その他大会・イベント 2023

2023年度がまかつ へらぶなチーム対抗戦東日本大会

2023-12-07

大会結果

開催日

2023年11月18日(土)

開催地

椎の木湖

競技時間

1回戦 7:00~10:00 2回戦 11:00~14:00

参加選手

71組142名

審査方法

ペア2名の総重量にて順位を決定

71組142名が今年も椎の木湖に集結。

過去にない激渋状態の中、奇跡の大逆転が巻き起こる!

 

食い渋りの椎の木湖

 

 

1118日(土)、今年も「がまかつへらぶなチーム対抗戦 東日本大会」の季節がやってきた。会場はお馴染みとなった埼玉県「椎の木湖」。71142名を集めての開催となった。

21組のチーム戦となる大会。そんな今年の「がまペア」の朝は、やはり例年どおり厳しい冷え込み。気温は7度で、夜明けの受付に並ぶ選手の姿にはダウンウェアが目立つ。ひときわ暑かった今年の夏を懐かしむ声もあちこちで聞こえるなど、やはりみな総決算的な心持ちで参加されている選手が多いようだ。また、チーム戦ということで楽しい作戦会議などもあちこちから聞こえ、高揚した雰囲気の中で受付と釣座抽選が進んでいく。

がまペア名物の美しい朝焼けの中での受付は、選手のみなさんのご協力もあってきわめてスムーズに行われ、釣座抽選を終えた選手は参加賞を受け取って釣座へと向かう。使用桟橋は2号、及び3号桟橋の2本の両面打ち。7時から10時までが1回戦、休憩を挟んで11時から14時までが2回戦となり、計6時間の競技による総重量にて順位を決定する。もちろんチーム2名の合計釣果で競われるから、たとえ自分が釣れていなくても簡単には諦められない楽しさやスリルが「がまペア」の魅力。そして今年の大会は、そんな魅力を体現するかのようなドラマが起こるのである。

 

大会史上最高の食い渋り!?

 

 

 

今回の会場となった椎の木湖は、元来夏に強い釣り場として知られ、「がまペア」が行われる11月後半は、ちょうど季節の変わり目でただでさえ食い渋る時期。そして今年は大会前日は冷たい雨の一日で、水温がさらに下がり、大会当日は厳しい食い渋りが予想された。

試し釣りをした選手は「相当に厳しい。1枚が順位を大きく左右する」という声が多く聞かれ、まさにそんな予想どおり…。いや、その予想をさらに上回る激渋状態が選手達を翻弄する状況となる。

 

 

 

7時、まだ寒さが残るなかで1回戦がスタート。

通常、椎の木湖は朝の出だしは浅ダナ(メーター)系が強く、午後からチョーチン…という図式となることが多い。確かにこの日もそうなのだが、そういった傾向を凌駕するほどの渋さが選手達に襲いかかる。選手達の釣り方は、メーターウドンセット、チョーチンウドンセット、沖目の浅ダナセット、大型新べらを狙ったグルテン系の宙や、底釣りと、意外とバラけた印象。純粋なトーナメント個人戦であればメーターorチョーチンウドンセットの2択となるが、やはりイベント的な要素も濃い同大会。豪快な釣りで一発を狙う選手も多く、また競技中の雰囲気も真剣ながらもどこか和やかな雰囲気も漂う。しかし、とにかく渋い

序盤はやはりメーターウドンセットの選手達がやや先行したように見えたが、それも最初だけで、釣り方を問わずになかなか竿が曲がらない状況が続く。やはり前日の雨が思った以上に効いてしまっているのか、1時間経って釣果ゼロの選手も多く、大半が12枚…という、非常に厳しい状況となった。

そんな中、ポツポツと確実に拾い続けて周囲から抜け出し始めたのが、田口昌明&鈴木武彦のメーターペア。2人とも知る人ぞ知る浅ダナセットの名手で、鈴木選手は「がまペア」優勝経験もある実力派。田口選手も絶好調でチームを引っ張り、見事、1回戦はトータル16.96kgで暫定トップとなる。鈴木選手が個人14位、そして田口選手が個人3位と、2人がともに上位に入っての結果だった。暫定2位は、これまた実力派コンビである櫻井和弘&西山隆弘ペアがトータル14.24kgで続く。しかし上位でも10kg前後というところに、当日の渋さが窺い知れる結果となった。

 

まさかの大逆転劇!

