5GAMAISO GURE SPECIAL T × KOUTARO KUBONO in OWASE, MIE 初日のステージは尾鷲湾口南側に位置する名礁、立神の高場。2026年5月下旬のこの日は、昼から夕方いっぱいまで狙える“半夜釣り”でのチャレンジだ。天気はよいものの東寄りの風が強くてウネリがあり、足元右側からは時折大きなサラシが広がっていく。さらに右沖から当てた潮が左に流れており、釣りやすい状況ではなさそうだ。喰い出しが遅れている今期、30cm後半が良くて数尾、ボウズもありうるとの情報だったが、張りのある胴調子が実現する軽快な操作性を駆使し、めまぐるしく変わる潮の中からピンポイントを狙い撃ちして40cmを超える尾長グレを仕留めていく久保野孝太郎。三重県尾鷲で魅せた「がま磯グレスペシャルT」の最終テストの模様をお届けしよう。 ロッドケースの中から久保野が選んだのはグレスペシャルT1.25号の5m。口太狙いにまじるミドルクラスの尾長に照準し開発されたグレスペシャルTの中でも、もっともライトな1本だ。道糸1.75号にハリス2号2ヒロ半を直結。鈎は、口太と尾長が混在するフィールドで、繊細に口太を狙いながらも尾長の口元をとらえるアジャストグレの6.5号。ウキはG0、直結部の下にG5を1つ打った。「状況がよくないので、よりテクニカルな釣りをするための選択です。アタリの出方によってはハリスを2.5号に、いいサイズが喰うのであれば、竿も道糸も上げていこうと思います」 グレが喰うのであれば無理に細い仕掛を使わない。獲れないリスクを増やすのではなく、確実性を高めていくのが久保野のスタイルだ。「かっこいい仕上がりになりましたね」 製品版の塗装が施された最終のプロトロッドを手に久保野はつぶやく。 2025年7月には黒塗り(リールシートやガイドなど製品版とは異なるパーツが付いた無塗装の状態)のプロトロッドで新潟県佐渡に挑み、44.5cmを頭に40cmオーバーの尾長を数尾仕留めた。「腰だめで竿の4番が効いて魚が獲れる。それでいて先調子に劣らない操作性」。そう話していたロッドに塗装が施され、正式なパーツが付いた最終プロトが、どのような仕上がりになっているのか、久保野はそれを確認したかったのだ。佐渡島北岸中央の高千地区の沖の巫女。グレ釣りで注目を集める磯だ。最長寸44.5cmにしてやったり。近年の佐渡はこのクラスが増えている。尾鷲湾口南側に位置する立神の高場は潮の流れが複雑で刻々と変わる。仕掛が入ってしっかりなじむ場所を見極め的確にアプローチしないと釣果は伸びない。グレスペシャルTプロトモデルの胴に乗せて間合いを詰めていく。4番が働いて操作性は先調子に劣らないと納得の久保野。半夜で挑む立神の高場事前情報を覆し三重県尾鷲のぽってり尾長をTで制す黒塗りロッドで挑んだ2025年夏in新潟県佐渡島精度高く潮の変化を狙い撃ちヒットチャンスを逃さないミドル尾長の新たな序章
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