がまかつWebカタログ 竿
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「スーパー」の名を冠した三代目プレシードのコンセプトは〝柔軟な曲がり〟と〝操作性〟の両立。それを実現するために採用したのが〝本調子〟である。「語弊を恐れずに言うと、車で例えるならがま磯の競技シリーズがフォーミュラーカー、マスターモデル、アテンダーシリーズがオフロードカー、そしてスーパープレシードは、ゲレンデバーゲンやレンジローバーなどのオンロードとオフロードともに快適なSUVといったイメージです」と語るのは開発担当者だ。胴調子と先調子のよさを併せ持つ本調子のスーパープレシードもハイレベルの総合力があり、釣り歴やターゲットなど幅広い条件に対応できるのが魅力だという。イナシステム 10先調子と胴調子のよさを併せ持つ総合力で勝る魚をいなす衝撃吸収カーボンを随所に配置かねてから構想があったものの適した素材が見当たらないとあって停滞していた、逃げようとする魚と獲ろうとする釣り人、そのふたつの相反する力が発する瞬間的な衝撃の緩和、つまり竿のブレやタタキを抑制する構造だったが、非常にしなやかかつ衝撃吸収性の高い特殊素材の発見によって構想は実現した。素材の尖った特性に配慮しながらサンプリングを繰り返すことで、適材適所の配置バランスを見出し、通常のカーボンブランクスにおいて一定時間続く強いブレの抑制に成功する。初動の振幅は約60%減少、時間にして約1/3のスピードで小さくなるという驚異の数値を実現した設計こそがスーパープレシードを構成する重要メソッドの「INASYSTEM(イナシステム)」である。INASYSTEM本調子

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