釣果
メバル28cm~39.5cm 23匹、シロソイ25cm~41cm 28匹
秋も深まり、朝夕は肌寒さを覚える昨今!魚達も冬に備えて身は締まり脂を乗せ始める。今回は、京都府宮津市に出船基地を置き、宮津の沖釣りの事なら生き字引と言われる光洋丸の今岡 厚志船長に浦島グリの根魚釣りに案内して頂いた。
この時季の宮津沖の浦島グリの狙いどころはなんと言っても沖メバルやシロソイ等の根魚達である。水深120〜170m底からの魚信は何度味わっても心地良いものである。
前日、シロソイはそこそこ釣れたものの沖メバルは今1つとの事。潮次第で釣果が左右する。
この日は、プロ野球解説でもおなじみの田尾安志さんと“爆釣”を目指し気合いを入れて望んだ!田尾さんとの 目標は沖メバル “ツ抜け”(10匹以上)と型は35cmオーバー越えだ(田尾さんとの釣行では、毎回竿を出す前にその日の目標を決める)
朝7時に宮津港に田尾さん、私と常連さん含む計4名が集合して午前7時半過ぎに宮津港を出船した。目指すは浦島グリの北端に2時間掛けて10時前に到着、今岡船長がスパンカーを張って船を立てる。田尾さんは左舷の前に私は左舷胴に釣り座を取る。
使用竿はCHANNEL MARK。使用錘が120号なので80号。竿の上げ下げで幅広い誘いを掛けるため3.0mをチョイスした。
午前10時過ぎに、今岡船長の「水深146m!やって下さい」の合図で釣りを開始した。
胴突7本鈎の仕掛にホタルイカを刺す(足ばかり取られる時は、胴を外し目の間に鈎を抜き刺す)錘から仕掛が重ならないように投入。
この釣りの注意事項の1つに仕掛の投入がある。船長の合図で一斉に仕掛を入れたとしても、120m以上の水深では潮・風の影響をうけて糸フケが出過ぎるとオマツリの原因になるため、仕掛の落とし込みはスプールにブレーキを掛けながらまわりの乗船者のラインの出方と自分のラインが交差しないように注意する。再投入時もまわりのラインを見ながら投入。
錘が着底したら底ダチをしてゆっくり竿先を上げて誘い、誘い上げた分を竿先を海面まで戻しながら巻き取り、底から5〜6mタナを探る。アタリが無ければ、底まで誘いながら戻し、を繰り返す。
底〜4m誘い上げたところで、明快なアタリだ。そのままゆっくり巻き上げ追い食いを誘う!この日の初顔は32cm、30cmの良型の沖メバルがダブルで参上してくれた。
この日は、風も穏やかで潮は殆ど動かないため、船の流れが緩やかで状況は良型沖メバルの小さなポイントには最適であった。午後3時頃までに田尾さんと私は良型の沖メバルを爆釣した。無論シロソイも爆釣!
後は、サイズアップを狙う。3時過ぎの最後の一流し…今岡船長の「水深160m!やって下さい」の合図。仕掛を海底に着けてしまうとシロソイやガシラが喰って来るので、海底10m手前で仕掛を止め、ゆっくり送り込む。5m落とし込んだところで沖メバルのアタリだ!一度アワセを入れて2mほど落とし込んだところでゆっくり巻き上げると底から6m付近で明快なアタリ!聞きアワセ、底から10mまでゆっくりと誘い巻き上げた後は、取り込みの巻き上げに入る!ラストの一流し!本命の沖メバルが3連で顔を見せてくれ、そのうちの1匹がこの日船内トップの39.5cmの大メバル。まさに最後を飾ってくれた。
田尾さんとの目標も楽々達成である。2人とも早々に納竿。他の方も大漁の大満足で帰港致した。良型の沖メバル・シロソイを釣らせてくれた船長と魚豊富な浦島グリに感謝して、午後6時過ぎ帰港した。私の釣果は沖メバル28cm〜39.5cmが23匹、シロソイ25cm〜41cmが28匹だった。
※良型の沖メバル狙いだが、シロソイやノドグロ(ヒメカサゴ)を狙いたい方は、船長に相談下さい。かなり良型のシロソイやノドグロの釣れるポイントもあるようだ。
※この釣りは根掛かりが付き物なので錘と仕掛の予備は多めに用意する事が必要。
(タックル)
リール:中型電動リール
ライン:PE4号
錘:100号〜120号
仕掛け:沖メバル五目サビキ(鈎:極ムツ7本鈎15〜16号、ハリス5〜6号、幹糸7〜8号)全長6.4m
(エサ)
光洋丸さんが、ホタルイカ等を用意してくれているが、魚の切り身・スルメイカの切り身等を前持って用意していくのも手段。手間がはぶけて釣果につながる。ヒイカ、小アジ、カタクチイワシ等、小さいものは一匹掛けする。
タックルデータ
- ライン
-
中型電動リール、道糸PE-4号
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