第32回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権
大会結果報告

大会
第32回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権
主催
株式会社 がまかつ
協力
がまかつフィールドテスター、GFG(がまかつファングループ)、
がまかつフィッシングロッド販売契約店、友部湯崎湖
日時
平成22年10月16日(土)・17日(月)
場所
茨城県笠間市『友部湯崎湖』 
選手
48名

7度目の挑戦で念願のV! 天笠充選手(三川フィッシングパーク)初優勝!!


 「第32回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権」(主催・がまかつ)が16、17日の両日、茨城県 友部湯崎湖で行われた。全国5会場の予選とシード選手の48人が参加。予選2回と準決勝が戦われ、決勝戦の6選手が選出。2時間半の試合を行った結果、思わぬ大デッドヒートが展開した。共に27枚のヘラブナを釣った天笠充選手(三川フィッシングパーク)が14.4kg、石井昇一選手(富里乃堰)が14.2kg。僅か200gの差で、輝く栄冠は天笠選手の頭上に輝いた。3位は板平寛光選手(鬼怒川大自然)の14.0kg。4位は鳥居裕輔選手(富里乃堰)12.9kg、5位岩本俊秀選手(シード)12.6kg、6位嶋田猛選手(富里乃堰)12.0kg。

 

出場選手のみなさん


【予選】

  会場は茨城県の友部湯崎湖。6日の新ベラ2トンを放流。型はキロ2枚。放流直後は良く動いていたが、最近食いがやや渋いという。48選手が抽選で6人1組の8組に分かれ、2回戦い、重量で上位3人が準決勝へ進む。東西に約82mの2号桟橋が選ばれた。16 日の午後12時半、三木審査委員長のホイッスルで試合の幕が切って落とされた。
 一斉に竿を振る。1分後早くも嶋田猛選手が竿を曲げた。続いて山田欣史選手(水藻フィッシングセンター)がタモを出す。桟橋の西側で竿が良く曲がった。1回戦では5組の天笠選手が17.6kgでトップの成績。

 

32回G杯へら予選風景

2回戦は17日の午前6時スタート。気温は15度、水温20.5度。肌寒いなか最終予選を戦った。6分後、北向きの綾部功選手(シード)が竿を曲げて口火を切った。その後も北向きの選手が次々と竿を曲げる。フラシを最初に追加したのも中央付近北向きの麻野昌佳選手(シード)だった。6組の水杉良正選手(水藻フィッシングセンター)が17.4kg釣り、1回戦の8.6kgと合わせて26.0kg。6組でトップ当選となった。
  しかし、5組の岩佐進選手(富里乃堰)は「ダン床でやったがヘラが底に下りなかった」といい、予選で姿を消した。岩佐選手は65歳、全国大会10年連続出場だ。4組の荒木憲一選手(水藻フィッシングセンター)も「試し釣りではグルテンでダン床が良かったが、当日は様子が変わっていた。6枚で4.8kgと型は良かった」   各組上位3人の24選手が準決勝に進んだ。

 

予選 結果表

【準決勝】

抽選で24人が6組に分かれて各組1人の狭き門を目指した。時間は10時~2時間半。10時3分、3組の川上智司選手(三川フィッシングパーク)が口火を切った。同時に2組の青柳善彦選手(富里乃堰)も竿を曲げ、1分後2枚目を取り込む。午前11時33分、最初にフラシを追加したのは1組の石井昇一選手だった。石井選手は11.8kgで決勝戦への切符を手にした。2組は板平寛光選手、3組は嶋田猛選手、4組は鳥居裕輔選手、5組は岩本俊秀選手、6組は天笠充選手の6選手が決勝戦に進んだ。


昨年の覇者・元生貴男選手(シード)は「気温が暖かく上ずりが激しかった。タナが合うと2、3枚釣れるがすぐ食いが止まる。メーターの釣りをしたがこれでも釣れるので、迷いが出た」

名手・上村恭生選手(水藻フィッシングセンター)は「午前中の終盤に良い感触があった。ハリスを短く20cmにして釣れたので、一か八かの釣りをしてみたが、午後は池の状態が変わっていた」。両者は惜しくも準決勝戦で敗退した。

 

