第31回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権
大会結果報告

大会
第31回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権
主催
株式会社 がまかつ
協力
がまかつフィールドテスター、GFG(がまかつファングル-プ)
がまかつフィッシングロッド販売契約店
鳥取県鳥取市気高町、鳥取市観光協会、鳥取市西商工会
日時
平成22年9月5日(日)~6日(月)
場所
鳥取県浜村海岸
選手
37名
第31回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権 動画
→試合模様の動画はこちら
3回目の挑戦でG杯キス初出場 内山勇一選手(柿崎中央海岸代表)初優勝!!

31回G杯キス_集合写真

 「第31回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権」(主催・がまかつ)が5日、6日の両日、鳥取県浜村海岸で行われた。選手は全国6会場の予選通過者とシードの37人が参加。前日の状況ではキスの食いが悪く短時間の勝負では決着が着かないと判断、予選を4時間の1回戦だけに変更。しかし、予想外に食いが良く、上位6人が57尾以上の成績。6人が決勝戦(午前11時半~午後1時)を戦った結果、内山勇一選手(柿崎中央海岸の予選通過)と金安孝一選手(白尾海岸)の両者が共に18尾で重量勝負となり、内山選手380g、金安選手369g。11g差で内山選手が第31回G杯の栄冠を手にした。


【予  選】 ~事前の予想に反してボーダーライン57尾の好釣果!~

浜村海岸中央付近約800mが会場に選ばれた。前日の状況ではキスの食いは最悪だった。選手の下見で1、2尾、ボウズの人も出るほど食いが悪かった。「短時間の試合では勝負にならないだろう」と区分けなしで、4時間の試合に変更。上位6人が決勝戦に進出する方式に変更となった。


当日はベタナギ。午前6時、37選手が一斉にキャスティングを開始した。ほとんどの選手が3色(1色25m)か4色投入。静かにリーリングを開始。予想に反して活発なアタリがあり、5尾、6尾のキスがずらずらと上がってきた。会場中央より東に入った広瀬政春選手(柿崎中央海岸)と秋山克彦選手(福田海岸)は1投目で6連。秋山選手はその後も活発にアタリが続いて「今日は運動会です」と笑う。


昨年の覇者友重秀樹選手(シード)は東端で竿を出し、第1投で思わぬ大物に出会い仕掛けがもつれた。2投目で2尾釣ったが、その後も激しいアタリでトラブル続き。「激しい引きはウグイらしい。スタートで失敗した」といい、キス33尾、予選で姿を消した。

【決 勝 戦】 ~僅か11gの差の熱戦が展開~

決勝戦出場の6選手

◆決勝戦出場の6選手



会場は浜村海岸の西端から約300m。西から金安孝一選手(白尾海岸)内山勇一選手(柿崎中央海岸)田中利之選手(大磯海岸)鈴木剛選手(柿崎中央海岸)島田浩之選手(尾浜海岸)秋山克彦選手(福田海岸)の順で並んだ。試合は午前11時半~午後1時。

 西端の金安選手は岩場の際に投げて一気に6尾。2投目も3尾。川の流れ込みに入った内山選手は1投目キス1尾とフグ、2投目はメゴチだけ、3投目に5尾釣ってここで粘ることにした。田中選手は最初1尾釣ったものの、2、3投はゼロ。4投目ようやくキスがダブル。鈴木選手は1投目2尾、2投目4尾と快調なスタートを切った。島田選手も1投目1尾だが、2投目4尾。秋田選手だけ不運にも最初からずっとゼロが続き、13投目ようやく2尾。



左より準優勝金安孝一選手(白尾海岸)
優勝内山勇一選手(柿崎中央海岸)
第3位 島田浩之選手(尾浜海岸)

好調なスタートを切った金安選手と内山選手は10回投げて共に18尾。最後の11投目でキスが釣れていれば確実に優勝という緊迫した状態だったが、2人とも素バリで同数の18尾で重量勝負となった。内山選手380g、金安選手369g。僅か11gの差で栄えのG杯は内山選手が獲得した。

G杯キス ヒーロー 内山勇一選手(柿崎中央海岸代表)

 念願のG杯に優勝出来て本当に嬉しい。この大会に出場したくて、地区大会に3回出て、ようやく本大会の切符を手にした。その地区大会でも28尾の同数で重量勝負となって、ぎりぎりのところで勝利をつかんだ。決勝戦でも同じ新潟県の金安孝一さん(白尾海岸大会通過)と同じ18尾。重量勝負の結果わずか11gの差で優勝できた。同郷の人と競り合って勝てたのだから、派手に喜ぶ訳にはいかないが嬉しい。
 予選では東端に入った。早朝から3色で良く釣れて第1投で6連があり、以後着実に数が増えていった。1色でも良く食い、素バリが1、2回しか無かった。最後に6色投げて4色付近で4連、5連もあったが全体に良く釣れた。
決勝戦では釣り場に入るクジが1番。真っ先に小川の流れ込みを選んだ。小川の流れ込みでは魚が溜まりやすいものだ。最初小川の西側で投げて、キス1尾とフグを釣った。2投目は東側に移動してメゴチが釣れただけ。再度西に帰って投入を繰り返した。川の水が潮に押されて西に溜まるのでは、と思ったからだ。
4色投げた最初の投げ込みで1尾。3投目に5尾、5投目に6尾。パラパラと釣れたのでその周辺を丁寧にサビいた。左右で良く釣ったのを見たが、自分の釣りに徹したのが良かった。決勝戦で11回投げて5回素バリだったが、結果的には10投目に1尾が釣れて、金安さんの18尾に追いついた。

