仕掛けが弾かれないように、しっかり潮に入っていくように釣っています。

穂先の一節を短くすることで、先が軽くなって持ち重りがまったくしません。重量バランスの見直しを含めて、自重はアテンダーⅡより重たくなっているのに、逆に軽く感じますね。リールシート側のグリップと竿尻側のエンドグリップに握りやすくて滑りにくい形状と加工を施していることと相まって、仕掛けの投入やライン操作がとてもやりやすい。口太グレやチヌを釣るときは竿尻をヒジに当ててやり取りするんですが、竿尻が滑ることなく、すごく扱いやすいですね」

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40cmの尾長をしっかり止める
ハリをのまれても切られない

干潮を過ぎてほどなく、左から右へ上げ潮が流れ出した。右端に釣り座を移していた北村が45cmオーバーの口太グレと43cmの尾長グレを追加。西森も40cmオーバーの口太グレと尾長グレを仕留め、アテンダーⅢ1.25号の釣りを存分に楽しんだ。

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ダブルヒット。楽しい時間が過ぎていく

「40cm前後の尾長グレがきてもしっかり止めてくれるし、竿全体が曲がって魚をスムーズに浮かせてくれます。ハリをのまれていても切られることなく上がってきました。すごく扱いやすい竿に仕上がってますね」
と話すのは北村。

「今回は同じ号数の竿を2人で使ったので、竿の曲がりを横から見てたけど、本当にワンピースロッドのようなスムーズできれいな曲がりをしている。口太狙いなら僕は1.25号が最適やなと思いますね」
と納得の表情で振り返る西森だった。

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良型の口太グレに笑みがこぼれる北村憲一

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こちらは尾長グレの40㎝オーバー。潮目から引き出していく