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G杯 2026

第49回G杯争奪全日本アユ釣り選手権

NEW2026-08-25

大会結果

 

第49回G杯争奪全日本アユ釣り選手権

 

開催日

2026年82日(日)〜4日(火)


開催地

和歌山県日高川・龍神地区


参加選手

30名


審査方法
予選は各試合オトリ込み10匹の早がけポイント制で、3試合の合計ポイントで各組の順位を決定。同ポイントの場合は、鮎の総匹数(オトリを含む)で、さらに同匹数の場合は抽選で上位を決定。準々決勝からは鮎の総匹数(オトリを含む)で順位を決定。同匹数の場合は、総重量の重い方を上位とし、同重量の場合は一つ前の競技の結果で決定。

 

 

 

株式会社がまかつとGAMAKATSU PTE LTDが共催する「第49G杯争奪全日本アユ釣り選手権」が202682日〜4日に和歌山県日高川・龍神地区にて開催し、全国各地で行われた予選の上位入賞者と前大会上位3名のシード選手、2025年がまかつ鮎釣り登龍門優勝者、がまかつ推薦選手を合わせた30名が熱戦を繰り広げた。

解禁当初から好調だった龍神地区だが、7月中旬から雨が降らず超渇水で鮎は土用隠れ状態。非常に厳しい釣りが予想される中、当日を迎えた。

 

 

3日は予選リーグ。8名、8名、7名、7名の4組に分かれて100分の試合を3戦行い、各組の上位2名が翌日の準々決勝に進む。規定匹数を達成すれば早く上がれる「早がけ」は10匹(オトリ込み)に設定された。第1試合ではオトリ込み3匹と苦戦する選手も見られたが、第2試合途中に土砂降りの雨があり状況が好転。第3試合にかけて早がけの選手が続出する激戦となった。

 

地元名手の廣岡昭典選手や木下英選手、前年度3位の奥田裕之選手、がまかつ推薦の田嶋剛選手ら強豪を抑えてA組を1位通過したのは全国大会初出場の髙橋巧選手(相模川予選代表)。「予選を通して、流れのある深い所で鮎の追いが良かったですね。第1試合、第2試合は岩盤がからむ所で、第3試合は岩盤こそなかったものの、やはり深い場所でした。第2試合では途中で雨が降って少し増水したあとに、チャラ瀬に移動して3匹拾えました」と振り返る。

 

B組では第1試合から得意の泳がせ釣りで掛けまくり、全戦早がけの30点パーフェクトを唯一達成し、がまかつ推薦の西森康博選手をも抑えたのが清原裕之選手(三隈川予選代表)。「第1試合は下見に入った所に入れたので、下見どおりヘチの泳がせで釣れました。第2試合はまあ本当にヘチの誰もやらないような所をやってよく掛かりました。第3試合はチャラ瀬で開始からバタバタ掛かり、それでうまく勢いに乗れましたね」と語る。

 

前年優勝の中里孝行選手や仁淀川予選をトップ通過の敷地翔太朗選手がいるC組では、第1試合7匹、第2試合と第3試合に10匹かけた櫻木正広選手(安曇川予選代表)が1位通過。「第2試合は雨が降って状況が一変。ラスト3匹は入れ掛かりました。複合ラインを使って泳がせ釣りに徹しました」とのこと。

 

そして前年準優勝の鈴木祐也選手がいるD組で、第1試合と第3試合に10匹かけて組内1位通過を果たしたのが枳本真佐男選手(高津川予選代表)。「第1試合は下見で入った場所に入れて早がけできました。それでメンタルが楽になりました。第2試合では雨が降り、涼しくなってバタバタと掛かりましたね」と言う。

 

 

 「清原さんの近くや早がけで抜けられた方の後に入ったらよく釣れました」とおどけてみせる高木優也選手(鬼怒川予選代表)、龍神で生まれ育ち、川を熟知する鮎釣り歴60年の木下英選手(安曇川予選代表)、フロロ1.75号で泳がせ釣りに徹してコンスタントに釣果を伸ばした五十嵐一浩選手(小国川予選代表)、第3試合では早がけルールを忘れるほどに没頭し、15匹も釣ってしまった金谷洋幸選手(長良川予選代表)が2位通過で準々決勝に進出した。