準決勝 結果表

【決勝戦】

 2号桟橋南向きに6選手が並んだ。西から天笠充選手(三川フィッシングパーク)岩本俊秀選手(シード)鳥居裕輔選手(富里乃堰)嶋田猛選手(富里乃堰)板平寛光選手(鬼怒川大自然)石井昇一選手(富里乃堰)の順。全員8尺(2.4m)の竿でセットの釣り。両サイドの天笠選手と石井選手がメーターの釣り。中の4人がチョウチン。

 

 午後1時~3時半。気温24.5度、水温21.5度。三木審査委員長の合図で一斉に打ち込みを開始。7分後、岩本選手の打ち込み8回目初めてのアタリ。岩本選手はそのアタリを見事にとらえ、ガッチリとハリに乗せる。続いて鳥居選手と天笠選手が竿を曲げた。その後次々に竿が曲がるが、板平選手と石井選手が一足遅れた。石井選手は13分後、振り込み18回目に初めて取り込んだ。板平選手は12投目ようやく食わす。


決勝戦出場 6選手

32回G杯へら 表彰台
左より準優勝 石井昇一選手(鬼怒川大自然) 
優勝 天笠 充選手(三川フィッシュパーク)
第3位 板平寛光選手(鬼怒川大自然)

 天笠選手は好スタートを切り、次々と竿を曲げる。スタートが遅れたものの石井選手は次第に調子を上げ、2時4分には14枚のヘラを取り込んでいた。天笠選手は途中で素バリが多くなり、2時7分に11枚。板平選手の竿が頻繁に曲がり、追い上げていたが、2時6分10枚目を取り込む。その後16回も素バリが続き大きく出遅れた。天笠選手は2時の時点で11尾、その後素バリが14回続いて、2枚追加したがそれから25回も素バリ。

 

 石井選手が変わらず頻繁に竿を曲げているので「優勝はほぼ決まった」と思われたが、後半天笠選手が復活。「冷静に、冷静に」と自分に言い聞かせたそうで、じっくり待って確実に竿を曲げ始めた。天笠選手は160回の振り込みでヘラブナは27枚、岩本選手162回で22枚、鳥居選手150回で23枚、嶋田選手171回で22枚、板平選手125回で18枚、石井選手218回で27枚。

 

 重量は天笠選手が14.4kg、石井選手14.2kg。数は両者とも27枚だった。僅か200gの差で天笠選手が念願のG杯を手にした。3位は板平選手の14.0kg。4位は鳥居選手で12.9kg、5位は岩本選手の12.8kg、6位は嶋田選手の12.0kgだった。

G杯へら ヒーロー 天笠 充選手 談

 各順位が紹介され、一番高い表彰台の席が残った。「優勝は天笠選手!」と呼ばれた時、熱い涙が込み上げてきた。悲願の優勝だ。
感無量です。全国大会7回出場、うち3位が2回、2007年に準優勝。一番高い優勝者の席にはどうしても登れなかったが、今年は千葉から岐阜の三川フィッシングパークまで遠征して、予選に駆けつけた。その甲斐があった。

 

 今年は1回戦から調子が良かった。狙いが池に合っていると思い、調子を壊さないようにやった。決勝戦では最初は良く釣れたが途中でハリに乗らなくなった。

 

 釣り座が2席空いていたので、周りの気配に邪魔されることなく、落ち着いた釣りができた。この時「いつもの釣りをしよう」と自分に言い聞かせ、冷静を保った。釣れない原因はヘラが上ずったためだ。


天笠充選手 顔写真

  上層で魚が騒いでいるので、エサのブレンドはそのままに、エサが上で開かないようにした。指先で丁寧にエサを練り、しっとりとして軟らかくした。そして少し大きめにハリに装着。バラケを魚に触らせて、溶けたエサが落ちていく。その先に食わせがあり、寄った魚が吸い上げてくる。ウキがツンツンと動き、ゆっくり浮いてツンとはっきりしたアタリが。小型がエサに触っているのを放置して、堅いツンを待って合わせた。だから、かなりじっくりと待ったため、少し大きめの魚が釣れたように思う。

 

 エサのブレンドはペレ匠顆粒1にセットバラケ鬼武者1、若武者2、ペレ匠ダンゴ1に水2の割合。調整は手水。食わせは感嘆。ウドンも使った。
竿は「がまへらMIII 8」を使った。すごく気に入っている。浅ダナの8尺ではガッと乗った時の感じが最高だ。軟らかくなく、硬すぎず。ギューッと締め込まれた時、ハリスが飛ぶことがなく、のされることもない。しっかりと支えてくれる。メーターの釣りには絶対この竿を使っている。

