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甦れ日本の魚

用語解説


このサイトを見る前に…知っておきたい用語集です。

合成洗剤
せっけん
LAS
AE
界面活性剤
BOD
COD
ppm
琵琶湖条例
PRTR
生分解性
指標生物
レッドデータブック
ダム
ビオトープ

●合成洗剤
天然の油脂から作られるせっけんに対し、工業的に化学合成される洗浄剤の総称。生産量の半分以上は衣料用洗剤、残りが台所用、住居用、毛髪用などに用いられる。第二次世界大戦後、世界中で使用量が急速に伸び、日本では、1963年(昭和38)年に使用量がせっけんを上回った。しかし生分解性が悪かったため、河川や下水処理場での水質汚染が問題となる。
その後、生分解性のよい洗剤開発が進められたが、多量のリン酸塩を含む洗剤の影響で河川・湖沼・海での富栄養化を招いた。1979年に滋賀県が琵琶湖富栄養化防止条例を制定し、リンを含む合成洗剤の販売と使用を禁止するなど、各地で住民運動が盛んになるが、安価で使いやすい合成洗剤の使用は現在も増え続けている。80年代に洗剤の無リン化が進んだものの、界面活性剤が生物に与える影響は大きい。
●せっけん
油を化成ソーダで鹸化した脂肪酸ナトリウムの総称。分解性が高く環境への負荷が少ない。魚への影響に関しては魚毒性が極めて弱いのが合成洗剤との大きな違い。
●LAS
Linear Alkylbenzen Sulfonate(リニア・アルキルベンゼン・スルホネート)の略。家庭用洗濯洗剤の中で、洗浄の主役をする界面活性剤で、家庭から捨てられる化学物資質の35%を占めている。家庭から捨てられる河川の汚染物質の主役。
●AE
Poryoxyethylen Alkyl Ether(ポリオキシエチレン・アルキルエーテル)の略。LASと同じ家庭用洗剤の主役。家庭から捨てられる化学物資質の22%を占め、河川汚染の主役になる。LASも魚への毒性が強いが、致死毒性実験ではAEはLASの2倍の毒性がある。
●界面活性剤
汚れを落とす物質のこと。分子に親水基と親油基を持ち、性質の異なる2つの物質の境目(界面)を壊し(活性化)、洗濯溶液の中に汚れを溶け込ませる働きをする。種類も多く、食品添加物として使われているものもある。せっけんは人類が発見した最も古い界面活性剤。
●BOD
Biochemical Oxygen Demand(バイオケミカル・オキシジェン・デマンド) 生物化学的酸素要求量:各種排水中の有機物が好気性微生物で酸化(炭酸ガスや水など)分解されるときに消費される酸素量で、水1リットル当たり必要とされる酸素のミリグラム数(mg/リットル)で表される。数値が大きいほど汚れていることを示す。
●COD
Chemical Oxygen Demand(ケミカル・オキシジェン・デマンド)化学的酸素要求量:水中の有機物などの汚濁物質が、酸化剤で化学的に酸化されるときに必要とされる酸素の量。水1リットル当たり必要とされる酸素のミリグラム数(mg/リットル)で表し、数値が大きいほど汚濁物質が多く含まれていることを示す。
●ppm
主に大気や水中の汚染物質の濃度表示などに用いられる単位で、100万分の1を表す。1ppmは0.0001%。たとえば20r入りの石油缶2500缶分の水の中に大きめのおちょこ1杯分(50cc入り)の物質が混じった状態(濃度)。
●琵琶湖条例
滋賀県にある琵琶湖は、1977(昭和52)年に赤潮の大発生が起きた。それをきかっけに、その原因のひとつである家庭用有リン合成洗剤の使用を見直す運動が広がった。1980(昭和55)年には全国に先駆け、有リン合成洗剤の販売・使用・贈答を禁止した「滋賀県琵琶湖の富栄養化防止に関する条例(「びわ湖条例」)が滋賀県によって施行された。
●PRTR
Pollutant Release and Transfer Register(ポリュータント・リリース・アンド・トランスファー・レジスター):化学物質排出移動量届出制度のこと。有害性のある化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、扱う事業者が年に一度届け出る。そのデータを把握・集計し、公表する仕組み。日本では1999(平成11)年、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(化管法)により制度化された。
●生分解性
環境への負荷を示すものさしのひとつ。家庭から排出された洗濯水などの家庭排水は、水中の酸素と微生物によって、水や二酸化炭素に分解される。分解率が高ければ高いほど、また分解にかかる時間が短いほど環境や生物に与える影響は小さくなる。
●指標生物
環境の変化に影響を受けやすい生物を観察することで、環境変化の度合いをみる方法。その指標となる生物のことをいう。このような方法は、アメリカの生態学者F・Eクレメンツによって学問的に確立された。
●レッドデータブック
1966(昭和41)年、国際自然保護連合(IUCN)が世界的な規模で絶滅のおそれのある野生動物をリストアップしたのが最初。その後、世界各国が独自の「レッドデータブック」作りに乗り出した。日本では環境庁が91(平成3)年、動物版のレッドデータブックを作成し、97(平成9)年から見直し作業を進めている。
●ダム
河川を横断して作られる構造物の総称。目的に応じて貯水ダム、多目的ダムなどがある。ダムによって水資源を効率よく活用することができるようになった。しかし環境問題の視点から、ダム建設に伴う水没地域の人々に関わる問題や景観破壊、生態系への影響、建設による洪水災害の危険性、ダム湖の富栄養化や水質汚濁などが指摘され、反対する声も出ている。
●ビオトープ
本来はドイツ語で「生物空間」という意味。自然を保全したり復元したりする場合、森や河川をより生物が棲みやすくなるように、人工的に改良したり創り出したりするときに使われる。

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