 

1時間の休憩を挟み、釣座を移動しての2回戦が11時よりスタート。競技時間は1回戦と同じく3時間で、14時までの競技で全てが決する。椎の木湖は日中から午後にかけて大型の食いが上向く傾向があるので期待されたが、無情にも風が吹き始める…。特にレッドエリアの工場向きに入った選手達は完全な向かい風となり、浅ダナチョーチン問わず、厳しい釣りを強いられていく。また日中になっても期待の新べらの食いも今ひとつで、長竿を振る選手達の表情も渋いままだ。そんな中、メタリックピンクの「がまへら千早」を浅ダナで目立って曲げる選手が手前にいた。2号桟橋手前ヘチ、ゴルフ場向きに入っていた高橋秀也選手だ。メーターウドンセットで、明らかに周囲より抜き出て大型を拾い続けていく。またペアを組む大野大選手も、3号桟橋中程でチョーチンで丁寧に大型を掛ける。しかし、この高橋&大野ペアは、1回戦ではトータル5.74kgしか釣っておらず、順位も46位に沈んでいる。2回戦は釣ってはいるが、さすがに優勝はないか…というのが偽らざる本音だった。

幸い風はそのまま強くなることはなかったが、肝心の魚の食いの方は最後まで今ひとつ。椎の木湖を得意とするトップトーナメンター達が軒並み苦戦を強いられる中、1回戦でトップを奪取した田口&鈴木ペアが、やはり確実に拾い続けていた。このまま田口&鈴木ペアが優勝か…と思われたのだが、しかし、終盤になってますます釣り込んでいく高橋選手、そして拾い続ける大野選手が…。

 

「諦めたらそこで試合終了ですよ」

 

 

 

5時に結果発表が始まると、どよめきが起こった。なんと優勝は田口&鈴木ペアではなく、終わってみれば7.87kgの差をつけての大逆転劇で、高橋秀也&大野大ペアが初優勝となったのだ!高橋&大野ペアの釣果は34.37kg。大逆転劇の立役者はやはり2回戦の高橋選手で、1回戦1枚、2回戦は15枚以上の大型を釣り込んだ。2位以下はまさに大混戦で、2位の田口&鈴木ペアが26.50kg、以下グラム差で田中 豊&久保田剛志ペアが26.45kgで第3位に入賞した。上位3名の選手には記念のクリスタル盾と、がまへら竿、がまかつ鈎1年分などの賞品が贈られた。

杉本智也&都祭義晃フィールドテスターによる入賞者インタビューでは、渋い中での「釣りコツ」が上位選手から聞き出され、また最後は大野選手が釣った数はペアの高橋選手が多いにも関わらず、ユーモアたっぷりに「諦めたらそこで試合終了ですよ!」という決め台詞で締め、会場に笑顔と拍手が巻き起こった。その後、上位ペアの発表に続いて、賞品が振る舞われた楽しい抽選会が。釣りの方は予想外の食い渋りとなったが、その分、宮城県から参戦した「諦めないペア」が爽やかなドラマを起こした、非常に楽しい大会となった。

 

優勝 高橋秀也選手データ メーターウドンセット

  • 竿 がまかつ【がまへら千早】8
  • ハリ 上がまかつ【アラシ】6号 下がまかつ【角マルチ】2
  • 道糸 1.0号 ●ハリス 上0.6号 下0.4 845cm

 

優勝 大野 大選手データ チョーチンウドンセット

  • 竿 11
  • ハリ 上がまかつ【アラシ】8号 下がまかつ【コム】23
  • 道糸 1.2号 ●ハリス 上0.6号 下0.4 10-40~70cm

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