がまかつWebカタログ 竿
11/107

数キロに及ぶ堤防を炎天下の中、歩いては落し、落としてはまた歩くことを繰り返すチヌのヘチ釣り。この釣りのロッドに求められる性能とは何だろうか?「掛けた後にチヌが首を振らないだとか、いろいろな要素はあるけれども、銀参郎アルティメイトの武器は軽さ」純粋な物体としての軽さと、バランスのよさからくる軽さは、持った瞬間に感じ取れるほどに明確である。アクションはどうだろう。「もともと銀参郎の完成度が高い。アルティメイトは、そのアクションのまま軽量化がなされている」軽量化の実現に際し、導入した「TORAYCA® M40X」は、これまでの40tカーボンをはるかに上回る強度がある。この日、何枚目だったろう。微細なラインの変化をとらえてアワセた。根元から絞り込まれるアルティメイトがチヌの走りをダイレクトに受け止める。糸は出さない。出せないのである。スリットに逃げ込もうとするチヌを止めきると、やがて竿の反発に負け弧が緩やかになった。「高弾性の張りが強い素材は、本来、チヌが嫌がって首を振り、竿を叩きやすい。そうなるとコントロール不能で、魚を取り込めなくなる。この竿にはそれがない。真っ向勝負しても、ロッドがいなしてくれる。しかも、よく曲がっているけれども、復元が早くて魚を自然に浮かせてくれる。やり取りがスムーズで楽で、何より気持ちいい」強烈な突進をみせながらも、あっさりと仕留められたのは51.5㎝の見事なチヌだった。がまチヌ へちさぐり 銀参郎 ULTIMATE全身を高強度高弾性の「TORAYCA® M40X」で武装した銀参郎アルティメイト。根元から美しい弧を描くほどの柔軟性を魅せながらも手元に伝わる反発力は、まさに異次元。チタンフレームガイドとの相乗効果で、超軽快な仕様となっており、持ち重りなく長時間の釣りもストレスがない。障害物まわりの大型にも粘りとパワーで主導権を渡さない。一寸のライン変化を逃さずにフッキングを叩き込む。チヌがエサを口にした瞬間、硬い口を貫くパワーがロッドに要求される。チヌR4号が見事にカンヌキをとらえた。「ほかにチヌエースも使うが、ナノスムースのハリは掛かりの次元が違う」15へちさぐり銀参郎をブラッシュアップ粘りとパワーはそのままに驚異の軽量化を達成    銀参郎

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る