晩春のロックショアゲーム(千葉県房総半島)

NEW2025-07-09

ショアジギング&キャスティング

成相修

釣行日2025年6月9日、10日 場所千葉県房総半島

釣果

ワラサ70cm、クロダイ48cm

LUXXESTAFFの成相です。
梅雨入り間際の房総半島へヒラスズキをメインにロックショアフィッシングでお邪魔した際の釣行記をお伝えいたします。

シーズン的には春のトップシーズンが少し落ち着き、イワシの接岸と共に青物の声が聞こえる頃。
事前情報でも青物主体の釣果が聞かれていましたが、「波があればヒラスズキの顔も見れるはず!」と、現在テスト中のヒラスズキロッド片手に出掛けてみました!

私自身、ホームは神奈川の三浦半島。房総半島は東京湾を挟んだお隣りですが、低い足場の岩場が広がる房総半島は、ホーム同様の環境でありながら「外洋に面していて魚種が豊富」である為、今回テストフィールドとして数年ぶりに足を運んでみました。

Googleマップと現地の情報を照らし合わせる釣行は、ホームの釣りとは違ったワクワク感があり、魚との初対面までのプロセスを味わう楽しみがあります。

久々の房総半島ということもあり、潮通しが良い岬や波打ち際に白波が立つ「サラシ」を探しながら釣り歩きます。
まずまずの良いサラシと沖に数羽のミズナギドリを確認。ベイトと潮通しは良さそうです。
波打ち際のサラシへ、ミノーやシンキングペンシルを中心に打っていきますが、ヒラスズキからの反応はなく時間だけが過ぎていきます。

その時、突如沖合で青物のナブラが発生。
「今日はヒラスズキ狙い、、」と言いつつ「数投だけ!」と気がつけばシンキングペンシルをキャストしていました。この時期は水面を早く引いてくるよりゆっくりと魚にルアーを見せて口を使わす方が有効だったりします。秋の場合はまた違ったアプローチが、、(この辺りは違う機会に!)

2投目にルアーの後方に付く黒い影を確認するとルアーが水面から消え、ロッドティップが引き込まれました。
私が使用しているプロトのヒラスズキロッドは、シリーズの中でも一番曲がる仕様でテスト中で
「魚の突っ込みに対し、ロッドがしっかりと追従して、バラシを軽減すること」を狙っています。

青物もワラサクラスとなるとMAX値でロッドが曲がり込む事を想定していた為、ファイト中はロッドの曲がり込み、復元具合を見ながら思いっきり曲げてみます。

何度と突っ込みを繰り返していきましたが、ただ曲がるだけでなくしっかりと復元し、魚を浮かす事ができランディングとなりました。

足元のタイドプール一面12〜14cmのカタクチイワシが打ち上がりますが、その後は無くポイントを後にしました。

翌日はエリアを変え、遠浅さのシャローへ。
突き出した岬のワンドにセットが入りサラシが形成させるヒラスズキの好環境。しっかりとセットの波長を確認し、シンキングペンシルをフルキャスト。糸フケを巻き取りながらルアーをトレースすると「ガッツン!」と金属的なバイト。しっかりと竿を曲げ込み魚との距離を詰めます。

エラ洗いしないところ「良型ヒラスズキ?」と頭によぎるもの、見えてきたのは平たく黒光る魚体。
「クロダイだ!」と魚を見ながらも、セットの波のタイミングを見計らい、平磯にそのまま魚をズリ上げて無事キャッチ。

結果的にはヒラスズキは2バイト取るも、ランディング前のバラシでノーキャッチ。
課題が残る釣行となりましたが、釣り場を開拓しながら房総半島の磯を満喫することができました。磯周りの生き物の様子や海岸の動植物など、ホーム三浦半島と似ている環境でありながらも異なった豊かな自然を感じる良い釣行となりました。

まだプロトロッドのテストは始まったばかり。
秋シーズンに向け、やる事は山積みです。

 

トレブル SP シリーズ

ワラサ70cm

ベイトに乱舞していたグットコンディションのワラサ。餌が多い証拠だろう。

クロダイ48cm

磯で出会う燻銀の個体を見るだけで笑みがこぼれる。

プロトロッドと共に。

タックルデータ

ロッド

ヒラスズキプロトロッド

トレブル SP シリーズ SPMH#3

ライン

PE1.5号、リーダー30lb(ナイロン)

エサ

シンキングペンシル(12cm)

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