23 バラバラ、バラララッ! 突如、勢いよくスプールから10号の道糸が飛び出していく。獲物が喰らいついたことは疑いようがない。意を決してベールを返し、渾身のアワセを叩き込む南。ジッ、ジジジッとかなり締め込んだドラグから、それでも糸が引き出される。限界まで絞り込まれたロッドは、我夢者Ⅲ 4号。もっとも胴に負荷の掛かる角度で保持し、磯のダンプカーに真っ向勝負を挑む。「止めた」 ここぞとばかりに豪快なポンピングを繰り出し、獲物を浮かせ、寄せる。途中、反撃にあい南の体がなぎ倒されそうになりながらも、けっして譲らない。浮いてなおも磯の裏に回り込み、最後まで反撃を緩めないタマン。だが、百戦錬磨の南にあせりはない。粘り強く磯をかわし、足元に寄せた。デカい。70cmは優に超えている。「さすがは磯のダンプカー、タマン。強い、すごい、惚れた」 高知県鵜来島にて、スルスルスルルーに初挑戦した南だったが、見事、70cmオーバーのタマンを2枚、仕留めた。「楽しいですね、スルスルスルルー。クセになっちゃいます。フカセ釣りとやることは一緒なのに、すべてがダイナミック」2号60cmまでの獲物におさまらない新時代のフカセ釣りパワーパワー巨魚迎撃
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