特 集変わる先調子の常識3つのF5ine軽 快 な 先 調 子 を 求 め てマックスサイズを仕留めたのは「E」タイプ。竿の叩きや曲がりの違和感を徹底的に排除した「E」タイプだったが、先短設計を採 用したことで製品化には至らなかった。使用したプロトロッドのインプレッションを企画担当者に伝える猪熊。「同じ先調子でもAはBに比べるとバットが強すぎる」など、実際にグレを掛けてみて感じたことをもとにディスカッション。左は先短の径をφ0.85㎜まで太くした先短設計+先太設計。右は先短設計のみ。比べてみれば一目でわかるほど、太さが異なる。「僕の釣りには正確な遠投性能が不可欠」とのリクエストを受け、先短設計のXタイプに「先太設計」を取り入れた、「Y」タイプ。猪熊が「製品化が楽しみ」というほどの仕上がりになった。難なくグレをタモへと導くことができたとしても、それだけでは納得がいかない。猪熊はロッドのフィーリングに少しでも違和感があれば、躊躇なく担当者にリクエストを発する。今回の実釣テストには、コロナ自粛を含む4年間にも及ぶ長い道のりを振り返る意味で、初の試作品であるAタイプ、Bタイプ、Cタイプを含む11本のプロトロッドが持ち込まれた。進化させよ調子をF
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