その夜に行われた敢闘祭での抽選の結果、準々決勝の組み合わせは清原選手vs枳本選手(競技エリアは寺野橋〜ドライブイン龍の故郷)、髙橋選手vs木下選手(龍の故郷〜板弦橋)、五十嵐選手vs高木選手(柿原橋カミ〜柿原橋吊り橋カミ)、櫻木選手vs金谷選手(柿原橋吊り橋シモ〜ふれあい橋カミ)。ここから決勝戦までは前半50分、後半50分で上下流を交代し、計100分で釣り上げた総匹数(オトリ込み)で勝敗を決定する。

 

 

午前630分に準々決勝開始。岩盤まわりを丁寧に探り、前半3匹で折り返した枳本選手は後半開始早々に連掛けを見せる。一方の清原選手は、チャラの瀬肩に入り波立ちでオトリを替えると、カミ飛ばしを交えながら次から次へと掛けていった前半の勢いそのままに、後半戦も着実に数を伸ばしていった。

釣れる石を熟知する木下選手は足を使ってエリアいっぱいを攻め飛び付き鮎を拾う作戦。一方の髙橋選手はオトリ配布所近くの瀬に狙いを絞り、波立ちから追い気のある鮎をテンポ良く引き出していく。

前半戦にチャラ瀬で順調に掛けたあと後半戦は岩盤狙いで良型を引き出す五十嵐選手に対し、前日の釣りを参考に泳がせ釣りに徹した高木選手。

前半戦途中でフロロから複合ラインに張り替えて瀬の中を細かく丁寧に探る櫻木選手。対する金谷選手は複合ラインで瀬の中や岩盤を攻めていく。結果、順調に数を伸ばした清原選手、16匹対14匹と釣り合いを制した髙橋選手、同匹数ながら重量差で高木選手を抑えた五十嵐選手、コンスタントに掛けて競り勝った金谷選手が準決勝に駒を進めた。

 

 

決勝進出をかけた組み合わせは清原選手vs高橋選手、五十嵐選手vs金谷選手。龍神地区の人気ポイントである仲橋の上下流が競技エリアだ。清原選手がチャラ瀬と浅いトロ場が続く下流側に、髙橋選手が上流側の通称「竹藪裏」に入った。

 

午前9時に開始のホーンが鳴る。瀬に狙いを絞った髙橋選手が試合開始2分でオトリを替えると怒濤の入れ掛かり。「膝上ぐらいの深さだったんですけど、昨日の雨で鮎が動いたのか、もうほんと追い気が強い鮎ばかりで、引き釣りで連発しました」。一方の清原選手はなかなかオトリが替わらず苦戦。「ケラレが多くて…。1匹掛かればバタバタ来るかなと思って、ちょっと粘りすぎました」。開始37分でようやくオトリが替わり追撃を開始するも、前半戦は13匹対6匹で大きくリードを許す展開となった。

 

下流エリア上流側のチャラ瀬で前半戦をスタートしたのは五十嵐選手。フロロラインに3本イカリで泳がせて、開始3分でオトリを替えると続けざまに掛けていく。下流の岩盤に入った金谷選手はオモリを使った引き釣りがハマり「追い気の強い付き鮎を狙っていったらコンスタントに掛かりました」と五分の戦いだ。しかし、39分に五十嵐選手が痛恨の“親子ドンブリ”をしてしまい、金谷選手が1匹差をつけて後半戦に突入した。チャラ瀬は苦手という金谷選手だが、それでも2匹を追加。一方の五十嵐選手はフロロから複合ラインに張り替えて岩盤で掛けるものの3匹目をキャッチミス。「ミスをしていると勝てないね」と11匹対9匹の僅差で金谷選手が勝利。

一方の上流エリアは「オトリが全部弱ってしまって、我慢して我慢して上らせましたが、なかなか厳しかったですね」と振り返る清原選手の追い上げも届かず、10匹対13匹で髙橋選手が逃げ切った。

 

 

G杯アユ全国大会へ初出場同士の戦いとなる決勝舞台は、前年同様に北浦製作所裏。オトリ配布所の境界線から上流はチャラ瀬とトロ場、下流は流れが絞り込む瀬とトロ場になっている。

 「エリア選択権が当たったんですが、決勝のポイントはよく知りませんでした。比較的浅い瀬が続いていて、養殖からオトリを替えやすいかなと思って上流を選びました。それに、下を向いて釣ることが多いので上流からだと下流の選手が見やすいので、釣りをしながら下流にいる選手がどこを釣っているのかをチェックしていました。」という金谷選手が上流のチャラ瀬右岸に、髙橋選手が下流の境界線から遠い瀬肩左岸に入り、1230分に開始のホーンが鳴った。

