【フィッシングDAYS】#86 栃木思川でパワーゲーム 田嶋剛が大アユに挑む

2024-01-15

フィッシングDAYS

・タックル

ロッド:がま鮎競技GTI2

フック:T-1大鮎要 8.5~10号 3本錨

 

・アングラー:田嶋剛(テクニカルインストラクター)

 

・ターゲット:鮎

日本を代表する淡水魚が今回のターゲットのアユ。日本を中心に東アジア一帯に生息する。秋に川で生まれた稚アユは、海へと下り、翌年の春に川へと遡上する。仔稚魚の頃はプランクトンなどを常食し、川に遡上してからは岩に付く藻類を主食とする。石に付く藻類を食べることから、質の良い石の周辺を自らの縄張りとし、侵入者に激しく攻撃を仕掛ける。この習性を利用したのが友釣り。1年で一生を終えるため、解禁当初の若いアユから盛期のアユ、産卵を意識した終盤のアユと、季節の進行に伴って、その大きさや味も変わる。また、各河川に繁茂する藻類を食すため、川によって食味もかわる。

 

・フィールド:栃木・思川

栃木県鹿沼市粕尾地区の北西部から、宇都宮市や日光市など5市2町を通り渡良瀬遊水地へ注ぐ思川は、利根川水系、渡良瀬川支流の一級河川。小河川ながら地域のアングラーの間では古くから大型アユが釣れることで知られており、加えてアユの引きが非常に強いことでも有名。また、関東圏でもっとも早く解禁を迎える河川で、初期には解禁を待ちきれないアングラーにも人気がある。今回の舞台は鹿沼市深程にある清洲橋上流で思川と大芦川の合流地点より大芦川に少し入ったエリアと、清洲橋下流部となったが、ともに川幅は10m程度の小河川ながら掛かってくるアユはほとんどが20cm以上、25cmを超すアユもかなり登場した。