がまかつのハリは全体に丈夫だ。折れたり曲がったりしない。食わせは「A1アスカの5号」を使った。フトコロが四角軸でエサが残りやすい。上バリは「Gハード 改良ヤラズの8号」。大きめのハリがそろっているし、しっかりしていて、掛かりが早い。男性的なハリだ。



優勝天笠 充選手プロフィール

ホームグラウンドは千葉県の「富里乃堰」。週1回ペースで釣行。昔は渓流もしたが、今はヘラブナ1本。富堰釣好会所属。船橋市で奥さんと子どもの3人暮らしの39歳。会社員。

談話

  • 三木修審査委員長「時期的には浮き気味。メーターの釣りで狙ったタナに魚を安定させるのがコツだ。決勝戦では両サイドがメーターの釣りで1、2位を分けた。いい試合を見せてもらった。ルールを守って、一生懸命釣ってくれたのが嬉しい」
  • 2位の石井昇一選手「優勝出来なければ2位もドン尻も同じ。くやしいが、天笠さんは仲間だから嬉しい。後半30分、スレが多かったのがくやしい」
  • 3位の板平寛光選手「G杯の全国大会は初めて。今日は上出来だった。この喜びはまず嫁に知らせます」
  • 4位の鳥居裕輔選手「疲れました。日が指して来てから合わなくなった。元エサを少しずつ加えて練りを変えてみた」
  • 5位の岩本俊秀選手「手に合わなかった。くやしい」
  • 6位の嶋田猛選手「疲れた。抗癌剤を打っているので、体調が最悪」

決勝戦 6名

順位 氏名 代表会場 年齢 住所 重量(kg)
優勝 天笠 充 三川フィッシングパーク 39 千葉県船橋市 14.4
準優勝 石井昇一 鬼怒川大自然 34 東京都荒川区 14.2
第3位 板平寛光 鬼怒川大自然 37 群馬県太田市 14.0
第4位 鳥居裕輔 富里乃堰 39 埼玉県川越市 12.9
第5位 岩本俊秀 シード選手 42 兵庫県神戸市兵庫区 12.8
第6位 嶋田 猛 富里乃堰 61 奈良県香芝市 12.0

決勝戦使用の仕掛

順位 氏名 竿
優勝 天笠 充 がまへら MIII 8 上 Gハード 改良ヤラズ 8号
下 A1アスカ 5号
準優勝 石井昇一 がまへら 紫峰天月 8 上 改良ヤラズ 8号
下 改良ヤラズ 3号
第3位 板平寛光 がまへら 飛翔天 8 上 A1アスカ 8号
下 A1アスカ 3号
第4位 鳥居裕輔 がまへら 天也翔抜 8 上 ヘラ角ひねり 8号
下 スッポン 6号
第5位 岩本俊秀 がまへら 張月 8 上 アラシ 6号
下 アラシ 5号
第6位 嶋田 猛 がまへら 華楽 8 上 改良ヤラズ 6号
下 改良ヤラズ 4号

準決勝戦結果

【1組】

ゼッケン
氏名
代表
重量 (kg)
勝ち抜き
12
傍島毅
三川FP
5.8
石井昇一
36
麻野昌佳
シード選手
8.0
10
石井昇一
富里乃堰
11.8
41
松下修平
水藻FC
9.0

【2組】

ゼッケン
氏名
代表
重量 (kg)
勝ち抜き
44
板平寛光
鬼怒川大自然
11.6
板平寛光
16
青柳善彦
富里乃堰
9.0
39
高橋秀樹
富里乃堰
9.6
15
上村恭生
水藻FC
5.4
【3組】
ゼッケン
氏名
代表
重量 (kg)
勝ち抜き
38
山口雅彦
水藻FC
5.6
嶋田猛
5
川上智司
三川FP
5.8
4
嶋田猛
富里乃堰
11.6
9
濱嶋勇
シード選手
7.8
【4組】
ゼッケン
氏名
代表
重量 (kg)
勝ち抜き
25
都祭義晃
鬼怒川大自然
7.8
鳥居裕輔
3
平石泰裕
三川FP
5.8
17
大友修一
追分池
7.2
21
鳥居裕輔
富里乃堰
10.6
【5組】
ゼッケン
氏名
代表
重量 (kg)
勝ち抜き
43
綾部功
シード選手
9.8
岩本俊秀
34
水杉良正
水藻FC
9.6
27
赤川武寿
鬼怒川大自然
10.0
35
岩本俊秀
シード選手
11.2
【6組】
ゼッケン
氏名
代表
重量 (kg)
勝ち抜き
28
天笠充
三川FP
12.2
天笠充
46
木村浩重
富里乃堰
8.0
24
元生貴男
シード選手
9.6
20
葛西涼
三川FP
8.0