 

 

すぐさま竿を曲げたのは髙橋選手。型がいいのか、なかなか抜けない。次の瞬間オトリだけが飛んでくる痛恨のバラシ。52分に掛けるもののこれもバラしてしまう。「あれで1匹目のオトリがダメになっちゃったので、2匹目のオトリで我慢して我慢して」と苦しい展開。

一方の金谷選手は、39分に左岸寄りでオトリを替えると45分に2匹目を追加。泳がせ釣りを交えながらチャラ瀬の中をていねいに探り、ぽつりぽつりと拾っていく。午後1時、髙橋選手が流芯でヒット。背掛かりで良型を取り込む。5分に瀬の中で掛けた魚は大きく一気に川を駆け下った。瀬尻までついて行き、抜かずにすくったのは遠目に見て25cmほどあっただろうか。その後1匹を追加して、前半戦は6匹対5匹と金谷選手リードで折り返した。

金谷選手がオトリをさしていない左岸に渡ってチャラ瀬を狙う髙橋選手。無理に引かずに緩急を付けた引き釣りで少しずつ釣り下る。1335分にオモリを付けるとすぐに掛かるが、バラしてしまう。それでも42分、49分と釣果を上げるが後が続かない。「ケラれることが多くて、高水温だったのでオトリも弱り、厳しい状態でした」。

 

 

 一方、オトリ配布所近くの左岸から攻め始めた金谷選手だが、10分ほどでポイントを見切る。「髙橋選手が前半はシモの方を釣っていてカミは手つかずだったので狙ったのですが、左岸だと反応がなかったので右岸に渡りました。鮎がいたらすぐ飛びついてくるような石を当てていく感じで狙いました」という作戦が見事的中。金谷選手は1348分に掛けると、そこからはどんどん釣り下り55分、58分、141分とテンポ良く掛けていく。

 残り時間が少なくなる中、エリア最下限の岩盤に移動した髙橋選手。昨日の雨以降、野鮎の追い気は良くなったというものの、弱ったオトリでは厳しく反応を得られない。それに対して元気なオトリを確保する金谷選手は、掛けバリをイカリから要R8号の3本チラシにチェンジし11分に1匹を追加。さらに19分、シモの岩盤で掛け、試合終了のホーンが鳴る中でブザービートのように最後の1匹をキャッチした。大会本部に戻り、全選手や役員が見守る中での検量の結果、髙橋選手7匹、金谷選手12匹で金谷選手が見事頂点に輝いた。

 

 

 

優勝 金谷洋幸選手(長良川代表)

準優勝 髙橋巧選手(相模川代表)

3位 清原裕之選手(三隈川代表)

 

 

優勝 金谷洋幸選手コメント

予選は泳がせ釣り中心に3試合とも平均してポイントが取れたのが良かったです。第3試合はよく掛かったので楽しくなってG杯に出ていることを忘れて早がけ10匹なのに15匹も釣ってしまいました。このまま予選で終わるとただの恥ずかしい選手でした。初日の雨で状況が変わったのか、準々決勝、準決勝は飛びついてくるような鮎ばかりを引き釣りで狙って釣れたので、決勝もそういう鮎がいるかなと思って飛び付き鮎がいそうな所ばかりを狙って行ったのが当たりましたね。鮎のサイズが良くてアタリも大きく引きも強かったので、本当に楽しかったです。G杯は歴史のある大会で、いつかは自分も出て優勝したいなって思っていたので、夢がひとつ叶いました。これで満足することなく、いろいろ練習や努力を重ねて連覇を目指したなと思います。

 

 

準優勝 髙橋巧選手コメント

下見のときは厳しかったですが、予選では流れのある深い所を中心に狙ったとおりに釣れました。準々決勝、準決勝も瀬を狙い、2日間通して自分の得意な複合メタルを使った引き釣りを貫いて、ここまで来られて少し自信がついたと思います。龍神で釣りをしたことや、G杯全国大会出場したこと、そして全国大会で表彰台に乗るのもどれもが初めてで、本当に嬉しいですね。ただ、予選と決勝を通じてハリが合っていないのかバラシも多くて、11匹きっちり獲らなきゃいけなかったなと反省点もあります。そういうところを減らしながら、来年は一番上に上がれるように頑張りたいと思います。

 

 