 


エサはチロリを使用。釣れるキスが小さいので、エサはなるべく小さく切った。そして良く釣れている付近でサビくのを止めてキスが回って来るのを待った。アタリは微妙だったが、確実に手元に感じて楽しんだ。
この日使った竿は「がま投、競技スペシャル30号4.05m」。軽く、反発力が強くてオモリの飛距離は抜群に伸びる。しかし、竿先の余分な反発力を抑えて感度を良くしているので、ポイントの起伏が良く伝わるし、微妙なアタリも響く。飛距離と感度が必要な大事な大会に使っている。

  ハリは「A1(エーワン)シロギスファインの3~5号」を使用。丈夫で掛かりが良く、吸い込みがいい。遠くで掛けたキスを確実に引き寄せるパワーがあり、口の奥に掛かったハリを強引に引き出してもびくともしない。手返し勝負の競技に最高のハリだ。



優勝内山勇一選手プロフィール

ホームグラウンドは上越周辺の海岸。5月連休前から週1回は釣行。「シーズンには早起きができるので気持ちがいい」という。釣りはキス釣りだけ。釣り歴15年。新潟県上越市に住む49歳。会社員。

談話

  • 審査委員長・瀬尾捷征さん「予想に反して良く釣れた。決勝戦では川尻のはき出しの濁った水と澄んだ水の中間点にカケアガリがある。私ならあのポイントに入りたいと思っていたら、内山選手が真っ先に入った。さすがだと思った。」
  • 準優勝の金安孝一選手「僅かな差で負けたのは悔しい。決勝戦のスタートは良かったが仕掛を変え、オモリを変え、トラブルが多かった。昨年ブービー賞だったが、その雪辱は果たせた。」
  • 3位の島田浩之選手「初の決勝戦だった。もっと頑張れば上に行けたのにと思う。だが、昨年1回戦で負けた。雪辱はできた。」
  • 4位の鈴木剛選手「4色から手前で釣った。最後7色投げ、6色でアタリが出た。もう少し早く遠投していればと思う。」
  • 5位の田中利之選手「距離がつかめなかった。人は4色から4色半で釣れていたが、その辺りをずっと狙っていたがだめだった。」
  • 6位の秋山克彦選手「6色半からオモリが見えるところまで丁寧に釣った。4色から手前でアタリがあったが、ピンギスでハリに乗らなかった。アタリがあるのでその周辺をこだわって釣っていたのが失敗だった。」

決勝戦 6名

順位 氏名 代表会場 年齢 住所 合計尾数 重量
(g)
1尾長寸
(cm)
優勝 内山勇一 柿崎中央海岸 49 新潟県上越市 18 380 13.3
準優勝 金安孝一 白尾海岸 49 新潟県新潟市 18 369 16.6
3 位 島田浩之 尾浜海岸 41 福岡県北九州市 11 289 15.0
4位 鈴木剛 柿崎中央海岸 30 新潟県柏崎市 11 279 13.7
5位 田中利之 大磯海岸 48 石川県金沢市 5 198 15.0
6位 秋山克彦 福田海岸 35 静岡県沼津市 2 155 14.7

予選結果

ゼッケン 氏名 代表会場 合計尾数 合計重量
(g)
順位
1 市川等 柿崎中央海岸
50
724
 
2 友重秀樹 シード選手
33
600
 
3 飯田幸雄 大磯海岸
38
627
 
4 岸端正利 福田海岸
47
850
 
5 多田弘一 シード選手
57
895
 
6 金安孝一 白尾海岸
61
916
5
7 安部川紀彦 福田海岸
24
348
 
8 曽根高信行 白尾海岸
38
738
 
9 早坂直人 大磯海岸
30
444
 
10 鈴木剛 柿崎中央海岸
76
1204
1
11 西向雅之 白尾海岸
22
357
 
12 佐藤洋志 柿崎中央海岸
37
592
 
13 田中利之 大磯海岸
57
935
6
14 髙木博朗 福田海岸
27
459
 
15 河嵜雅仁 福田海岸
17
245
 
16 北浦詳一 有明浜
15
346
 
17 秋山克彦 福田海岸
63
1019
3
18 広瀬政春 柿崎中央海岸
43
714
 
19 渡辺清文 大磯海岸
24
398
 
20 内山勇一 柿崎中央海岸
61
1089
4
21 堀川敏彦 有明浜
49
720
 
22 三浦晴二 有明浜
49
882
 
23 島田浩之 尾浜海岸
69
1170
2
24 野涯孝幸 尾浜海岸
24
413
 
25 中島淳 尾浜海岸
51
1029
 
26 米田和人 白尾海岸
48
666
 
27 西田正樹 福田海岸
32
588
 
28 紺野憲一 尾浜海岸
52
930
 
29 山村満也 シード選手
25
431
 
30 本間剛 白尾海岸
28
436
 
31 吉野海洋 白尾海岸
29
483
 
32 矢野勝彦 有明浜
27
590
 
33 佐野一博 大磯海岸
33
511
 
34 難波謙夫 福田海岸
31
517
 
35 佐藤輝一 大磯海岸
30
610
 
36 斎藤誠 シード選手
25
385
 
37 小町和弘 柿崎中央海岸
47
774
 

※敬称略
※総合順位は、総尾数により順位を決定した