がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85

がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85 がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85

引抜早瀬85とは?

競技GTI Ⅱはさまざま状況に幅広く対応できる6機種をラインナップするが、繊細な釣りから豪快な釣りまでオールマイティに対応できるのが引抜早瀬。
細身な8.5mは支流から本流までオールラウンドに対応し、特に風がある場面などで真価を発揮する。

競技GTI Ⅱに引抜早瀬85が登場

解禁から終盤まで熱い釣りが楽しめる高知県仁淀川。下流域にくると広々とした大河川の様相を呈する。16~24cmをメインに数釣りが期待できるポイントで、北村がチョイスした竿は競技GTI Ⅱ 引抜早瀬8.5m。
「まずはトロでよいオトリを確保し、それから瀬を釣っていきますね。瀬肩の上流部は砂地でそこから石がボコボコ入っていますが、その境目の筋を集中的に狙っていきたいと思っています」
素直に胴に乗って曲がってくれる競技GTI Ⅱ引抜早瀬の8.8mや8.5mなら、流れが強いポイントでもオトリが浮きにくくすんなり引いてこれる。では、なぜ8.5mを選ぶのだろう。
「軽く持ち重り感も少ないので、風があるときなどは8.5m。8.8mも風切りとか取り回しもいいんですけど、8.5m の方がさらに操作性が秀逸。そして今回のように自分の狙ったところ、流れの筋を外さず釣るというときには、より一層思い通りの操作が可能になります」
この日、小さめの鮎をオトリにする場面もあったが、荒々しい流れでも狙いの筋で的確な操作を行うことができた。そのおかげもあって、短時間で30尾を超える釣果を叩き出したのだった。

がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85

緻密・繊細で持って軽いオールマイティな次世代標準全長

「27~28cm の鮎が掛かってくるときには、やはりパワー系の竿が必要になりますが、22~23cmまでの鮎だと解禁から終盤まで、瀬でもトロでもオールマイティにオールシーズンに使える競技GTI Ⅱ 引抜早瀬が欠かせません」という北村。
すでにラインナップされている8.8mは若干胴に乗りやすい調子。8.5mはそんな調子を受け継ぎ、さまざまなシチュエーションにかかわらず、至極スムーズ、かつ繊細にオトリの操作が可能。引きやすくオトリが弱りにくいという調子がしっかりと踏襲され、操作性に長けるというモデルになっている。
「やっぱりちょっと硬い竿だとオトリに背バリを打ってあげるとか、仕掛けにオモリを打ったりしないと、今日のようにスピードを付けて引き上げるとオトリがどうしても浮いてしまいます。そんな中で的確に自分の釣りたい筋(ライン)や石を釣るには8.5mの方が釣りやすい。今日、オトリが浮き上がることなく狙いの筋をしっかりとキープできたのは競技GTI Ⅱ 引抜早瀬8.5mのおかげ。まさに真価が発揮された一日だったと思います」
気になるのは先にリリースされた競技GTI Ⅱ8.8mとの違い。30cm の差はどこにあらわれるのだろう。
「8.5m のほうが少し張りを感じる仕様になっていますね。より操作性を求めたければ、8.5mは大変よいチョイスになりますね。あとは軽さ。やはり8.5mは軽いですよね。持ち重り感もありません。一日釣っても疲れにくい。それらのメリットを理解して、最終的には釣り人自身の好みも加味しながら選んでもらえたらいいのではないでしょうか。8.8mか8.5mか… 選択肢が増えるのはよいことだと思います」

がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85
がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85

オールマイティーに活躍し
ピンポイントを緻密に攻め切る
85というジャストレングス

がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85
がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬85

「競技に使う竿というのはオールマイティに使えないとダメ。いろいろな状況、いろいろな河川で、誰にでも扱えるというのがこの竿のコンセプト。基本的には22、23cmまでの鮎を手返しよくテンポよく掛けていく、こちらから魚を操作して掛けていくという竿ですが、不意に25、26cmがきても十分対応可能」という北村。8.5mという新しいラインナップが、引きやすく高い操作性という観点からも新たな選択肢になったことを仁淀川で実証してくれた。