3位 清原裕之選手コメント

予選から準々決勝まではイメージどおりに釣れましたが、準決勝ではオトリを替えるのに粘りすぎましたね。3位決定戦は前半、瀬落ちの岩盤まじりの所でテンポ良く掛かってくれて、後半はチャラ瀬の波立ちで自分の釣りがハマりました。G杯の上位入賞は初めてでシード権が取れて良かったです。来年はセミファイナルがあって、さらに上手い選手ばかりが上がってくるので、またすごい戦いになるでしょうけど、自分の釣りをしっかりやって勝てればいいなと思っています。

決勝戦

順位ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
優勝30

金谷洋幸

長良川予選代表12787
準優勝1髙橋巧相模川予選代表7551

三位決定戦

順位ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
3位14清原裕之

三隈川予選代表

13901
4位17五十嵐一浩小国川予選代表4216

準決勝

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
準々決勝A組勝者14清原裕之三隈予選代表10670
準々決勝B組勝者1髙橋巧相模川予選代表13986

 

ゼッケン氏名代表匹数

重量(g)

準々決勝C組勝者17五十嵐一浩小国川予選代表9579
準々決勝D組勝者30金谷洋幸

長良川予選代表

11889

 

5位~8位 順位決定戦

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)順位
準々決勝A組敗者24枳本真佐男高津川予選代表159317
準々決勝B組敗者2木下英安曇川予選代表159785

 

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)順位
準々決勝C組敗者9高木優也鬼怒川予選代表108286
準々決勝D組敗者20櫻木正広安曇川予選代表31448

準々決勝 A組

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
24枳本真佐男高津川予選代表10618
14清原裕之三隈川予選代表15873

準々決勝 B組

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
1髙橋巧相模川予選代表16964
2木下英安曇川予選代表14753

準々決勝 C組

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
17五十嵐一浩小国川予選代表7436
9高木優也鬼怒川予選代表7332

準々決勝 D組

ゼッケン氏名代表匹数重量(g)
20櫻木正広安曇川予選代表8534
30金谷洋幸長良川予選代表10694

予選 A組

ゼッケン氏名
(会場名)
第1試合第2試合第3試合
匹数

得点
順位
第1エリア第2エリア第3エリア
匹数得点匹数得点匹数得点
1髙橋巧
(相模川予選代表)
8108810926271
2木下英
(安曇川予選代表)
789910826252
3田嶋剛
(がまかつ推薦)
46766417167
4大川直樹
(神流川予選代表)
35631051913
5小林正直
(三隈川予選代表)
67761062319
6廣岡昭典
(神通川予選代表)
358810102123
7奥田裕之
(シード選手)
3510101072322
8浜岸満吉
(安曇川予選代表)
81076431919

予選 B組

ゼッケン氏名
(会場名)
第1試合第2試合第3試合
匹数

得点
順位
第2エリア第3エリア第4エリア
匹数得点匹数得点匹数得点
9高木優也
(鬼怒川予選代表)
7810710927242
10道沖竜平
(高津川予選代表)
34866317138
11牛島一将
(登龍門)
56749621167
12西森康博
(がまかつ推薦)
3410910723203
13大中義法
(長良川予選代表)
561088523195
14清原裕之
(三隈川予選代表)
10101010101030301
15内田宏
(相模川予選選手)
894310822204
16萩原毅
(興津川予選代表)
78867422186

予選 C組

ゼッケン氏名
(会場名)
第1試合第2試合第3試合
匹数

得点
順位
第3エリア第4エリア第1エリア
匹数得点匹数得点匹数得点
17五十嵐一浩
(小国川予選代表)
79879724232
18中里孝行
(シード選手)
810667621224
19林克年
(長良川予選代表)
67667619196
20櫻木正広
(安曇川予選代表)
79109101027281
21渡邉一将
(興津川予選代表)
459810923223
22佐藤豊文
(鬼怒川予選代表)
344410817167
23敷地翔太朗
(仁淀川予選代表)
6710105421215

予選 D組

ゼッケン氏名
(会場名)
第1試合第2試合第3試合
匹数

得点
順位
第4エリア第1エリア第2エリア
匹数得点匹数得点匹数得点
24枳本真佐男
(高津川予選代表)
109810101028291
25田島裕志
(仁淀川予選代表)
66799722224
26鈴木祐也
(シード選手)
553410918186
27塚本俊之
(神通川予選代表)
1010793420233
28加藤廣明
(相模川予選代表)
55677618186
29棚山林
(神流川予選代表)
88676520205
30金谷洋幸
(長良川予選代表)
886715824232

※競技規定が早掛け10匹のため、上限である10匹を超える分は総匹数に含まれません。

その他の会場の大会結果