がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H

がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H

引抜急瀬Hとは?

高弾性高強度のカーボン素材TORAYCA®M40Xとテクノチタントップを採用することで抜群の操作性とパワーを兼ね備えた競技系ロッド、がま鮎競技GTI Ⅱに追加された大鮎、瀬釣り対応の最強アイテムが引抜急瀬H90だ。

スピード感を抑えることで誰もが使いやすい競技ロッド

「がま鮎の競技シリーズで培ってきた技術を盛り込んだ、がま鮎競技スペシャルの弟分という位置づけです。操作性、操作感度、オトリの引き感度、引き性能、タモ入れのしやすさである抜き性能、引き寄せやすさである取り込み性能など、競技系ロッドに求められるすべての要素を盛り込んでいます」と田嶋剛が語る、がま鮎競技GTI Ⅱは、高弾性高強度のTORAYCA®M40Xカーボンとチタン穂先を採用する競技系の鮎竿だ。
「競技スペシャルとの主な違いはスピード感です。引き性能にしても競技スペシャルはスピードが速い。たとえば釣り人の操作でオトリはすぐに反応するんですが、逆にいえば弱るのも早くなる。熟練した人にはめちゃくちゃ使いやすい半面、初心者にはちょっと扱いづらいんですよね。競技GTI Ⅱはスピード感を抑えることで余裕をもった操作ができる。初心者から中級者までが扱いやすく、上級者にも満足していただける仕上がりになっています」
例えるなら、競技スペシャルがサーキット専用のレーシングマシンなら、競技GTI Ⅱは街乗りもできるスポーツカーといったところだろうか。様々なシチュエーションに対応できるよう硬中硬85、引抜早瀬85、同88、同90、引抜急瀬90と展開するGTI Ⅱに、追加されるのが引抜急瀬H90だ。
「魚のパワーがありすぎるとか、流れが絞れた瀬の流心で掛かるとか、掛けても下れないときや、もう少し思い切って抜きたい、早く寄せたいときなど、従来の引抜急瀬90を使っていて、もう少しパワーがほしいというときに満足できる竿が引抜急瀬H90です」
引抜急瀬H90の特徴をもう少し詳しく解説してもらおう。

がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H

荒瀬でオトリを自在に操り
大鮎をブチ抜く粘りとパワー

がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H

ワンランク上のサイズや流れを釣るのに最適な一本

「引抜急瀬H90は、引抜急瀬90よりも先がちょっと硬いんです。先っていうのは1番2番3番なんですが、そうすることで大きなオモリと大きなオトリを付けたときの操作性がよくなっています。先が軟らかいと、ある程度曲がってからオトリが動き出すので、無理矢理操作しないとついてこないときがありますよね。先が硬いと曲がり込まずに、そのままオトリがイヤイヤすることなく、ポイントまでスムーズに引き込むことができるんです」
絞り込まれた瀬の流心など流れが強い場所なら、その強みはなおさら感じられる。さらに深い瀬で重いオモリを使うときにも先が曲がり込まない引抜急瀬H90はダイレクト感のあるオトリ操作が可能だ。
「先が硬いということは、魚を掛けたときに早く胴に乗ってくるんですね。底で掛けた魚を抜き上げるところまで浮かせてくるのが早かったり、寄せて取り込むときも、相手の力に負けずに釣り人の手腕でもってこられる。先が軟らかい竿は引き寄せで取り込むときも、鮎を目の前に寄せてきた最後に、不意に出ていかれたりしてランディングがビシッと決まらないことがあるんですが、引抜急瀬H90なら竿を絞って我慢しているだけで、竿が魚を寄せてくるので、あとはラインを手でつかまえられる。最後のランディングもすごく楽ですね。」
大きなオトリやオモリ負荷に負けないトルクがある、強さがある。だからといって操作性が悪いわけじゃない。引抜急瀬90よりもワンランク上のサイズ、ワンランク上の流れを釣るのに最適な引抜急瀬H90で瀬の釣りはさらに楽しくなるはずだ。

がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H
がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H
がま鮎 競技GTI2 引抜急瀬H

監修を行ったのは激流のスペシャリスト田嶋剛テスター。
「これまであった引抜急瀬90より、ワンランク上の魚、ワンランク上の流れが速いポイントを釣ることに特化したのが引抜急瀬H90です。
パワーを持たせながらも持ち重り感はなく非常に使いやすい。
早瀬、急瀬、荒瀬の中でオモリを付けてテンポいい釣りができますよ」と四国を代表する激流、吉野川上流の小歩危と嶺北でかっこよく大鮎をブチ抜いていった。