がまかつWebカタログ 鈎
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藤原厳選3カラー3インチに秘められた魅力と威力「2インチの短いワームというのは、基本的にはレスポンスがいいので、入力に対してキビキビ動きます。これは逆にいえばワームが動いてほしくないときにも安定してくれないことにもなります。ワームを長く大きくしてやることで、短いワームでは作れなかった安定した挙動を実現できるんです。大きいワームだからといって、単純に大アジ専用というわけではありませんよ」。ノレソレ1.8インチと3インチの使い分けワームが大きく長くなることで、浮力が上がり水をつかむ面積が増えるから、潮に乗せながら流しつつ「ジワ〜」と動かすことが可能となる。短いワームではテンションコントロールに気を使う「水平フォール」を使いたい時にも安定感が別物になるそうだ。つまりこのサイズを投入することで、戦略の幅が大きく広がる。共に設計思想は共通。ただし同じロッドワークでは、1.8インチはクイックに3インチはよりスローな挙動になる。沈下速度は3インチのほうが大幅に遅くなるから使い分けよう。素材は、1.8インチが丈夫なエラストマーだが、3インチは、「シークレットフレーバー」が添加された「ソフトタイプP.V.C」で、フッキング率は1.8インチと同レベルだ。+1.2インチのサイズアップだが、3インチ(上)と1.8インチでは、一見すると倍ぐらい大きく見える。これによる「動きの質」の大きな違いと、じっくり見せられるスローなフォールを有効に使いたいマテリアルの変更によって、長く、大きくなっても1.8インチと同じレベルのフッキング率を実現している①#212クイーンオブザブルースグロー入門者なら「アソート」の4色がおススメだが、「中上級者」にという条件で藤原に選んでもらったのが上記の3色。①は、藤原が最も信頼する通称「淡谷さん」。クリアパールベース+絶妙のパープルがイカ類を連想させるオールラウンダー。②は、ナイトゲームにおける「黒白の中間色」で活躍の幅が広い。③はこだわりの3色ラメが「光量に関係なくアジを引っ張ってくる」カラーローテの切り札だ②#218チャートグロー③#206ひな祭りUV日中〜夕マズメは、光量が目まぐるしく変化し、カラーローテが必須だ。「日中のアジは、想像以上にカラーを認識していますよ。サイトでスレてきたらカラーを変えてやると急に興味を示す個体が増えますからね」というデイアジングは、ワームのアクションのわずかな違いでもバイト数に雲泥の差がつくから、ワーム特性を理解して使いたい究極のノーアクションから、ロッドの操作でボディを翻す強烈なアピールを発揮。ノレソレは「リアクション的」なワームだ「リブが水をつかむ構造のトレモロAJは、それによってボディが波動を発して常に細いテールが動いているワームです。アクションの大きな変化を特徴とするノレソレ3インチとは対照的です」。つまり、ノレソレはリアクションよりの性格で、トレモロAJ 2.6インチはじっくりスローに巻く、流す局面に強い。組み合わせるジグヘッドとの相性でいえば、1gを基本に軽めがノレソレ、重めを使うならトレモロAJというのが、誰でもバイトを出しやすい選択だ。なお、トレモロAJ2.6インチは、2インチと同じ特徴がしっかり出るようにリブの深さやボディの太さ、テールの形状などが変更されている。リブが水を捉え、その振動が細身のテールを動かし続ける。トレモロAJは、スローワームを見せる展開で強みを発揮するノレソレ3インチとトレモロAJ2.6インチの違いと特徴263

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