【フィッシングDAYS】#72 泳がせの名手が競演 九頭竜川大野アユ釣り

・タックル

竿:がま鮎 競技GTI2 引抜早瀬9.0m・硬中硬8.5m

鈎:G-HARD てっぺん

 

・アングラー:谷口輝生 (テクニカルインストラクター)・長谷川勇太(フィールドテスター)

 

・ターゲット:鮎

日本を代表する淡水魚がアユ。日本を中心に東アジア一帯に生息する。秋に川で生まれた稚アユは、海へと下り、翌年の春に川へとソ上する。仔稚魚の頃はプランクトンなどを常食し、川へとソ上してからは岩に付く藻類を主食とするようになる。石に付く藻類を食べることから、質の良い石の周辺を自らの縄張りとし、侵入者に激しく攻撃を仕掛ける。この習性を利用したのが友釣りだ。1年で一生を終えるため、解禁当初の若いアユから盛期のアユ、産卵を意識した終盤のアユと、季節の進行に伴って、その大きさや味も変わる。また、各河川に繁茂する藻類を食するため、川によって食味も随分と違い、アユの味を競うイベントも各地で行われている。

 

・フィールド:福井県九頭竜川

福井の大河川である九頭竜川は大野市東市布で岐阜県との県境にある油坂峠付近を源流として、坂井市で日本海へと注ぐ一級河川。その流域に九頭竜川中部漁協、勝山市漁協、大野市漁協、奥越漁協の4漁協が管理を行っている。下流部ではアユ釣りの他に、大型のサクラマスが釣れることで春の解禁からの風物詩ともなっている。アユは各流域に放流されており、下流部で川幅の広いエリアから、大きな石が点在する渓流相のエリアまで様々な顔を持つ。各エリアでアユ釣り場は数多いため、アユ釣りの競技会などが頻繁に開催されている。