がまかつWebカタログ 竿
15/107

マニュアル車のような操作をアングラーに要求する竿ではあるが、使いこなせば最強の武器になる。林の右腕ともいえる究極の一本。「この竿のすごいところはオートマチックなところ」。そういってハリの20㎝上に1号のオモリのついたシンプルな仕掛けにダンゴエサをセットすると、前方にほおり投げ、水深分の糸を出した。そして竿を竿掛に置き、手を離す。やがてタナにエサが到達すると、竿先に魚信が現れ、その後穂先が水中に向かって引き込まれた。「アルティメイトスペックくわせは食いついた魚が夢中になる柔軟なセッティングにしてある。釣り人側で余計なことをしなくても竿が魚を連れて来てくれる」大きく引き込まれたところで林は竿に手を伸ばし、竿を立てると、喉の奥にしっかり鈎がかりしたマダイが上がってきた。「魚が違和感なく食い込んでいるので、飲み込まれることが多くなる。外しにくいが、バレにくい掛かり方にはちがいない。これがアルティメイトスペックへち誘いの場合は、逆に口がかりが多くなる。」ファイト時はパワフルで全体が弧を描く柔軟な調子。「くわせの方は強くタメているだけで魚の体力を搾り取ることができる。しっかりと竿を立てることに集中していい。一方、胴の張りが強いへち誘いは、強い突っ込みに対してはアングラー側の対処が必要」シャキッとした胴に超繊細な穂先を装備した先調子のへち誘い。魚を誘い、喰わせる能力が高い。アングラーの意のままに操ることが可能。海上釣堀 アルティメイトスペック へち誘い掛けるまでは操作性に優れる調子だが、掛けたあとは意外にも柔軟に曲がり、衝撃を和らげてくれる。「先調子であるので、急な突っ込みには対処する必要はあるが、魚をいなす能力は十分に備わっている」掛けるのがオートマチックなら、やり取りもオートマチック。思い切ってロッドを曲げ、タメているだけで弱らせることができる。繊細な穂先は非常に食い込みがよく、バラシにくい調子。海上釣堀 アルティメイトスペック くわせ0.5~1.5号程度のオモリを用いたミャク釣りでの使用が標準スタイル。気難しい操作が不要で、魚が違和感をおぼえてエサを離したりしない。置き竿でもベテラン並みの釣果を出す事が可能となる新提案の調子。19積極的に誘い、掛けるアルティメイトスペックへち誘いシリーズ中、もっとも繊細な穂先を持つのがアルティメイトスペックへち誘い。アクションは先調子で徹底的に感度を追求している。林はタイやシマアジを狙う場合、この竿でウキを用いないミャク釣りスタイルをとる。これは探るタナを任意に設定できる利点がある。「12mのタナを狙う際に、11mまで落としてから、最後の1mをゆっくり竿の操作で落とす。または、オモリの存在を嫌うような状況ではノーシンカーで落とし込む。そういう釣りには、欠かせないモデル」究極の食い込みを実現したアルティメイトスペックくわせ

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る