 

予選戦結果 重量(kg)

【1組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
1
松本博明
水藻FC
5.0
3.6
8.6
 
2
若林章
三川FP
7.2
3.0
10.2
 
3
平石泰裕
三川FP
6.8
4.8
11.6
3
4
嶋田猛
富里乃堰
12.8
4.6
17.4
1
5
川上智司
三川FP
9.8
4.8
14.6
2
6
南方努
三川FP
5.8
3.6
9.4
 

【2組】

ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
7
中谷祐三
鬼怒川大自然
6.8
3.6
10.4
 
8
外山隆三
鬼怒川大自然
6.8
2.6
9.4
 
9
濱嶋勇
シード選手
10.6
7.6
18.2
2
10
石井昇一
富里乃堰
12.4
7.4
19.8
1
11
小関伸一
鬼怒川大自然
7.4
3.4
10.8
 
12
傍島毅
三川FP
9.6
3.2
12.8
3
【3組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
13
小柳康秀
鬼怒川大自然
4.6
3.0
7.6
 
14
長谷川誠
鬼怒川大自然
5.4
3.0
8.4
 
15
上村恭生
水藻FC
7.4
5.4
12.8
3
16
青柳善彦
富里乃堰
8.6
6.8
15.4
1
17
大友修一
追分池
9.6
4.8
14.4
2
18
髙橋保雄
鬼怒川大自然
5.2
2.2
7.4
 
【4組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
19
佐古口行隆
富里乃堰
8.0
2.6
10.6
 
20
葛西涼
三川FP
12.6
5.6
18.2
2
21
鳥居裕輔
富里乃堰
10.4
5.8
16.2
3
22
高橋良司
追分池
4.2
5.2
9.4
 
23
荒木憲一
水藻FC
9.4
4.8
14.2
 
24
元生貴男
シード選手
12.6
7.6
20.2
1
【5組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
25
都祭義晃
鬼怒川大自然
12.6
12.6
25.2
2
26
山田欣史
水藻FC
11.2
6.0
17.2
 
27
赤川武寿
鬼怒川大自然
8.4
9.8
18.2
3
28
天笠充
三川FP
17.6
9.2
26.8
1
29
横山光宏
水藻FC
5.6
6.0
11.6
 
30
岩佐進
富里乃堰
8.0
5.0
13.0
 
【6組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
31
中川雅之
富里乃堰
7.0
7.4
14.4
 
32
北川忠
三川FP
7.6
11.0
18.6
 
33
源弘次
富里乃堰
5.2
5.2
10.4
 
34
水杉良正
水藻FC
8.6
17.4
26.0
1
35
岩本俊秀
シード選手
10.6
12.0
22.6
2
36
麻野昌佳
シード選手
5.8
13.4
19.2
3
【7組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
37
松岡憲彦
三川FP
8.0
10.0
18.0
 
38
山口雅彦
水藻FC
6.4
12.0
18.4
3
39
高橋秀樹
富里乃堰
7.8
14.6
22.4
2
40
中崎啓一
三川FP
7.6
9.0
16.6
 
41
松下修平
水藻FC
16.2
11.2
27.4
1
42
古橋一哲
鬼怒川大自然
6.2
9.2
15.4
 
【8組】
ゼッケン
氏名
代表
1試合
2試合
合計
順位
43
綾部功
シード選手
10.6
14.4
25.0
1
44
板平寛光
鬼怒川大自然
8.8
12.0
20.8
2
45
加治屋浩
水藻FC
8.0
10.8
18.8
 
46
木村浩重
富里乃堰
7.6
11.4
19.0
3
47
駒形訓
追分池
6.8
9.4
16.2
 
48
山口要
水藻FC
8.6
9.4
18.0
 

※敬称略
※重量はフラシ込み(2フラシ目からは-1.6kg)